《フライングマンティス/Flying Kamakiri #2》

通常モンスター
星4/風属性/昆虫族/攻1500/守 800
飛行能力を持ったカマキリ。昆虫が大好物。

 Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した風属性昆虫族下級モンスター
 通常モンスターだが、《共鳴虫》《ゴキポン》等でサーチできる範囲で最大の攻撃力を持つ。

 効果を持っておらず、攻守ともに今一つの値でありながら、未だに一部の昆虫デッキには第一線で投入されることがある。
 具体的には《大樹海》《ドラゴンフライ》を使用し、アルティメット・インセクトを使わないタイプの【昆虫族】である。
 このデッキでは《ドラゴンフライ》戦闘破壊された際に《大樹海》で星4昆虫族サーチすることでアドバンテージを稼ぐのが重要な戦術の一つ。
 しかし、風属性昆虫族は少なく、《ドラゴンフライ》3体をデッキから出し終えた後に続くモンスターがいない。
 《ドラゴンフライ》から特殊召喚でき、破壊された際に《大樹海》で星4昆虫族を呼べるカードはこのカードと《キラー・ビー》のみ。
 両者とも通常モンスターであり、攻撃力で勝るこのカードが条件を満たすカードの中で、最も有用となっている。

 このカードは昆虫族なので《インフェルニティ・ビートル》と共に《地底のアラクネー》シンクロ素材にすることができ、墓地に落ちても《デビルドーザー》《ライヤー・ワイヤー》コストになる。
 単体では何の特徴も無いバニラでありながら、他のカードとのシナジーの高さだけで突如利用価値が発生した珍しいカードである。
 今後このカードと同じ条件を満たす効果モンスターが登場すれば、このカードは元通り利用価値のないカードの一枚に戻ってゆくだろう。

関連カード

―カマキリのモンスター

収録パック等