《ファラオの審判(しんぱん)/Judgment of the Pharaoh》

通常罠
ライフポイントを半分払う。以下の条件が当てはまり、
適用できる効果を選択して発動する。 
●自分の墓地に「友情 YU−JYO」が存在する場合、
相手プレイヤーはターン終了時まで
モンスターのセット・召喚・反転召喚・特殊召喚・
効果モンスターの効果発動ができなくなる。
●自分の墓地に「結束 UNITY」が存在する場合、
ターン終了時まで相手フィールド上の魔法・罠の効果を無効にし、
さらに相手プレイヤーは魔法・罠の発動・セットができなくなる。

 遊☆戯☆王 第31巻 付属カードで登場した通常罠
 発動コストライフの半分、発動条件《友情 YU−JYO》《結束 UNITY》が1枚以上墓地に存在すること。
 効果発動時墓地に存在する《友情 YU−JYO》《結束 UNITY》確認し、効果を選択するが対象をとる効果ではない。
 効果解決時にその選択した効果に必要なカードが墓地に無ければ不発となる。

 特定のカードが墓地になければならず、ライフコストは莫大。
 普通にプレイしていて《友情 YU−JYO》《結束 UNITY》墓地に準備するのは難しい。
 発動条件の満たし方としては、《マジカルシルクハット》でそれらを墓地へ送るのも有効。
 単体で力量のある《結束 UNITY》ならば、最初から採用の余地がある【アステカ】辺りで採用できるだろう。

 前半の《友情 YU−JYO》効果はそこそこ有用なものの、大抵は《絶対不可侵領域》で事足りる。
 モンスター効果の発動を事前に察知すれば、抑止力になり得るか。
 なお、どの行為も無効にすることはできず、事前の発動は前提である。
 一応《死者蘇生》等のチェーンブロックを組む特殊召喚は、それに対しチェーン発動することで不発にできるが、その場合は後半の効果を選んだ方が付属効果も付くため、そちらが有効なのは言うまでもない。
 よって《ダーク・シムルグ》等を使用される気配でも感じない限り、早めの判断が必要。
 また、発動を制限するだけで永続効果には無力なので、特殊召喚そのものを封じれるように、やはり早めに発動したい。

 後半の《結束 UNITY》効果《神の宣告》《大寒波》を足したような効果である。
 こちらも魔法・罠カードの発動無効にできず効果を無効にするため、永続カードの場合は場に残る。
 抑制は魔法・罠カードの発動セットにまで及ぶため、こちらも早めの判断が必要。

 どちらの効果も基本的には早めに発動したいが、相手に合わせて発動することで両者共にアドバンテージを狙える場面もある。
 そのため、使う場面や選ぶ効果等、このカード使用するには経験を積んだ見極めが重要となる。

 《アスワンの亡霊》コンボすれば凄まじいロック能力を発揮するので【パーミッション】でアクセントとして採用するのも面白い。
 とはいえ、《友情 YU−JYO》《結束 UNITY》を採用しなければならない時点でデッキにかなりのデッドスペースを作るリスクはある。

 どちらの効果も強力なものの、大きく網羅しているようで穴がある。
 また、どちらにせよ片方しか使えない点が惜しい。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:対象をとる効果ですか?
A:いいえ、対象にとりません。(08/04/23)

Q:効果解決時、選択した効果に必要な《友情 YU−JYO》《結束 UNITY》墓地に存在しない場合も効果は有効ですか?
A:不発になります。(08/04/23)

Q:《友情 YU−JYO》《結束 UNITY》が両方墓地にある場合、 効果を2つ選択することはできますか?
A:選択できる効果は1つのみになります。(09/01/12)