通常モンスター 星4/風属性/昆虫族/攻1500/守 800 飛行能力を持ったカマキリ。昆虫が大好物。
Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した風属性・昆虫族の下級モンスター。
通常モンスターだが、《共鳴虫》・《ゴキポン》等でサーチできる範囲で最大の攻撃力を持つ。
効果を持っておらず、攻守ともに今一つの値でありながら、未だに一部の昆虫デッキには第一線で投入されることがある。
具体的には《大樹海》と《ドラゴンフライ》を使用し、アルティメット・インセクトを使わないタイプの【昆虫族】である。
このデッキでは《ドラゴンフライ》が戦闘で破壊された際に《大樹海》で星4昆虫族をサーチすることでアドバンテージを稼ぐのが重要な戦術の一つ。
しかし、風属性の昆虫族は少なく、《ドラゴンフライ》3体をデッキから出し終えた後に続くモンスターがいない。
《ドラゴンフライ》から特殊召喚でき、破壊された際に《大樹海》でサーチできる星4昆虫族はこのカードと《キラー・ビー》のみ。
両者とも通常モンスターであり、攻撃力で勝るこのカードが条件を満たすカードの中で、最も有用となっている。
このカードは昆虫族なので《インフェルニティ・ビートル》と共に《地底のアラクネー》のシンクロ素材にすることができ、墓地に落ちても《デビルドーザー》や《ライヤー・ワイヤー》のコストになる。
単体では何の特徴も無いバニラでありながら、他のカードとのシナジーの高さだけで突如利用価値が発生した珍しいカードである。
今後このカードと同じ条件を満たす効果モンスターが登場すれば、このカードは元通り利用価値のないカードの一枚に戻ってゆくだろう。
―カマキリのモンスター