《ビッグ・シールド・ガードナー/Big Shield Gardna》 †
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻 100/守2600
裏側表示のこのモンスター1体を対象とする魔法カードの発動を無効にする。
その時、このカードは表側守備表示になる。
攻撃を受けた場合、ダメージステップ終了時に攻撃表示になる。
ゲーム付属カードで登場した、高い守備力と裏側表示なら魔法カードを無効にする能力を持つ下級モンスター。
守備力2600は、レベル4モンスターでは《D−HERO ディフェンドガイ》に次ぐ値。
しかし、攻撃されると攻撃表示になってしまうデメリットから、単体では壁役としては不安定。
その一方、メリットは中々強力であり、《シールドクラッシュ》や《抹殺の使徒》を防げるため使用者も少なくない。
また、守備表示で居続けられる《レベル制限B地区》、一体しか攻撃できない《暗黒の扉》とのコンボは強力。
その中でも相性が最もよいのは《スキルドレイン》だろうか。
裏側守備表示のときには《スキルドレイン》の影響を受けずに効果を適用できる。
さらに、表側守備表示になったときは《スキルドレイン》の影響を受けて攻撃表示に変更されなくなる。
その高い守備力を活かし、強力な壁としてフィールドに存在することができる。
隙をみて《ウェポンチェンジ》で高い守備力を攻撃力に変更する事もできる。
他方で《死のマジック・ボックス》《異次元隔離マシーン》(2体を対象としている)、《ブレイズ・キャノン》(魔法カードの発動ではなく効果の発動)、《強制転移》(対象にとる効果ではない)などには発動しない。
- 分かりにくいのだが、イラスト違いカードがある。
「目が黒く、肩が滑らか」なイラスト(G5-02)と「目が赤く、肩がムキムキ」なイラスト(DL1-136)が存在する。
- 英語名は、「ガードナー」は「Gardna」。
少し変だが、英語には「ガードナー」で「守護者」を意味する単語がないのだからしかたがない。
そもそも「ガードナー」が守護者を表す言葉として日本の辞書には存在しない、いわばゲーム業界等の造語である為、載っていたとしても庭師(Gardener)を表すものしかない。
近いのは「ガードするもの」という意味の「Guarder(ガーダー)」か。
「ガードナー」に拘ると、「Gardner」で人名になってしまう。
このカードの名に引っ張られたのか、他の「ガードナー」と名につくカードの多くも英語名が少し変である。
(《ミドル・シールド・ガードナー》《サイバー・シャドー・ガードナー》《ネクロ・ガードナー》《サンライズ・ガードナー》)
なお、《マジック・ガードナー》は英語版で上手く命名されている。
- 原作・アニメにおいて―
原作での初登場は、「バトルシティ編」における「闇遊戯vsパンドラ」戦。
以後、闇遊戯のデッキの守りの要として度々召喚されて、《オシリスの天空竜》の効果に耐えたりと中々に活躍している。
原作では通常モンスターであり、実物のようなメリットがなかったものの、表示形式が変わるデメリットがない分には扱いやすかったため、十分に壁と成りうる守備力の高さからデッキに投入されていた。
その後のアニメ版では、OCGの性能に修正されている。
「戦いの儀」で《デーモンの召喚》の攻撃を受けて攻撃表示になり《カース・オブ・ドラゴン》に倒されてライフを削られた。
144話では、公園でデュエルディスクを使用してデュエルする子供が使用している。
また、遊戯王162話では《狂戦士の魂》の効果により捨てられているのが確認できる。
- アニメGXでは「十代vs大原・小原」戦において、小原にプレイングの指示を仰ぐ大原が、《五分ゴブリン》の召喚コストとして手札から捨てているのが確認できる。
また、使い捨てキャラクターがこれを使用してくる。
第1話の三沢の対戦相手や、ジェネックス開催の時のティラノ剣山の相手も、大山も使っている。
- コナミのゲーム作品において―
DM7によると「はるか昔百万もの大軍を防いだといわれる伝説の盾」と書いてあり、盾を使っている本人のことはまったく書かれていない。
関連カード †
収録パック等 †
FAQ †
Q:《スキルドレイン》発動下、裏側守備表示の《ビッグ・シールド・ガードナー》に、《シールドクラッシュ》や《抹殺の使徒》を使った場合どうなりますか?
A:裏側表示の効果モンスターの効果を《スキルドレイン》は無効化しません。
これらの魔法カードによる効果を無効にし、その後で《ビッグ・シールド・ガードナー》を表側表示にします。