《ブラキオレイドス/Bracchio-Raidus》 †
融合モンスター
星6/水属性/恐竜族/攻2200/守2000
「二頭を持つキング・レックス」+「屍を貪る竜」
BOOSTER5で登場した水属性・恐竜族の融合モンスター。
融合素材は《二頭を持つキング・レックス》と《屍を貪る竜》。
融合モンスターでありながら攻撃力は上級モンスターの標準値2400にも達していない。
加えて、融合素材となる2体のモンスターも攻撃力1600と半端で戦闘破壊されやすい。
レベル6なので《簡易融合》で特殊召喚できないのも辛く、何らかの差別化をしなければ《始祖竜ワイアーム》に劣ってしまう。
融合素材の《二頭を持つキング・レックス》と《屍を貪る竜》はレベル4の恐竜族なので、《レスキューラビット》でリクルートし、《エヴォルカイザー・ラギア》のエクシーズ召喚に利用できる。
エクシーズ素材として墓地へ送られた後に《闇の量産工場》でサルベージすれば《融合》も容易である。
融合召喚した後は、同じく《レスキューラビット》から展開できる《ダイガスタ・エメラル》によって蘇生も可能となる。
しかし、融合召喚しても同じ水属性・恐竜族の《フロストザウルス》より攻撃力に劣るので、恐竜族の通常モンスターや《融合》を活かしたい場合でも使いづらいことに変わりはない。
変わった方法では、《チェーン・マテリアル》と《フュージョン・ゲート》を利用すれば、このカードを3体融合召喚しつつ、恐竜族モンスターを6体除外することができる。
《ディノインフィニティ》の攻撃力を大幅に上昇させられる上、融合召喚したこのカード自体も《エヴォルカイザー・ソルデ》のエクシーズ素材にできる。
他の恐竜族モンスターとの差別化やコンボの有効性を考慮しても、こちらの戦術を軸にした方が強力かもしれない。
- イラストの元ネタは「雷竜」と呼ばれる大型の草食恐竜。
名前の元ネタである「ブラキオサウルス」もその一種であり、ほぼ全身骨格が発見されている恐竜の中では全長約25メートル、推定体重は80トン近くにもなるという最大級の大きさを持つ。
本来ブラキオサウルスとは「前足が長いトカゲ」という意味なのだが、このモンスターの前足は長くない。
どんな姿かは関係なく、単に有名な雷竜の名前を使用したのだろうか。
- かつて竜脚類(雷竜)はその巨体と頭部の小ささから、「ばかでのろまな弱い生物」の烙印を押されていた。
現在では恐竜の研究が進み、この巨体こそが身を守る最大の武器である事が知られている。
- ブラキオ「レイドス」という名称は、スクウェア・エニックスのゲーム「ファイナルファンタジー」シリーズに登場する同名の有名なモンスターから取られたものだろう。
複数のFFシリーズ作品に登場するブラキオレイドスだが、初登場したファイナルファンタジー6ではこのモンスター同様典型的な雷竜の姿であった。
- 肉食恐竜2体が融合すると、草食恐竜になってしまった。
また融合素材は2体とも地属性だが、何故かこちらは水属性。
かつての「大型草食恐竜は自分の体重を支えるために水中生活をしていた」という説に習ったのかもしれない。
現在では水圧で呼吸ができなくなるためこの説は疑問視されている。
- コナミのゲーム作品において―
DMシリーズでは通常召喚可能な通常モンスターとして登場し、オリジナルのテキストが存在する。
「とても大きな恐竜 足元で動くものを踏みつける」と書かれている。
- DMシリーズでは他の多くの恐竜族と同様に土魔族で登場しており、「水」の要素は失われてしまっている。
またDM3までのDMシリーズや真DMでは、土魔族(真DMでは第一守護星:天王星)で最高の攻撃力を持つモンスターであり、土魔族の貧弱さが伺える。
関連カード †
―融合素材
―《ブラキオレイドス》の姿が見られるカード
収録パック等 †
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