《ヘル・ブラスト/Chthonian Blast》

通常罠
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが破壊され
墓地へ送られた時に発動する事ができる。
フィールド上の攻撃力が一番低い表側表示モンスター1体を破壊し、
お互いにその攻撃力の半分のダメージを受ける。

 ELEMENTAL ENERGYで登場した、《破壊輪》下位互換通常罠
 《破壊輪》が強力であった理由を全て弱体化させた結果、この効果となったのであろう。
 発動タイミングが選べず、対象を選択できず、火力も半減している。

 発動条件が、余りにも後ろ向きであり致命的。
 相手ターン発動可能な除去であるにもかかわらず、モンスターを守ることができない、ということである。
 当然、その条件から、自分が優勢に立っている時には、全く役に立たない除去カードであると読み取れる。
 また、モンスターがいなければ発動不可能であり、防御を目的とした劣勢時の発動も難しい。

 対象を選択不可能である点は、「対象を取らない効果」であり対応可能モンスターの数が増え、利点とも呼べるだろう。
 しかし、《ハンマーシュート》と同様、相手フィールドに限定されていないため更に発動タイミングを選ぶことになる。
 《月の書》チェーンされた場合は最悪自分フィールドモンスター破壊してしまうこともあるだろう。
 更に《地割れ》と同様攻撃力が一番低いモンスター破壊するため、《スケープ・ゴート》発動された場合も効力が大幅に減少させられる。
 単体除去として活用するのならば、《地砕き》《道連れ》等の方が強力。

 墓地に送られる必要があり、トークン破壊されても発動は不可。
 ロスなく発動機会を増やすのならば、自己再生可能である《黄泉ガエル》を用いるべきか。
 火力は半減しているが、引導火力として用いることも不可能ではなく、この点はそれ程問題にはならないだろう。

 単体での活用ができず、発動条件が厳しく、効果も不安定…と、三拍子揃ったカード。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:表側表示モンスター戦闘で破壊されたときにこのカード発動できますか?
A:はい、発動できます。(09/09/24)

Q:裏側守備表示モンスター戦闘で破壊されたときにこのカード発動できますか?
A:調整中。(10/05/26)

Q:表側表示モンスターダメージステップ中に、カード効果破壊された場合にこのカード発動できますか?
A:いいえ、発動できません。(09/09/24)