遊戯王カードWiki - 《ヘリオス・デュオ・メギストス》のバックアップ(No.67)

《ヘリオス・デュオ・メギストス/Helios Duo Megistus》 †

効果モンスター
星６/光属性/炎族/攻   ?/守   ?
このカードは自分フィールド上の「原始太陽ヘリオス」１体を
生け贄に捧げる事で特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力と守備力は、
ゲームから除外されているモンスターカードの数×２００ポイントになる。
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた場合、
エンドフェイズ時に攻撃力・守備力を３００ポイントアップさせて特殊召喚される。

　※テキスト中の「生け贄」は「リリース」を指す。

　遊戯王デュエルモンスターズエキスパート2006　付属カードで登場した光属性・炎族の上級モンスター。
　《原始太陽ヘリオス》をリリースして手札から特殊召喚する召喚ルール効果、除外されているモンスター数に比例して攻撃力・守備力を決定する永続効果、戦闘破壊で墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時にパワーアップして自己再生する誘発効果を持つ。

　《マクロコスモス》で《原始太陽ヘリオス》を特殊召喚すればすぐに特殊召喚でき、通常召喚も可能である。
　また、炎族なので《火口に潜む者》の効果により手札から特殊召喚することもできる。

　しかし、攻撃力の上昇値が良くなく、帝相当の攻撃力2400を得るにも12体ものモンスターを除外しなければならない。
　自分と相手、両方のモンスターを数えるとはいえ《マクロコスモス》を張ってあっても容易には達成できない量であり、まともに利用できるのは確実に中盤以降になるだろう。
　戦闘破壊された時に発動する自己再生効果も《マクロコスモス》発動下では使うことができず、使い勝手は悪い。

　このカード自身への期待は捨て《ヘリオス・トリス・メギストス》への繋ぎとする見方もあるが、他の各種特殊召喚サポートを考えると、《ヘリオス・トリス・メギストス》の特殊召喚にわざわざこのカードを使う必要性も薄い。

　《混沌空間》とは相性がよく、お互いのデッキのカードを大量除外する構築であればこのカードを除外しつつカウンター６個を乗せられる。
　また、光属性なのでサーチにも対応する。
　《紅蓮魔獣ダ・イーザ》にはできない芸当である。

極端な話だが、１ターンに１度の壁として運用することもできなくはない。
しかし、それなら《きつね火》等で十分である。

デザインは「ヴィレンドルフのヴィーナス」に似ている。

「ヘリオス(Helios)」に関しては、《原始太陽ヘリオス》を参照。
「デュオ(Duo)」とは、ラテン語で「２」という意味である。
カードイラストにも、火球が２つ描かれている。
「メギストス」は、《ヘリオス・トリス・メギストス》を参照。

原作・アニメにおいて―
アニメGXの「十代vsアムナエル」戦にて、アムナエルが使用。
切り札《ヘリオス・トリス・メギストス》の前座ではあるが、この段階でも十分に十代を追い詰めていた。
魔法カード《黄色の過程－キトリニクス》によって、攻撃力2400の状態で特殊召喚された。
十代は《ヒーロー見参》で《Ｅ・ＨＥＲＯエッジマン》を特殊召喚して攻撃を防ごうとしたが、そのまま自爆特攻することで攻撃力と守備力を上げて自己再生され、次撃で戦闘破壊した。
次のターンも自己再生によって２度の攻撃を行ったが、《異次元トンネル－ミラーゲート－》と《クリボーを呼ぶ笛》でかわされている。
最終的に、魔法カード《赤色化－ルベド》の生け贄にされた。
攻撃名は「ウルカヌスの炎」。

アニメでは自己再生は破壊される方法を問わずに行え、墓地へ送られている必要はなかった。
また自己再生は破壊された時に即座に行われ、攻撃力・守備力の上昇は自己再生されるたびにリセットされずに累積していた。
OCGでは墓地へ送られると一度攻撃力はリセットされるので、何度蘇生してもステータスの増加は300止まりである。
たとえば除外されたカードが０枚なら、何度特殊召喚しても攻撃力・守備力は300となる。