《フレイム・ケルベロス/Flame Cerebrus》 †
通常モンスター
星6/炎属性/炎族/攻2100/守1800
全身が炎に包まれた魔獣。相手を地獄の炎で処刑する。
初期に登場した数少ない炎族の実践的なモンスター。
当時の炎族は、大多数が1000にも満たない弱小モンスターばかりであったため、その中で攻撃力2100はかなり高かった。
生け贄1体での攻撃力としては、今でこそ見劣りするが決して低くはなく、当時このカードの世話になったデュエリストは少なくはないだろう。
- 神話・伝承において―
ギリシャ神話に登場する地獄の番犬であり、ゼウスをも苦しめた強力な怪物テュポンと半人半蛇の怪物エキドナの息子に当たる。
3つの頭を持つ番犬で、首の周りには蛇が生えている。また尻尾も蛇に似ている。
基本はやはり犬型だが、カラスの姿を借りることも有るという。
冥界へ死者が入るときは喜んで通すが、出るときは激しく吠え掛かる。
侵入者は見逃さず不審な者は片っ端から捕らえるが、オルフェウスが来たときには琴の音を聞いておとなしくなり、彼を通している。
またヘラクレス(《剣闘獣ヘラクレイノス》参照)に科せられた試練に於ける12番目の難行により、捕獲されて地上へ連れて行かれたことがある。
恐ろしい外見だが、実は芸術に造詣が深く知識もあると言われており、地獄での地位は門番であるにもかかわらずかなり高いという。
ヨーロッパの悪魔学者ヴァイヤーは、ケルベロスを「悪魔の貴族」と評している。
- コナミのゲーム作品において―
OCG以前のゲームでは獣族と炎族を適当に組み合わせるだけでお手軽に作れる。
素材モンスターが弱くても大丈夫なので序盤から活躍する。
炎族、森魔族という相反する組み合わせである。
関連カード †
―ケルベロスのモンスター
収録パック等 †