通常罠(制限カード) カード名を1つ宣言する。 相手は手札に宣言したカードを持っていた場合、 そのカードを全て墓地へ捨てる。 持っていなかった場合、自分はランダムに手札を1枚捨てる。
SOUL OF THE DUELISTで登場した通常罠。
カード名宣言型の手札破壊カード。
通常魔法の《異次元の指名者》と相互互換関係にある。
一見、不確定要素の大きい手札破壊カードに見える。
しかしその実はピーピング効果を持つカードと組み合わせることで百発百中の手札破壊となる強力なカードである。
《魔のデッキ破壊ウイルス》や《ダスト・シュート》とは好相性。
また、相手のサーチ・サルベージ後を狙い、相手の手札にあるカードが解っている状態で使用すれば確実に1:1交換となる。
極稀に1:2交換、さらには1:3交換になる可能性もあるが、これにはほとんど期待しないほうがいい。
2枚落ちれば儲け物といった程度に考えておきたい。
また、ピーピングによって情報アドバンテージを得られるのも見逃せない。
登場した頃は、スピリットモンスターを落とすくらいにしか使用されず、あまり注目されないカードだった。
しかし、環境の変化に伴い使用者が急増し、《ダスト・シュート》との凶悪な手札破壊コンボまで発覚したため制限カードにまで指定されるカードとなった。
主な使用法を記す。
このカードを使うに当たって気をつけたいのは、相手ターンに使用する場合、間違っても速攻魔法を宣言してはならないということ。
多くの場合このカードにチェーンされて速攻魔法を使われ、自分はこのカードを無駄にし、さらに手札を1枚失うからである。
しかし、それを逆手にとってわざと相手に速攻魔法を無駄打ちさせ、自分の手札の暗黒界モンスターを特殊召喚させるという高度なプレイングも一応存在する。
また、魔法カード・罠カードを宣言した際に《砂塵の大竜巻》をチェーンされセットする効果で手札破壊を回避される場合もある。
《異次元の指名者》と比較して劣るのは、墓地から再利用されてしまう恐れがある点と、無効化されやすい点。
一方、勝るのは発動タイミングを選ばない点と、複数枚を捨てさせられる可能性がある点。
Q:カード名を宣言したとき、一字一句でもカード名を間違えると不発に終わりますか?
A:名前を間違えた場合、大会などではジャッジの判断を仰ぐことになります。
詳しくは「宣言」の項を参照。
Q:相手が該当カードを持っていなかった場合、本当に持っていないか相手の手札を確認できますか?
A:はい、できます。その後、自分の手札を1枚捨てます。
Q:宣言したカードを相手が手札から1枚捨てた場合、2枚目を持っているかどうか確認できますか?
A:「制限カードである」「墓地に既に2枚ある」など、無いことが明確な場合を除き確認できます。
Q:カード名を宣言するのは発動時ですか?それとも効果解決時ですか?
A:発動時です。
Q:自分の手札がない時に発動する事ができますか?
A:いいえ、発動できません。
Q:ターンプレイヤーが《増援》や《混沌の黒魔術師》等で手札に加えた後にそのカードを発動・召喚する前に《マインドクラッシュ》で捨てさせる事ができますか?
A:はい、可能です。一連のチェーン処理終了直後にはターンプレイヤーに優先権があります。
しかし、クイックエフェクト以外の発動などは一度優先権を放棄する必要があるのでそこで《マインドクラッシュ》を発動できます。
ただし、速攻魔法などクイックエフェクトに関しては、チェーン処理終了のタイミングで優先権で発動できるのでその限りではありません。
Q:自分が《サイクロン》の効果を発動して相手にカードの発動確認をし、相手は何もカードを発動しませんでした。
その後自分は《サイクロン》の処理後のタイミングで相手にカードの発動確認を聞かずに手札から《サイバー・ドラゴン》を特殊召喚しました。
《サイクロン》の発動のタイミングではチェーン確認はしたものの、カードの処理後の発動確認をしていないので相手はこれについて異議を唱えて《サイクロン》の処理後のタイミングまで巻き戻し、《マインドクラッシュ》を発動して《サイバー・ドラゴン》を宣言することはできますか?
A:その場合、処理後のタイミングまで巻き戻して《マインドクラッシュ》を発動する事ができます。
なお、公式大会では当日の審判にご相談ください。(08/11/30)
Q:《ハーピィの羽根帚》等の禁止カードを指名して発動する事は出来ますか?
A:可能です。(09/02/02)
Q:《海》を指名して発動した場合に《伝説の都 アトランティス》を捨てさせる事は出来ますか?
A:《伝説の都 アトランティス》が《海》として扱われるのはルール効果のため可能です。
Q:このカードの効果解決時に発動したプレイヤーの手札が0枚だった場合、効果は不発になりますか?
A:その場合でも宣言したカードを相手の手札から捨てさせる効果は適用されます。
なお、この時宣言したカードを相手が持っていなかった場合、自分の手札をランダムに捨てる効果は適用されません。(10/06/08)