《ホーリー・エルフの祝福/Gift of the Mystical Elf》 †
通常罠
自分はフィールド上に存在するモンスターの数×300ライフポイント回復する。
Curse of Anubis −アヌビスの呪い−で登場した通常罠。
自分のモンスターの数によって数値が変化するライフ回復カード。
回復だけでは勝てないというのはお約束。
使うなら《スケープ・ゴート》とのコンボだろうが、それなら《キャノン・ソルジャー》等でダメージを与えたほうがよい。
それ以前に回復量が多く、毎ターン効果を発揮する《白魔導士ピケル》がいる。
- かつては《ビッグバンガール》とのコンボで使われたが、裁定変更により大ダメージは不可能になってしまった。
今では完全に伝説と化した話だが、裁定変更前には【宝札ビッグバン】などというデッキも構築されたことがある。
これによって《ホーリー・エルフの祝福》という当時、非常にマイナーな域にあったカードが脚光を浴びたのだ。
突如としてなんでもないカードが注目されることがある、これも遊戯王OCGの醍醐味といっても良い。
- 原作・アニメにおいて―
「決闘者王国編」の「闇遊戯vs海馬」戦で使用されている。
《ホーリー・エルフ》は遊戯のカードとしてのイメージが強いが、このカードは海馬が使用している。
また、原作では場のモンスターの数に関係なく僅か300しか回復しないためOCGの物より弱い。
ただしこのデュエルではドローフェイズにカードが5枚になるように引ける特別なルールを採用していたため、手札を使うことによるカード・アドバンテージの損失がない。
発動タイミングを選ばないという理由でこのカードを採用したというなら、なかなかいい選択である。
また、初期ライフポイントが2000しかないこのルールでは、このカードはOCG換算で1200ポイントのライフポイントを回復できる十分強力なカードと言える。
- 奇しくもアニメDM、アニメGX双方でこのカードが登場したのは第23話だった。
5D'sでの登場は第120話である。
- アニメ5D'sの「ジャックvs甚兵衛」戦では甚兵衛が使用。
ジャックの《ショック・ウェーブ》(《破壊輪》参照)にチェーンして発動され、ライフポイントが0になるのを防ぐと同時にジャックを敗退に追い込んだ。
この時、《ショック・ウェーブ》の効果でライフが1まで減った後でその時いたモンスター6体分の1800に回復するという演出が取られた。
しかし、ルール上は回復した後にダメージを受ける。
結果が変わらないとはいえ、処理の順番は間違えないようにしたい。
- コナミのゲーム作品において―
「フォルスバウンドキングダム」では拠点に設置できる設備の一つ、「ヒーラー」として登場する。
ヒーラーを設置していると、その拠点での回復速度が速くなる。
また、ゴールドを支払うことで回復させる「ヒーリング」を行うことが出来る。
ボスのスコットやラスボスの真・魔神のいる拠点では、通常ではできない同じ設備のこれを、2つ設置している。
関連カード †
―イラスト関連
収録パック等 †