《ヘルフレイムゴースト/Infernal Flame Vixen》

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/炎属性/炎族/攻2200/守2000
炎族レベル4モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
このカードの攻撃力は相手のエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。
また、攻撃力2500以上のこのカードが破壊された時、
お互いの墓地のモンスターを合計3体選択してゲームから除外する。

 EXTRA PACK −SWORD OF KNIGHTS−で登場した炎属性炎族エクシーズモンスター
 自己強化する起動効果と、特定条件下で墓地除外を行う誘発効果を持つ。

 元々の攻撃力は2200だが、前半の効果により実質攻撃力2700として運用できる。
 素材2体のランク4でこの攻撃力を上回るのは攻撃のできない《No.85 クレイジー・ボックス》のみ。
 次点は《ジェムナイト・パール》等の2600であり、それらでは相打ちにしかならない《迅雷の騎士ガイアドラグーン》《No.11 ビッグ・アイ》等を一方的に戦闘破壊できるのは大きな利点。
 効果は重複しないものの、攻撃力2700を2ターン維持できれば十分だろう。

 後半の効果は、攻撃力2500以上で破壊された時に自分相手を問わず墓地モンスター除外するというもの。
 前半の効果発動すれば発動条件を満たすことができ、3枚もあればキーカードをまとめて除外できることも多い。
 召喚時やモンスター効果の発動時、次の自分ターンメインフェイズ以前に除去されると発動できないが、《バーニングブラッド》等の全体強化を用いればそれらをある程度カバーできる。
 破壊以外の除去には対応せず、相手墓地アドバンテージを利用した後に破壊されても効力は薄いので、除外効果を積極的に利用したい場合は、能動的な破壊手段も用意しておきたい。

 このようにエクシーズモンスターとしての性能は決して低くないものの、縛りの関係からエクシーズ召喚しづらいのが難点。
 【炎族】では《炎の精霊 イフリート》等のエクシーズ素材にしやすいモンスターもいるが、カード1枚でエクシーズ召喚に繋げる手段が乏しい。
 エクシーズ召喚時の消費が多いと、自身の効果カード・アドバンテージに直結しないこともあり、ディスアドバンテージの回復が難しくなる。
 《レスキューラビット》から《ジェムナイト・ガネット》リクルートできる【ジェムナイト】《真炎の爆発》を利用できる【ラヴァル】では、少ない消費でのエクシーズ召喚が可能だが、炎族統一デッキではないため縛りのないエクシーズモンスターの方が優先される。

関連カード

エクシーズ素材にできるレベル4の炎族モンスター

収録パック等