遊戯王カードWiki - 《フレンドリーファイア》のバックアップ(No.2)

《フレンドリーファイア》 †

通常罠
(1)：相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
そのカード以外のフィールドのカード１枚を対象として発動できる。
対象のカードを破壊する。

　相手の効果の発動をトリガーとしており、受動的な発動条件ではあるが満たすのは難しくない。
　このカードの除去を狙われたとしても、それにチェーンして発動できるので、様子を見る際にブラフとしてセットするのにも適したカードである。
　基本的には相手のカードを除去する事になるだろうが、破壊をトリガーとする効果のために自分のカードを破壊する手もある。

　ただし、トリガーとなった効果を無効にするわけではなく、そのカードは対象にできない。
　特に永続系のカードに関しては、効果の発動にチェーンしてそれを除去し不発にするというプレイングができない事は念頭に置いておきたい。
　他にも、効果を発動したカード以外のカードが相手フィールドに存在しないと、発動しても自分フィールドのカードしか破壊できないという難点もある。
　とはいえ、フィールドに複数のカードが並ぶのは珍しくもなく、この点で困る場面はそう多くないだろう。

　ライバルは同じ通常罠の《サンダー・ブレイク》か。
　あちらは手札コストがあるもののフリーチェーンのカードであり、このカードでは処理できない永続系カードの効果の発動にも対応できる。
　採用するデッキとの相性や好みによって使い分けていくといいだろう。

上記の通り、発動トリガーとなった（＝このカードの直前のチェーンブロックの）カードは対象にできない。
そのため、同時に複数のカードが発動した場合、最後に発動する効果を永続系のカードにする事で、このカードに除去される心配なくその永続系のカードの効果を処理できる。

「フレンドリーファイア(Friendly Fire)」とは、自らの味方に故意または過失で攻撃してしまうこと、俗に言う同士討ちを意味する。
元々は戦争用語であるが、近年ではFPSなどのオンラインゲームにおける味方への誤射を意味するスラングとして使われている。
遊戯王Ｒでは同じ意味を持つ《ブルー・オン・ブルー》が登場している。
効果を考えると、相手が発動した効果が別のカードに飛び火して破壊するというイメージか。