*《パワー・ボンド/Power Bond》 [#n1fd48d3]
 通常魔法
 手札またはフィールド上から、
 融合モンスターカードによって決められたモンスターを墓地へ送り、
 機械族の融合モンスター１体を融合デッキから特殊召喚する。
 このカードによって特殊召喚したモンスターは、
 元々の攻撃力分だけ攻撃力がアップする。
 発動ターンのエンドフェイズ時、このカードを発動したプレイヤーは
 特殊召喚したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。
 （この特殊召喚は融合召喚扱いとする）

　[[CYBERNETIC REVOLUTION]]で登場した[[通常魔法]]。~
　[[機械族]][[融合モンスター]]専用の[[融合]]カード。~
　[[《リミッター解除》]]クラスの破壊力を付与する[[融合召喚]]カードだが、その代償も大きい。

　[[サーチ]]・[[サルベージ]]する手段が多い[[《融合》]]よりも安定性は劣るが、[[融合召喚]]した[[融合モンスター]]の[[攻撃力]]を倍にでき、切り札としての威力は上回る。~
　このカードで[[融合召喚]]した[[《古代の機械究極巨人》]][[《サイバー・エンド・ドラゴン》]][[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]]の[[攻撃]]が通れば、即時に[[デュエル]]を終わらせることもできる。~
　それ以外の[[機械族]][[融合モンスター]]を[[融合召喚]]する場合も、[[《リミッター解除》]]等との併用で一気に決着をつけることができる。~

　[[《サイバー・ドラゴン》]]と他の[[機械族]][[モンスター]]を[[融合]]する事で[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]を[[融合召喚]]できる。~
　[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]は[[融合素材]][[モンスター]]があまり限定されていないため、容易に[[融合召喚]]することができる。~
　[[《サイバー・ドラゴン》]]を含むたった２体の[[機械族]][[モンスター]]で[[融合]]しても、この[[カードの効果]]によって3200の[[攻撃力]]を獲得できる。~

　[[《サイバー・ドラゴン》]]同士の[[融合]]体が特に強力だが、[[《サイバー・ドラゴン》]]は[[制限カード]]となっている。~
　そのため、[[フィールド]]上で[[《サイバー・ドラゴン》]]として扱う[[《プロト・サイバー・ドラゴン》]]やそれを[[サーチ]]できる[[《シャインエンジェル》]]等で[[融合]]を補助したい。~
　[[《融合呪印生物−光》]]の[[起動効果]]によって[[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]する[[コンボ]]と併用する事で、より安定性を増す事もできる。~
　[[《ガトリング・ドラゴン》]]を[[召喚]]しても[[１ターンキル]]は狙いにくいが、そこから[[《融合解除》]]に繋げるのも強力である。~

　[[融合召喚]]対象の[[攻撃力]]が上がるほど[[エンドフェイズ]]に受ける[[ダメージ]]が増え、リスクが高くなる。~
　そのため、[[融合召喚]]する[[モンスター]]の[[レベル]]が高くなればなるほど速攻で勝負を掛けなければならなくなる。~
　元々の[[攻撃力]]が4000の[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]を[[融合召喚]]する場合、終盤ではその[[ダメージ]]のために敗北することもありうる。~
　確実に決めるためにも、[[《大嵐》]][[《ハリケーン》]][[《サイクロン》]][[《砂塵の大竜巻》]]等で[[相手]]の[[魔法・罠カード]]を[[フィールド]]から消去しておきたい。~
　特に、[[《魔法の筒》]]で跳ね返されると、リスク[[ダメージ]]も相まってそのまま敗北しかねないため、最低でもこの[[カード]]への対処法は用意したい。~
　[[《サイバー・ジラフ》]][[《デス・ウォンバット》]][[《ピケルの魔法陣》]]でリスクを回避、[[《レインボー・ライフ》]][[《マテリアルドラゴン》]]でリスクを逆用できる。~

-ボンド(bond)という言葉には「接着剤」「結合」「絆」「債券」等の意味がある。~
英語の通常の解釈、カード効果からボンドは「債券」としての意味を持つものと考えられるが、一方でイラストが溶接しているように見えるから強力溶接という意味ではないかという解釈もある。

-[[融合モンスター]]が[[機械族]]であれば[[機械族]][[モンスター]]を一切含まない組み合わせでも[[融合]]できる。~
もっともそんな例は[[《ＤＮＡ改造手術》]]を使用するか[[融合素材代用モンスター]]を利用して[[《メタル・ドラゴン》]]や[[《メカ・ザウルス》]]を[[融合]]する場合くらい。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおいて、丸藤兄弟が持つカード。~
翔がこのカードに関する愚行を起こしたことから、彼自身の物語は始まった。~
その問題を乗り越えた後は兄弟を象徴するカードとなり、二人の重要な局面において使用されている。~
３期では翔に[[デュエル]]の出番が無いことも影響し、出番は激減している。~
//異世界編においては、ヘルカイザー亮が[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]の[[召喚]]に使用し、[[《デビルドーザー》]]を倒している。ただし使用しなくても十分勝てたはずである。~
//５枚ドローしたカードの中でやってるから別におかしくない
「ヘルカイザー亮vsヨハン（[[ユベル>《ユベル》]]）」戦では亮が命を賭して使用した。~
その時亮は「俺の信じる究極の[[融合]]カード」と明言している。~
４期目においては「丸藤翔vs猪爪」戦で翔が使用した。~
[[《次元融合》]]によって[[フィールド]]に揃えた３種の[[サイバー・ダーク]]を[[《鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン》]]へと[[融合]]し[[デュエル]]の決着をつけた。~
~
また、[[《融合解除》]]によって[[ダメージ]]の[[デメリット]]を回避する場面もあったが、OCGでは不可能である。~
アニメでは、「この[[カード]]によって[[融合]][[召喚]]された[[モンスター]]が[[エンドフェイズ]]時に[[フィールド]]上に存在している場合」という条件があったため可能だった。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]では、[[融合モンスター]]が使用可能となった第５弾からカイザー亮が使用してきて、専用ボイスも用意されている。~
[[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]]を[[融合召喚]]してくるが、戦闘[[ダメージ]]もリスク[[ダメージ]]も大きくなるので、初期[[ライフ]]が4000ポイントしかないスピードデュエルにおいては諸刃の剣である。~

**関連カード [#r1765374]
-[[《融合》]]

-[[《リミッター解除》]]

-[[《ＨＥＲＯ’Ｓ ボンド》]] 
-[[《ボンディング−Ｈ２Ｏ》]]

―このカードで[[融合召喚]]できる[[機械族]]の[[融合モンスター]]
-[[効果]]付き[[融合モンスター]]
--[[《古代の機械究極巨人》]]
--[[《サイバー・エンド・ドラゴン》]]
--[[《スーパービークロイド−ステルス・ユニオン》]]
--[[《スーパービークロイド−ジャンボドリル》]]
--[[《サイバー・ツイン・ドラゴン》]]
--[[《ガトリング・ドラゴン》]]
--[[《サイバー・オーガ・２》]]
--[[《レスキューキューロイド》]]
--[[《レアメタル・ナイト》]]
--[[《レアメタル・ヴァルキリー》]]
--[[《鎧黒竜−サイバー・ダーク・ドラゴン》]]
--[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]
--[[《ユーフォロイド・ファイター》]]

-[[効果]]無し[[融合モンスター]]
--[[《迷宮の魔戦車》]]
--[[《スチームジャイロイド》]]
--[[《メタル・ドラゴン》]]
--[[《メカ・ザウルス》]]

**このカードを使用する代表的な[[デッキ]] [#mee5fa04]
-[[【サイバー・ドラゴン】]]

**収録パック等 [#zce894bd]
-[[デュエリストパック−ヘルカイザー編−]] DP04-JP020 &size(10){[[Rare]]};
-[[EXPERT EDITION Volume.4]] EE04-JP037 &size(10){[[Super]]};
-[[CYBERNETIC REVOLUTION]] CRV-JP037 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};

**FAQ [#t8772f08]
Ｑ：この[[カードの効果]]を[[《光の追放者》]]の[[効果]]適用時に[[発動]]する事ができますか。~
Ａ：はい。[[発動]]する事ができます。(05/05/26)

Ｑ：このカードの[[ダメージ]]を与える[[効果]]は[[チェーン]]に乗りますか。~
Ａ：いいえ。[[チェーン]]に乗りません。(05/05/26)

Ｑ：このカードの[[ダメージ]]を与える[[効果]]に[[《地獄の扉越し銃》]]を[[発動]]できますか。~
Ａ：いいえ。[[チェーン]]に乗らないため[[発動]]できません。

Ｑ：この[[カードの効果]]で[[融合召喚]]した[[融合モンスター]]を[[裏側表示]]にしてから[[表側表示]]にしたり、ゲームから[[除外]]してから[[フィールド]]上に戻したりした場合、その[[融合モンスター]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか。~
Ａ：その[[融合モンスター]]に書かれている[[元々の攻撃力>元々の攻撃力（守備力）]]になります。(05/06/02)

Ｑ：この[[カードの効果]]処理時に[[融合素材代用モンスター]]を[[墓地に送る]]事ができますか？~
Ａ：はい、[[墓地に送る]]事ができます。

Ｑ：[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]や[[《ユーフォロイド・ファイター》]]のような[[攻撃力]]・[[守備力]]が？の[[モンスター]]も《パワー・ボンド》で[[召喚]]できるようですが、その[[攻撃力]]や、[[ダメージ]]はどうなるのですか？~
Ａ：いずれの[[モンスター]]も、[[元々の攻撃力>元々の攻撃力（守備力）]]を決定する[[効果]]なので、その計算後の値を[[元々の攻撃力>元々の攻撃力（守備力）]]としてその分だけアップします。~
　[[ダメージ]]もその数値を受けることになります。

Ｑ：《パワー・ボンド》で[[融合召喚]]した[[モンスター]]が[[フィールド]]からいなくなったり、[[裏側守備表示]]になれば[[エンドフェイズ]]の[[ダメージ]]は受けませんか？~
Ａ：いいえ、受けます。~
　　[[モンスター]]を[[融合召喚]]したときに[[ダメージ]]を受けることが確定し受ける[[ダメージ]]もこの時に決定します。~

Ｑ：《パワー・ボンド》で[[融合召喚]]した[[モンスター]]に[[《巨大化》]]や[[《収縮》]]を[[発動]]したらどうなりますか？~
Ａ：[[調整中]](07/12/24)

Ｑ：[[《Ｄ−ＨＥＲＯ ダイヤモンドガイ》]]で[[墓地]]に落とした《パワー・ボンド》を[[発動]]することができ、この[[効果]]を[[発動]]した場合、[[エンドフェイズ]]に[[ダメージ]]を受けますか？~
Ａ：[[発動]]することは出来ます。~
　　しかし、この場合《パワー・ボンド》の[[カードの発動]]がされたわけではないので[[ダメージ]]は受けません。(08/07/23)

Ｑ：[[《スキルドレイン》]][[発動]]中に｢[[攻撃力]]2400になるはずの[[《キメラテック・オーバー・ドラゴン》]]｣を[[融合召喚]]した場合、[[ダメージ]]を受けますか？~
Ａ：2400[[ダメージ]]を受けます。(08/09/23)