*《ブラックフェザー・ドラゴン/Black-Winged Dragon》 [#i1172507]
 シンクロ・効果モンスター
 星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1600
 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
 自分がカードの効果によってダメージを受ける場合、
 代わりにこのカードに黒羽カウンターを1つ置く。
 このカードの攻撃力は、このカードに乗っている
 黒羽カウンターの数×700ポイントダウンする。
 1ターンに1度、このカードに乗っている黒羽カウンターを全て取り除く事で、
 相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体の攻撃力を
 黒羽カウンターの数×700ポイントダウンし、
 ダウンした数値分のダメージを相手ライフに与える。

 [[THE SHINING DARKNESS]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 [[自分]]が[[効果ダメージ]]を受ける代わりに自身に[[黒羽カウンター]]を乗せる[[永続効果]]、乗っている[[黒羽カウンター]]の数に応じて[[攻撃力]]がダウンする[[永続効果]]。~
 そして乗っている[[黒羽カウンター]]を全て取り除く事で[[相手]][[モンスター]]を[[弱体化]]させ、[[バーン]][[ダメージ]]を与える3つの[[起動効果]]を持つ。

 [[シンクロモンスター]]としては珍しく、[[効果ダメージ]]に対する[[メタ]][[効果]]を持つ。~
 [[黒羽カウンター]]を載せられる数に上限はないため、[[【チェーンバーン】]]・[[【フルバーン】]]・[[【ロックバーン】]]等、[[モンスター]]であまり[[攻撃]]を行わない[[バーン]][[デッキ]][[相手]]に序盤で出せれば勝ち筋をほぼ封じられる。~
 [[シンクロ素材]]を指定せずあらゆる[[デッキ]]で[[シンクロ召喚]]を狙えるため、これらの[[バーン]]対策として[[エクストラデッキ]]に用意しておくのもいいかもしれない。

 だが、単純に[[バーン]][[デッキ]]に対する[[メタ]]として運用するならば[[《マテリアルドラゴン》]]の方が全般的に性能が良い。~
 あちらは[[バーン]]全てを[[回復]]に変換でき、[[攻撃力]]が下がる事もない上、[[カード]][[効果]]に対する[[破壊]][[耐性]]まで付いている。~
 [[攻撃力]]で勝っている点や、[[シンクロモンスター]]である点で差別化を図りたい。

 また自身が[[弱体化]]する[[効果]]は普通の[[デッキ]][[相手]]だと大きな[[デメリット]]となる。~
 高い[[攻撃力]]と[[バーン]][[効果]]を併せ持つ[[《アテナ》]]や[[《炎帝テスタロス》]]にはそのまま[[戦闘破壊]]されてしまう。~
 [[バーン]][[デッキ]]でも[[《ステルスバード》]]や[[《自業自得》]]を連打されると[[攻撃力]]がすぐに下がり[[戦闘破壊]]される危険は残る。~
 よって、それら[[相手]]の場合は[[戦闘破壊]]される危険をなくすために[[守備表示]]にしておきたい。~
 しかし、この[[カード]]は[[除去]][[耐性]]などは全くなく、普通に[[効果]]で[[除去]]される危険性もある。~
 [[【ロックバーン】]]相手でも、[[《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》]]と[[《スカラベの大群》]]なら[[効果]]による[[除去]]が可能である。~
 また、[[バーン]][[デッキ]]だからといって[[《奈落の落とし穴》]]や[[《地砕き》]]を採用していないとも限らない。~
 [[自分]]の[[ターン]]で[[カウンター]]を取り除くことは[[サイクル・リバース]]を多用する[[【ロックバーン】]]ではその対象が不在になりがちであまり期待できるものではない。

 基本的に「この[[カード]]がある限り安泰」ではなく「この[[カード]]がなくなれば危険」の考えで動くことが望ましいだろう。~
 [[《波動キャノン》]]を放置していたら思わぬ[[除去]]を受け負けたというようなことはないようにしたい。~
 [[自分]]の[[ターン]]でなければ[[黒羽カウンター]]は取り除けず、小さい[[火力]]でも必ず[[無効]]にしてしまうので[[相手]][[ターン]]には[[攻撃力]]が低くなりやすい。~
 また[[【マジカルエクスプロージョン1キル】]]などの速度が速く一撃の[[効果ダメージ]]が重い[[デッキ]][[相手]]には、[[シンクロ召喚]]の手間がかからない[[《デス・ウォンバット》]]や[[《ハネワタ》]]などの方が有用である。

 しかし、この[[カード]]は[[自分]]の[[カード]]も[[効果]]の[[対象]]となることに注目したい。~
 特に自発的に[[ダメージ]]を受けることの多い[[【サイキック族】]]と相性が良い。~
 あらゆる[[効果ダメージ]]を0にし、それを[[相手]][[モンスター]]の[[弱体化]]と[[バーン]]に変えることができる。~
 [[攻撃表示]][[モンスター]]を[[弱体化]]すれば[[黒羽カウンター]]1つにつき1400の[[ダメージ]]を加算でき、[[ライフ・アドバンテージ]]を大幅に稼ぐことができる。~
 [[自分]]の[[《火炎地獄》]]や[[《妖精の風》]]の[[ダメージ]]を防ぎつつ更なる[[バーン]]につなげることも可能。~

-名前に「ブラックフェザー」とあるが、[[効果]]は[[BF]]とは無関係で、「[[BF]](ブラックフェザー)と名のつく[[モンスター]]」として扱わない。~
ちなみに[[THE SHINING DARKNESS]]のCMでは、「[[BF]]」と名のついた[[モンスター]]の[[シンクロ召喚]]にしか使用できない[[《BF−そよ風のブリーズ》]]を使ってこのカードを[[シンクロ召喚]]している様な描写があったが、上記の理由から実際は不可能。

--[[英語名]]では「Black-Winged」とハイフンを入れる事で、 [[Blackwing>BF]]に含まれない様にされている。

-Vジャンプ3月号ではこの[[カード]]にお勧めの[[カード]]として[[《アゲインスト・ウィンド》]]が挙げられている。~
しかし、この[[カード]]がいる時は[[発動]]自体は可能だが、[[黒羽カウンター]]は置かれるものの[[BF]]を[[手札]]に[[加える]][[効果]]は[[適用]]できない。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sにおいてクロウが使用する[[シンクロモンスター]]で、シグナーの5体目のドラゴン。~
元々はピアスンの[[カード]]だったが、彼が亡くなる直前にクロウに託したDホイール「ブラック・バード」に隠されており、シグナーの痣に反応し出現した後にクロウに引き継がれた。~
アニメ登場当初の[[効果]]は以下の通り。~
 シンクロ・効果モンスター
 星8/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守1600
 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
 このカードの戦闘以外で発生する自分へのダメージを、
 そのダメージの数値分だけこのカードの攻撃力を下げる事で無効にする事ができる。
 1ターンに1度、このカードの効果で下げたこのカードの攻撃力を
 元の数値に戻す事ができる。
 またこの時、相手フィールド上に存在する全てのモンスターの攻撃力は
 戻した数値分ダウンする。
「クロウvsボルガー」戦において初登場。~
[[《BF−東雲のコチ》]]と[[《BF−黒槍のブラスト》]]を[[シンクロ素材]]として[[シンクロ召喚]]された。~
[[《ブラッド・メフィスト》]]と[[《BF−精鋭のゼピュロス》]](アニメ効果)の[[モンスター効果]]による[[ダメージ]]を[[無効]]にし続け、[[攻撃力]]を0まで下げた上で第2の[[効果]]を発動。~
[[攻撃力]]を元に戻し、代わりに[[攻撃力]]0となった[[《ブラッド・メフィスト》]]を[[攻撃]]して[[フィニッシャー]]となった。~
その後もクロウのデュエルの度に登場し、「クロウvsブレイブ」戦からはOCG版に効果が変更される。~
「クロウvsホセ」戦ではクロウの敗北後に[[《緊急同調》]]によって[[シンクロ召喚]]されて遊星に託され、~
その後の「遊星vsホセ」戦(「遊星vsアポリア」戦)で遊星が使用し、[[永続罠]]《狂食召喚−グール・サモナー》の[[効果ダメージ]]を無効にした後に[[《機皇神マシニクル∞³》>《機皇神マシニクル∞》]]の[[攻撃力]]を下げて[[攻撃]]につなぎ勝利に貢献した。~
また、「遊星vsZ-ONE」戦では[[デュエル]]前にクロウから遊星に託され[[シンクロ召喚]]されている。~
この時は何故か《時械神ラツィオン》の[[バーン]][[効果]]を[[無効]]にしておらず、《時械神カミオン》の[[効果]]で[[エクストラデッキ]]に戻された。~
その後、《Sp−シンクロ・パニック》の[[効果]]で他のシグナーの竜と共に[[エクストラデッキ]]から[[特殊召喚]]され、[[《ライフ・ストリーム・ドラゴン》]]の[[効果]]で[[レベル]]が1になる。~
そのまま他のシグナーの竜と共に[[《シューティング・クェーサー・ドラゴン》]]の[[リミットオーバーアクセルシンクロ素材>シンクロ素材]]となった。~
[[攻撃]]名は「ノーブルストリーム」、[[ダメージ]][[無効]][[効果]]は「ダメージ・ドレイン」、[[相手]][[モンスター]]を[[弱体化]]させる[[効果]]は「ブラック・バースト」。~

--OCG化の際に[[効果ダメージ]]の[[無効]]時の[[攻撃力]]ダウンが強制かつ数値が一律700ポイントになり、自身の[[攻撃力]]を元に戻したときの[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]ダウンの対象が「[[相手]][[フィールド]]上に存在する全ての[[モンスター]]」から「1体の[[モンスター]]」に変更され、[[バーン]][[効果]]がついている。~
[[効果ダメージ]][[無効]]化は[[攻撃力]]を下げることができないと[[無効]]化できなかったため、[[バーン]]に対しての[[耐性]]は強化されている。~

--[[シンクロ召喚]]の際の台詞は「黒き疾風よ!秘めたる想いをその翼に現出せよ![[シンクロ召喚]]!舞い上がれ、《ブラックフェザー・ドラゴン》!」~
「クロウvs甚兵衛」戦では「[[黒き旋風よ〜>《BF−アーマード・ウィング》]]」と発言していた。

--[[攻撃力]]が0で、ダーク[[シンクロモンスター]]である[[《ダーク・フラット・トップ》]]を除けば、初の[[守備表示]]で[[シンクロ召喚]]された[[シンクロモンスター]]である。

--「クロウvsブレイブ」戦では[[表側表示]]の[[BF]]を[[発動条件]]とする[[カード]]として《ブラック・ソニック》が登場しているが、クロウは[[効果]]の説明をなぜか「《ブラックフェザー・ドラゴン》が存在し〜」と言っている。~
[[効果]]と[[テキスト]]が一致しない例は多いが、一応[[《BF−極北のブリザード》]]が存在していたため矛盾はない。

--この[[カードの効果]]により[[攻撃力]]が下がる時、最初は黒と白の翼が徐々に[[イラスト]]のような[[黒と赤>黒羽カウンター]]になっていくという演出があった。~
「クロウvsヘルマン」戦では[[効果]]は使われなかったが、[[攻撃]]する際にその演出があった。~

--アニメには[[バーン]]効果がある《スピード・ワールド 2》が存在するため、この[[効果ダメージ]][[無効]][[効果]]の[[汎用性]]はOCG以上だと言える。~
その影響か5D'sではこの他にも、GXまで以上に[[バーン]][[メタ]]や[[効果ダメージ]][[トリガー]]のアニメ由来[[カード]]が多数登場している。~


-コナミのゲーム作品において―~
タッグフォース5では、このカードが存在する時に[[《アゲインスト・ウィンド》]]を[[発動]]すると[[サルベージ]]が可能である。~
上記にもある通り、不可能のはずだが裁定が揺れていたのかもしれない。~
--[[DUEL TERMINAL]]でもEXステージのクロウが使用するが、専用セリフはない。~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#rd8d7233]
-[[《光と闇の竜》]]

-[[《ヴェノム・スプラッシュ》]]

-[[《デス・ウォンバット》]]
-[[《ハネワタ》]]
-[[《ライフ・ストリーム・ドラゴン》]]

-[[黒羽カウンター]]

-[[BF]]
//カテゴリに含まないとはいえ、含むかFAQにあがるほどの類似カード名、カテゴリ専用カードとの連携を示したCMミスなど、本文内にも関連項目が多いので表示。

//―《ブラックフェザー・ドラゴン》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#b7309ac5]
-[[THE SHINING DARKNESS]] TSHD-JP040 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Holographic]]};
-[[デュエリストパック−クロウ編−]] DP11-JP016 &size(10){[[Super]]};

**FAQ [#k5ec9de2]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[黒羽カウンター]]を[[置く]]のと自身の弱体化は[[永続効果]]で、[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]をダウンさせるのは[[起動効果]]になります。(10/02/20)

Q:この[[カード]]は「[[BF(ブラックフェザー)>BF]]と名のつく[[モンスター]]」として扱いますか?~
A:いいえ、扱いません。(10/02/20)

Q:[[黒羽カウンター]]を乗せる[[効果]]は[[強制効果]]ですか?~
A:強制的に置かれます。また[[永続効果]]ですので[[チェーンブロック]]は作られません。(10/02/20)

Q:[[黒羽カウンター]]を取り除く処理は[[コスト]]ですか?~
A:[[コスト]]になります。(10/02/20)

Q:この[[カード]]が存在してる時に、[[《アゲインスト・ウィンド》]]を[[発動]]することができますか?~
A:[[調整中]]。(11/03/12)
//[[発動]]はでき、[[黒羽カウンター]]は置かれますが[[手札]]に加える[[効果]]は適用されません。(10/02/20)

Q:この[[カード]]が存在してる時に、[[《最古式念導》]]を[[発動]]することができますか?~
A:はい、[[発動]]でき、[[破壊]]する[[効果]]が[[適用]]され、[[ダメージ]]を受ける代わりに[[黒羽カウンター]]が置かれます。(10/04/07)

Q:この[[カード]]の[[攻撃力]]が700未満の場合、[[黒羽カウンター]]を乗せることができますか?~
A:はい、その場合でも強制的に乗せられます。また、[[攻撃力]]が0の場合でも[[黒羽カウンター]]は乗せられます。(10/02/20)

Q:[[《地獄の扉越し銃》]]などの[[カウンター罠]]によって[[効果ダメージ]]を受けた場合、[[黒羽カウンター]]は乗りますか?~
A:はい、乗ります。(10/03/22)

Q:[[相手]][[モンスター]]がいない場合、[[黒羽カウンター]]を取り除くことはできますか?~
A:いいえ、できません。(10/02/20)

Q:この[[カード]]に[[黒羽カウンター]]が1つ乗っているときに[[相手]]の[[攻撃力]]700未満の[[モンスター]]を選択して[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]できます、ただし[[攻撃力]]が0の[[モンスター]]に対しては[[発動]]できません。(10/02/20)

Q:上記の状態の時に[[攻撃力]]が600ポイントの[[モンスター]]を選択してダウンさせた場合、与える[[ダメージ]]は600ポイントだけになりますか?~
A:はい。「ダウンした数値分のダメージを相手ライフに与える。」と記されているため、600ポイントだけです。(10/02/22)

Q:[[攻撃力]]を下げる[[効果]]は複数[[ターン]]継続しますか?~
A:はい、この効果を受けた[[モンスター]]は[[表側表示]]で存在する限り[[攻撃力]]は下がったままです。(10/04/07)

Q:[[相手]]の[[フィールド]]に[[《デス・ウォンバット》]]など、[[ダメージ]]を[[無効]]にする[[モンスター]]がいる場合、[[黒羽カウンター]]を取り除いて発動する事はできますか?~
A:取り除いて発動する事はできますが、[[ダメージ]]は0になります。(10/04/07)

Q:上記の場合、[[攻撃力]]を下げる[[効果]]の方は[[適用]]されますか?~
A:[[適用]]されます。(10/07/29)

Q:この[[カードの効果]]によって、[[相手]]の[[《トラゴエディア》]]の[[攻撃力]]を下げました。その後、[[相手]]の[[手札]]が変化した時、[[《トラゴエディア》]]の攻撃力はどうなりますか?~
A:[[《トラゴエディア》]]の[[攻撃力]]が再計算されたあと、この[[カード]]によってダウンした数値分、[[攻撃力]]がダウンします。(10/05/16)

Q:この[[モンスター]]が存在する時に[[《火炎地獄》]]や[[《妖精の風》]]を[[発動]]しました。~
  [[自分]]が[[ダメージ]]を受ける処理だけ[[黒羽カウンター]]を乗せる行為に変換するのですか?~
A:はい、[[自分]]が[[ダメージ]]を受ける処理のみを変換するのであり、[[相手]]への[[ダメージ]]は通常通り行われます。(10/07/19)

Q:この[[モンスター]]が[[攻撃]]する時に[[《魔法の筒》]]を[[発動]]された場合、[[自分]]は[[ダメージ]]を受けませんが[[攻撃]]は[[無効]]になりますか?~
A:[[無効]]になります。(10/07/19)

Q:[[《ディメンション・ウォール》]]の[[戦闘ダメージ]]をこのカードで[[無効]]にできますか?~
A:できません。[[効果ダメージ]]ではないので[[黒羽カウンター]]を置く事ができません。(10/11/14)

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