*《マインドクラッシュ/Mind Crush》 [#b3d55c3f]
 通常罠(準制限カード)
 カード名を1つ宣言して発動する。
 宣言したカードが相手の手札にある場合、
 相手はそのカードを全て墓地へ捨てる。
 宣言したカードが相手の手札に無い場合、
 自分は手札をランダムに1枚捨てる。
//ttp://tw.page.bid.yahoo.com/tw/auction/1218428889

 [[SOUL OF THE DUELIST]]で登場した[[通常罠]]。~
 [[カード名]][[宣言]]型の[[手札破壊]]カード。~
 [[通常魔法]]の[[《異次元の指名者》]]と[[相互互換]]関係にある。

 一見不確定要素の大きい[[手札破壊]][[カード]]に見えるが、[[ピーピング]][[カード]]と組み合わせることで百発百中となる。~
 [[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]、[[《天変地異》]]とは特に相性がよい。~
 無理に[[ピーピング]][[カード]]との[[コンボ]]を狙わずとも、[[相手]]の[[サーチ]]・[[サルベージ]]後を狙い、[[相手]]の[[手札]]にあるカードが解っている状態で使用すれば確実に[[1:1交換]]となる。~

 更に、[[ピーピング]]によって[[情報アドバンテージ]]を得られる為、状況によっては[[《押収》]]以上の働きをする点も見逃せない。~
 極稀に1:2交換、さらには1:3交換になる可能性もあるが、これにはほとんど期待しないほうがいい。~
 2枚落ちれば儲け物といった程度に考えておきたい。~

 主な使用法を以下に記す。
+各種「[[ガジェット]]」や[[《黒い旋風》]]、[[《六武の門》]]への対抗策として有効。~
容赦なく後続を狙えるので[[サーチ]]の連鎖を断ち切れるが、[[相手]]の[[墓地]]を肥やしてしまう点には注意。~
この際は、[[《貪欲な壺》]]の[[発動]]を促してしまったり、[[《リビングデッドの呼び声》]]等で[[蘇生]]されてしまう恐れがある。~
+[[1ターンキル]]を[[相手]]にした時などに、トリッキーな使い方で役に立つ。~
//例えば、[[【デミスドーザー】]]の場合、[[《高等儀式術》]]を使われたタイミングで[[《終焉の王デミス》]]を[[宣言]]すると非常に強力である。~
多くの場合、[[相手]]の一撃必殺[[コンボ]]を阻止した上に、その[[カード]]を[[墓地]]送りにする事ができる。~
パターンさえわかっていれば、殆んどの[[1ターンキル]]に対処する事ができる。~
+[[《クリッター》]]や[[《強欲で謙虚な壺》]]等の[[サーチ]]・[[サルベージ]]カードへの[[メタ]]としても存分に機能する。~
[[手札]]に加えたカードを即、叩き落すことが可能。~
+[[《N・グラン・モール》]]等の厄介な[[バウンス]]系[[カード]]を対処することができる。~
+二つ目の[[効果]]が見落とされがちだが、このカードもれっきとした[[自分]]の[[手札]]を[[捨てる]][[効果]]を持つカードである。~
故に、[[【暗黒界】]]の強力な[[サポートカード]]となる。~
[[発動]]タイミングを[[自分]]で選べる事は長所となるが、[[捨てる]][[手札]]を選びにくいという欠点もある。~
もちろん[[【暗黒界】]]であっても、一つ目の[[手札破壊]][[効果]]を狙える。~
[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]や[[《墓穴の道連れ》]]とも相性がいい。~
+[[相手]]の[[手札]]が把握できていない状態でも、[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[《オネスト》]]、[[《BF−月影のカルート》]]を[[宣言]]することで安全に[[攻撃]]できる。~
[[【光属性】]]を[[相手]]にした時に、[[相手]]が明らかに勝てない[[戦闘]]を仕掛けてきたなら、[[攻撃宣言]]のタイミングで[[発動]]し[[《オネスト》]]と[[宣言]]してやろう。~
+[[儀式魔法]]に[[チェーン]]し[[儀式モンスター]]を[[宣言]]すれば、[[儀式召喚]]を妨害できる。~
同様に、[[《融合》]]や類似のカードに[[チェーン]]して[[融合素材]]を[[宣言]]することもできる。~
ただし、[[【E・HERO】]]のような[[デッキ]]が[[相手]]の場合は狙いが絞りきれないので難しい。
//2と7が被ってる。書くとしたら別の例にすべき。

 このカードを使うに当たって気をつけたいのは、[[相手]][[ターン]]に使用する場合、間違っても[[速攻魔法]]を[[宣言]]してはならないということ。~
 多くの場合、この[[カード]]に[[チェーン]]されて[[速攻魔法]]を使われ、[[自分]]はこのカードを無駄にし、さらに[[手札]]を1枚失うからである。~
 しかし、それを逆手にとってわざと[[相手]]に[[速攻魔法]]を無駄打ちさせ、[[自分]]の[[手札]]の[[暗黒界]][[モンスター]]を[[特殊召喚]]させるという高度なプレイングも一応存在する。~
 また、[[魔法カード]]・[[罠カード]]を宣言した際に、[[《砂塵の大竜巻》]]を[[チェーン]]され[[セット]]する[[効果]]で[[手札破壊]]を回避される場合もある。

 [[《異次元の指名者》]]と比較して劣るのは、直ぐには使えない点と、[[墓地]]から再利用されてしまう恐れがある点と、[[無効]]化されやすい点。~
 一方、勝るのは[[発動]]タイミングを選ばない点と、[[暗黒界]]や[[魔轟神]]と[[コンボ]]ができる点、複数枚を捨てさせられる可能性がある点である。~

-登場した頃は、[[スピリット]][[モンスター]]を落とすくらいにしか使用されず、あまり注目されなかった。~
しかし[[《ダスト・シュート》]]等との[[コンボ]]が注目され、使用者が次第に増え始めた[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]に[[制限カード]]となる。~
一気に[[制限カード]]に指定された事になるが、その半年前までは注目する[[プレイヤー]]は皆無だったと言ってもいいほどの無名[[カード]]であった。~
[[サーチ]]系[[カード]]が縦横無尽に横行していた[[06/09/01>禁止・制限カード/2006年9月1日]]〜[[07/03/01>禁止・制限カード/2007年3月1日]]の期間は、大会等に出場する場合は[[デッキ]]のジャンルを問わず[[必須カード]]となっていた。~
当時は、この[[カード]]と相性抜群の[[《押収》]]が[[制限カード]]に留まっていたことの影響も大きい。~
この[[カード]]が[[制限カード]]になったのは、その半年でどれほど[[環境]]が大きく変化したかを物語っていると言えるだろう。~
~
その後、再び多用されるようになった[[サーチ]]系[[カード]]に対する[[メタ]]とする為か、[[09/03/01>禁止・制限カード/2009年3月1日]]にて[[準制限カード]]に緩和される。~
しかし、以前ほどの活躍はしなかったものの、大会等での「[[巻き戻し]]」が問題となり、トラブルの元となりやすい[[カード]]となってしまった。~
この為か、[[10/03/01>禁止・制限カード/2010年3月1日]]にて[[制限カード]]に逆戻りした。~
その後、一時期[[【カエル帝】>【ガエル】]]で[[《ダスト・シュート》]]・[[《水霊術−「葵」》]]とともに[[ハンデス三種の神器]]を彷彿とさせる働きをするが、それも他[[カード]]の規制ですぐに落ち着き、再び[[サーチ]]対策としての面が強くなる。~
そして[[11/09/01>禁止・制限カード/2011年9月1日]]では再び[[準制限カード]]に緩和される。

--この[[カード]]が規制されている状態を見て、「[[巻き戻し]]が無ければ規制するほどの[[カード]]ではない」と言われることもある。~
ただし「[[巻き戻し]]」が存在しない遊戯王ONLINE DUEL ACCELERATORでも2011年9月現在[[準制限カード]]であり、4年以上[[無制限カード]]には戻っていない。
--[[12/03/01>禁止・制限カード/2012年3月1日]]に相棒であった[[《ダスト・シュート》]]が[[禁止カード]]となった。~
有力な[[ピーピング]]手段が1つ消えたため、この[[カード]]も間接的に弱体化したともいえる。

-この[[カード]]を使うにあたり、「[[巻き戻し]]」がしばしば問題になる。~
詳しくは「[[巻き戻し]]」参照。~

-[[自分]]の[[手札]]が無いと[[発動]]できないことに注意。~

-[[【暗黒界】]]において、わざと[[自分]]の[[手札]]を捨てたい場合には[[相手]]が絶対に[[手札]]に持っていないと思われる[[カード]]を[[宣言]]する必要がある。~
この際、何を[[宣言]]するのかは十人十色であり、他の[[カード]]にはないちょっとした醍醐味を含んだ[[カード]]である。~

-何を[[宣言]]しても[[《ヂェミナイ・デビル》]]及び[[《墓守の監視者》]]には両方共に[[チェーン]]され[[無効]]となる事に注意。~

-原作・アニメにおいて―~
「マインドクラッシュ」は闇遊戯の[[罰ゲーム>《罰ゲーム!》]]の1つであり、「DEATH-T編」において、海馬の悪意に満ちた心を砕いた。~
原作及び東映版アニメの海馬は、この時の闇のデュエルとマインドクラッシュによる死の体感を糧とし、後にソリッドビジョンシステムを生み出す事になる。~
アニメ第2作では、ストーリーが「DEATH-T編」終了後からのスタートで、ソリッドビジョンシステムも海馬が中学生の時点で既に完成している設定の為、直接の関連性はない。~
また、原作のマインドクラッシュはこの一度きりだが、アニメではペガサス島でも使われている。~
ただし、上記の罰ゲームがあくまで「元ネタ」でありこの[[カード]]自体は登場しない。~

--アニメGXにおいて、タイタンが[[デュエル]]の敗者に向って偽マインドクラッシュを行なった。~
恐らく、ただの催眠術だろう。~

--アニメ5D'sの「遊星&鬼柳vsロットン」戦において、ロットンがこの[[カード]]と良く似た[[効果]]を持つ[[罠カード]]《ピンポイント・シュート》を使用している。~
あちらは失敗した際の[[デメリット]]がないが、複数枚捨てられない点で劣る。~
ロットンは[[ピーピング]]を行っていなかったが、遊星の挙動によって[[手札]]にあるカードを見抜いて発動した。~

-コナミのゲーム作品において―~
「[[宣言]]」参照。~

--[[WORLD CHAMPIONSHIP 2008>ゲーム付属カード#qe1d54fb]]世界大会専用禁止・制限カードリストでは、[[禁止カード]]に指定されている。~
ただしゲームバランス上の問題ではなく、[[宣言]]のバグによるもの。~

**関連カード [#afd46edf]
-[[《異次元の指名者》]]

-[[《罰ゲーム!》]]

-[[《世紀の大泥棒》]]

-[[《ダスト・シュート》]]

-[[《シールドクラッシュ》]]

**このカードを使用する代表的なデッキ [#a72bb719]
-[[【指名ハンデス】]]
-[[【暗黒界】]]

**収録パック等 [#i0b029fe]
-[[SOUL OF THE DUELIST]] SOD-JP056 &size(10){([[N-Parallel]])};
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP056
-[[ストラクチャーデッキ−デビルズ・ゲート−]] SD21-JP035

**FAQ [#n18305cc]
Q:[[カード名]]を[[宣言]]したとき、一字一句でも[[カード名]]を間違えると[[不発]]に終わりますか?~
A:名前を間違えた場合、大会などではジャッジの判断を仰ぐことになります。~
  詳しくは「[[宣言]]」の項を参照。

Q:[[相手]]が[[宣言]]した[[カード]]を持っていなかった場合、本当に持っていないか[[相手]]の[[手札]]を[[確認]]できますか?~
A:はい、できます。その後、[[自分]]の[[手札]]を1枚捨てます。~

Q:[[宣言]]した[[カード]]を[[相手]]が[[手札]]から1枚捨てた場合、2枚目を持っているかどうか[[確認]]できますか?~
A:「[[制限カード]]である」「[[墓地]]に既に2枚ある」など、無いことが明確な場合を除き[[確認]]できます。

Q:[[宣言]]した[[カード]]を持っているかどうかの確認をジャッジに行ってもらうことは可能ですか?~
A:いいえ、無いことが明確な場合を除き[[相手]]プレイヤーに[[手札]]を全て公開し確認を行う必要があります。(11/08/18)~

Q:[[カード名]]を[[宣言]]するのは[[発動]]時ですか?それとも[[効果解決時]]ですか?~
A:[[発動]]時です。~

Q:[[自分]]の[[手札]]がない時に[[発動]]する事ができますか?~
A:いいえ、[[発動]]できません。(10/06/11)~

Q:[[チェーン]]の結果[[効果解決時]]に[[自分]]の[[手札]]がない場合、[[相手]][[手札]]を[[捨てる]]処理を[[適用]]する事ができますか?~
A:はい、できます。~
  この場合、[[相手]]の[[手札]]に[[宣言]]した[[カード]]がある場合はそれを捨てさせ、ない場合は特に何も行いません。(10/06/11)~

Q:この[[カード]]の[[効果解決時]]に[[相手]]の[[手札]]が0枚になったことにより[[宣言]]した[[カード]]が[[相手]]の[[手札]]に存在しない場合でも、[[自分]]の[[手札]]をランダムに捨てる処理を行ないますか?~
A:はい、その場合でも行ないます。(10/07/14)

Q:[[ターンプレイヤー]]が[[《増援》]]や[[《混沌の黒魔術師》]]等で[[手札]]に加えた後にそのカードを[[発動]]・[[召喚]]する前に《マインドクラッシュ》で捨てさせる事ができますか?~
A:はい、可能です。一連の[[チェーン]]処理終了直後には[[ターンプレイヤー]]に[[優先権]]があります。~
  しかし、[[クイックエフェクト]]以外の[[発動]]などは一度[[優先権]]を放棄する必要があるのでそこで《マインドクラッシュ》を[[発動]]できます。~
  ただし、[[速攻魔法]]など[[クイックエフェクト]]に関しては、[[チェーン]]処理終了のタイミングで[[優先権]]で発動できるのでその限りではありません。
//ソース:http://home.att.ne.jp/moon/puppiy/rule/E-rule/Basic_4-2.htm#a04
//> チェーンの終了後 
//> ◇チェーンを組んで逆順で効果を解決、チェーン処理中に行われた処理や最後に行われた処理によって
//> 発動条件を満たすカードの発動タイミングが発生する場合がある為、ターンプレイヤーは別の行動
//> (上記※)に移る前に一旦優先権を放棄する必要がある。

Q:[[自分]]が[[《サイクロン》]]の[[効果]]を[[発動]]して[[相手]]に[[カードの発動]]確認をし、[[相手]]は何も[[カード]]を[[発動]]しませんでした。~
  その後[[自分]]は[[《サイクロン》]]の処理後のタイミングで[[相手]]に[[カードの発動]]確認を聞かずに[[手札]]から[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[特殊召喚]]しました。~
  [[《サイクロン》]]の[[発動]]のタイミングでは[[チェーン]]確認はしたものの、[[カード]]の処理後の[[発動]]確認をしていないので[[相手]]はこれについて異議を唱えて[[《サイクロン》]]の処理後のタイミングまで巻き戻し、《マインドクラッシュ》を[[発動]]して[[《サイバー・ドラゴン》]]を[[宣言]]することはできますか?~
A:その場合、処理後のタイミングまで巻き戻して《マインドクラッシュ》を[[発動]]する事ができます。~
  なお、公式大会では当日の審判にご相談ください。(08/11/30)

Q:[[《ハーピィの羽根帚》]]等の[[禁止カード]]を指名して[[発動]]する事は出来ますか?~
A:はい、可能です。(11/07/27)~
  ただし、この場合[[禁止カード]]であり、[[デッキ]]や[[手札]]には存在しない[[カード]]である為、[[相手]][[プレイヤー]]の[[手札]]を[[確認]]できません。(12/03/21)~

Q:[[《海》]]を指名して[[発動]]した場合に[[《伝説の都 アトランティス》]]を捨てさせる事は出来ますか?~
A:[[《伝説の都 アトランティス》]]が[[《海》]]として扱われるのは[[ルール効果]]であるため可能です。~


//Q:この[[カード]]の[[効果解決時]]に[[発動]]した[[プレイヤー]]の[[手札]]が0枚だった場合、[[効果]]は[[不発]]になりますか?~
//A:その場合でも[[宣言]]した[[カード]]を[[相手]]の[[手札]]から捨てさせる[[効果]]は適用されます。~
// なお、この時[[宣言]]した[[カード]]を[[相手]]が持っていなかった場合、[[自分]]の[[手札]]を[[ランダム]]に[[捨てる]][[効果]]は適用されません。(10/06/08)~
//↑既に同じ質問が上の方になるので

Q:[[遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記>ゲーム付属カード#o878a9f8]]付属の[[《オシリスの天空竜》]]を、[[宣言]]できますか?~
A:その[[《オシリスの天空竜》]]は、公認大会で宣言できません。~
  なお、公認大会等とは別に、自由に対戦を楽しまれる際には、お互いの[[プレイヤー]]同士で使用する事を決めたのであれば、[[《マインドクラッシュ》]]の発動時に[[宣言]]して良いかどうかもお互いの[[プレイヤー]]でお決め頂き、対戦をお楽しみ下さい。~
  なお、[[日本未発売カード]]も同様です。(10/07/07)

Q:[[融合モンスター]]及び[[シンクロモンスター]]を[[宣言]]できますか?~
A:できません。(10/07/07)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、(A:発売をお待ちください)とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。