*《フォース/Riryoku》 [#x9ae1f73]
 通常魔法
 フィールド上に表側表示で存在するモンスター2体を選択して発動できる。
 エンドフェイズ時まで、選択したモンスター1体の攻撃力を半分にし、
 その数値分もう1体のモンスターの攻撃力をアップする。

 [[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 付属カード>ゲーム付属カード#o878a9f8]]で登場した[[通常魔法]]。~
 2体の[[モンスター]]を[[対象]]に[[発動]]し、片方の[[攻撃力]]の半分を、もう片方の[[攻撃力]]に上乗せする[[効果]]を持つ。~

 [[《収縮》]]とは違い、[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]ではなく、現在の[[攻撃力]]をそのまま半分にして他の[[モンスター]]に付与するので、実質「[[相手]]の[[モンスター]]1体の[[攻撃力]]を0にする」ことと同じ[[効果]]が見込める。~
 [[《KA−2 デス・シザース》]]・[[《ビクトリー・バイパー XX03》]]等、[[ステータス]]は低めながら[[戦闘破壊]]を[[トリガー]]とする[[モンスター]]とは、相性が良い。~
 [[全体攻撃]]・[[2回攻撃]]の[[効果]]を持つ[[モンスター]]に対して使えば、第2打以降も高い[[攻撃力]]のままで[[攻撃]]できる。~
 特に、[[戦闘破壊]]を[[トリガー]]とする事の多い[[連続攻撃]]能力とは、相性抜群である。~
 ただし、1[[ターン]]限りの[[効果]]なので、[[攻撃]]が通らなかった場合は無駄撃ちになるといったリスクも高い。~

 現在ではより使いやすい[[カード]]が多い為に、決して[[汎用性]]が高いとは言いがたい[[カード]]である。~
 [[ダメージステップ]]中に[[発動]]できる[[《収縮》]]・[[《鎖付き爆弾》]]等ならば、無駄撃ちになる事も少なく、[[相手]][[ターン]]での防御にも用いる事もできる。~
 [[攻撃力]]増減の[[効果]]なら、[[《巨大化》]]・[[《団結の力》]]等の[[装備魔法]]や、[[種族]]限定だが[[《リミッター解除》]]・[[《野性解放》]]等の方が[[フィールド]]の状況に左右されない。~
 完全に[[相手]]依存の[[効果]]の為、[[相手]]の[[ステータス]]によっては、これら[[カード]]の増減をまともに上回れない場合が非常に多い。~
 そもそも、[[攻撃力]]の高い[[モンスター]]を倒したいだけならば、[[《地砕き》]]・[[《地割れ》]]等で[[除去]]する方が効率が良い。~
 先に挙げた様な特徴を生かした戦い方をしてこそ、この[[カード]]の存在意義があると言えよう。~

-2体選択する[[効果]]は、いずれも[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]である。~
[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を半分にできない場合は、[[自分]]の[[モンスター]]の[[攻撃力]]も上がらない。~
ただし、[[効果]][[適用]]後、片方の[[モンスター]]が消滅しても、増減は[[ターン]]終了時まで続く。~

-[[攻撃力]]の増強と減少を同時に行う珍しい[[カード]]なので、様々な[[コンボ]]が考えられる。~
例えば、[[自分]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を下げる事で、[[《平和の使者》]]をすり抜けて[[攻撃]]する事ができる。~
[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を上げて、[[《アマゾネスの剣士》]]で特攻しても大[[ダメージ]]が見込める。~
[[《ヘル・テンペスト》]]の[[発動]]を補助するのも良いだろう。~

-「[[自分]][[ターン]]のみ[[戦闘]]に強くなる」という似たような特徴を持つ[[カード]]に、[[《メタル化・魔法反射装甲》]]がある。~
あちらは、[[《サイクロン》]]・[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]等で[[無効]]化されるが、使い減りしない上に、僅かながら[[攻撃力]]も上がる。~
こちらは、[[相手]]が[[対象をとる(指定する)効果]]・[[魔法カード]]等に[[耐性]]を持っていると[[無効]]化されるが、より[[攻撃力]]の高い[[相手]]まで対処でき、[[相手]][[プレイヤー]]に与える[[ダメージ]]が大きい。~

-ちなみに、[[《オプション》]]の[[攻撃力]]を半分にして[[《超時空戦闘機ビック・バイパー》]]の[[攻撃力]]を増強した場合、結果的に双方の[[攻撃力]]が上昇する。~

-登場直後の[[2001/01/15>禁止・制限カード/2001年1月15日]]で[[準制限カード]]になり、[[2003/04/10>禁止・制限カード/2003年4月10日]]に[[制限解除]]された。~
悪くはない[[ステータス]]強化[[カード]]だが、[[《団結の力》]]等の[[装備魔法]]が優先され、実際は採用率は低かった。~
悪くはない[[ステータス]][[強化]][[カード]]だが、[[《団結の力》]]等の[[装備魔法]]が優先され、実際は採用率は低かった。~
--かつて規制されていたためか、[[GOLD SERIES 2011]]に収録されていた。~

-「フォース(Force)」とは、「力」という意味である。~
同じ「力」を意味する単語として「Power」があるが、あちらが「体力」・「知力」といった「具体的な力」を指すのに対して、こちらは「精神力」・「理力」といった「概念的な力」を指す。~
ちなみに、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]の攻撃名には、「Power」と「Force」の両方が使用されている。~
ちなみに、[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]の[[攻撃]]名には、「Power」と「Force」の両方が使用されている。~

--「フォース」といえば、映画「スター・ウォーズ」シリーズに登場する超能力が有名だが、シリーズ第1作が日本で公開された際には、「フォース」は「理力」と訳されていた。~
[[英語名]]「Riryoku」は、ここに由来していると思われる。~

-原作・アニメにおいて―~
「決闘者王国」編の「遊戯&城之内vs迷宮兄弟」戦にて、迷宮兄弟・弟が使用。~
原作では、「[[攻撃]]を放棄する代わりに、[[相手]]の[[ライフポイント]]を半分にし、その数値分だけ[[自分]]の[[モンスター]]1体の[[攻撃力]]をアップする」という、強力極まりない[[効果]]であった。~
[[相手]]が2人なら、1体を合計分、または2体を[[強化]]できた。~
迷宮兄弟・弟はこれで[[《ゲート・ガーディアン》]]をパワーアップさせた。~
しかし、後に城之内が[[《ものマネ幻想師》]]でこの[[カード]]をコピーして使用され、思わぬしっぺ返しを受けている。~
--この[[カード]]のことを、「幻の究極のレア[[魔法カード]]」と闇遊戯が発言している。~
たしかに原作の[[カード]]の[[効果]]は強力すぎるので、納得できる[[レアリティ]]である。~
--アニメZEXALのワールド[[デュエル]]カーニバル決勝大会において、ゴーシュが使用。~
この時は、OCGと同様の[[効果]]となっており、対戦[[相手]]の[[《ブラッドストーム》]]の[[攻撃力]]を半分にし、[[《H・C スパルタス》]]を[[強化]]した。~
ちなみに、この[[カード]]は[[戦闘]]関連の[[効果]]を持つ[[ヒロイック]]との相性は良い。~

-コナミのゲーム作品において―~
真DM2においては、原作そのままの[[効果]]であり、ゲーム中最強の[[カード]]([[装備魔法]]である点が原作と異なる)となっている。~
ゲーム内では入手できない[[カード]]だが、[[ディスティニードロー]]で引くか、[[《エクスチェンジ》]]等で[[相手]]の[[カード]]を奪う事で使用できるようになる。~


**関連カード [#h70617d8]
-[[《巨大化》]]
-[[《収縮》]]

-[[《メタル化・魔法反射装甲》]]

-[[《オネスト》]]

-[[《E・HERO ガイア》]]
-[[《No.96 ブラック・ミスト》]]
-[[《サイバー・オーガ・2》]]

-[[アルカナフォース]]
-[[《マシンナーズ・フォース》]]
-[[《フォース・リゾネーター》]]

-[[《インフェルニティ・フォース》]]
-[[《竜魂の力》]]
-[[《ネオス・フォース》]]
-[[《フォース・リリース》]]
-[[《スピリット・フォース》]]

-[[《邪悪なるバリア −ダーク・フォース−》]]
-[[《聖なるバリア −ミラーフォース−》]]
-[[《閃光のバリア −シャイニング・フォース−》]]
-[[《白銀のバリア−シルバーフォース−》]]
-[[《フォースフィールド》]]

**収録パック等 [#q73a24e1]
-[[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 海馬デッキ 付属カード>ゲーム付属カード#o878a9f8]] G4-08 &size(10){[[Ultra]]};
-[[ストラクチャーデッキ−恐竜の鼓動−]] SD09-JP021
-[[ストラクチャーデッキ−巨竜の復活−]] SD13-JP028
-[[DUEL TERMINAL −ワームの侵攻!!−]] DT02-JP042
-[[GOLD SERIES 2011]] GS03-JP014 &size(10){([[Gold]])};
-[[THE GOLD BOX]] GDB1-JP054 &size(10){[[Gold]]};

**FAQ [#q565f693]
Q:[[《コマンド・ナイト》]]を半減[[対象]]に[[効果]]を[[発動]]した場合は、[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:800ポイントになります。(10/08/09)

Q:[[《邪神アバター》]]を半減[[対象]]に[[効果]]を[[発動]]した場合は、[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:効果処理後に[[《邪神アバター》]]自身の[[効果]]が[[適用]]される為、結果的に、[[《邪神アバター》]]の[[攻撃力]]は、[[《邪神アバター》]]以外で[[攻撃力]]が一番高い[[モンスター]]の[[攻撃力]]+100ポイントの数値になります。(12/07/19)
//A:最高[[攻撃力]]+100の値の半分になり、すぐ最高攻撃力+100に戻ります。
//  [[自分]]のモンスターの[[攻撃力]]は[[効果解決時]]の[[《邪神アバター》]]の[[攻撃力]]の半分アップします。(10/09/17)

Q:この[[効果]]で[[攻撃力]]が半分になった[[モンスター]]に[[《進化する人類》]]を装備させた場合は、その[[モンスター]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:2400(1000)になり、[[エンドフェイズ]]以後もそのままです。(10/08/09)

Q:[[リリース]]なしで[[召喚]]した[[《神獣王バルバロス》]]の[[攻撃力]]をこの[[効果]]で半分にし、その後、[[《スキルドレイン》]]が[[発動]]した場合は、[[《神獣王バルバロス》]]の[[攻撃力]]はいくつになりますか?~
A:その場合であっても、[[《神獣王バルバロス》]]の[[攻撃力]]は950のままとなります。(12/07/19)
//A:1500ポイントになります。(10/09/17)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。