遊戯王カードWiki - 《パラドックス・フュージョン》のバックアップ(No.38)

《パラドックス・フュージョン/Paradox Fusion》 †

カウンター罠
自分フィールド上に表側表示で存在する融合モンスター１体を
ゲームから除外して発動する。
魔法・罠カードの発動、モンスターの特殊召喚のどれかを無効にし破壊する。
発動後２回目の自分のエンドフェイズ時に、この効果を発動するために
除外したモンスターを表側攻撃表示でフィールド上に戻す。

　除外された融合モンスターはタイムラグがあるとはいえ戻ってくるので、実質ノーコストで無効化できる。
　特殊召喚ではなく「戻す」なので、帰還が不可能な特殊召喚モンスターでもフィールドに戻れる。
　特殊召喚にディスアドバンテージが付き物で、除去されると痛手になりやすい融合モンスターを守る手段になるだろう。
　特に《Ｅ・ＨＥＲＯアブソルートＺｅｒｏ》とは相性が良く、相手のカードを無効化すると同時に相手モンスターを一掃することが可能。
　また、《剣闘獣ガイザレス》を除外後、《闇次元の解放》で帰還させることで再び破壊効果を使うことも可能。

　だが、実質ノーコストとは言え融合モンスターが戻ってくるのはかなり遅く、戻ってくる頃には既に決着がついていたり必要なくなってしまう場面もある。
　単に除去から融合モンスターを守りたいだけなら《亜空間物質転送装置》でも良く、こちらの方が戻るのが早い分使いやすい。
　また、融合モンスターが必要になることから、事故要因にもなりやすいのも難点。
　このカードの発動を無効にされた場合、除外した融合モンスターが戻らない。

原作・アニメにおいて―
漫画版GXの「十代＆万丈目vsマッケンジー（トラゴエディア）」戦にて、このカードと類似した効果を持つ《エレメントの加護》が登場している。
基本的な効果は同じだが、除外対象がＥ・ＨＥＲＯに限定されている点、モンスターの特殊召喚は無効にできない点、除外したモンスターはそのターンのエンドフェイズに戻ってくる点などが異なっている。