効果モンスター 星３/地属性/サイキック族/攻 500/守2000 (1)：１ターンに１度、自分フィールドのモンスターの元々の種族（獣族・昆虫族・植物族・岩石族）を１つ宣言して発動できる。 このカードは宣言した種族になる。 (2)：このカードの(1)の効果を適用したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り、以下の効果を適用する。 ●フィールドの表側表示モンスターはこのカードと同じ種族になる。 ●このカードと同じ種族のフィールドのモンスターは同じ種族の相手フィールドのモンスターの効果の対象にならない。
POWER OF THE ELEMENTSで登場した地属性・サイキック族の下級モンスター。
自分フィールドに存在する４つの種族の中から１つを宣言してその種族に変更する起動効果、他のモンスターを自身と同種族に変更し、自身と同種族に相手の同種族のモンスター効果の対象にならない耐性を付与する誘発効果を持つ。
(1)により自分フィールドのモンスターと同じ特定の種族（獣族・昆虫族・植物族・岩石族）になり(2)の１つ目の効果によりその種族の《ＤＮＡ改造手術》のように扱える。
さらに(2)の２つ目の効果により相手フィールドのモンスターの効果の対象にならなくなるため、限定的な耐性も付与できる。
ただし自身がフィールドを離れるとそれらの適用が解除され、(1)は起動効果であるため、相手ターンの妨害として使うことは難しい。
そのため《緊急テレポート》に対応するレベル３サイキック族である点を活かし、対応種族を使うデッキで種族指定のある素材にするような使い方になるだろう。
対応する４種族のうち、昆虫族は元々【種族操作】の要素を含むモンスターや《虫除けバリアー》といったコンボ用のカードが存在するため、相手モンスターの種族を変更する点もコンボに扱えない事はない。
岩石族以外はリンク素材に該当種族を要求されるリンクモンスターが存在するため、《緊急テレポート》と合わせてリンク素材にする事ができる。
岩石族は特殊召喚しやすいモンスターはレベル４に偏っている傾向があるため、レベル３のこのカードを《ゴルゴニック・ガーディアン》のエクシーズ素材などに利用できなくはないだろう。
しかしいずれにしても、このカードのためだけに《緊急テレポート》とセットで投入する必要はそこまで高くなく、展開用のサポートカードにも恵まれている種族ばかりである。
デッキの圧迫や事故要因にもなるため、なるべく《緊急テレポート》の他のリクルート先や、このカードにそれ以外の運用法を用意しておきたい所。