*《マシュマロン/Marshmallon》 [#y9e069ef]
 効果モンスター(制限カード)
 星3/光属性/天使族/攻 300/守 500
 フィールド上に裏側表示で存在するこのカードを攻撃したモンスターのコントローラーは、
 ダメージ計算後に1000ポイントダメージを受ける。
 このカードは戦闘では破壊されない。

 [[PREMIUM PACK 6>PREMIUM PACK#k12df297]]で登場した[[光属性]]・[[天使族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[戦闘破壊]]されない[[永続効果]]と、[[攻撃]]された際に[[ダメージ]]を与える[[誘発効果]]を持つ。

 攻撃の[[壁]]となり、さらには[[ダメージ]]も与えるという、まさしく[[【ロックバーン】]]にぴったりの効果を持つ。~
 [[除去]]に[[耐性]]はないものの、手軽に[[相手]]の[[攻撃]]を抑制できるので[[《光の護封剣》]]と同じ感覚で運用が可能。~
 [[ダメージ]]の量は決して無視できないものであり[[【ビートバーン】]]にも採用されやすい。~

 優秀な一方で、[[相手]]の[[フィールド]]が空で[[自分]]の[[フィールド]]がこのカードのみの場合[[リリース]]にするくらいしかないのである。~
 また[[貫通]][[効果]]や、[[攻撃表示]]強要系にはめっぽう弱く、サンドバックにされ、大[[ダメージ]]を受けるのは必至である。~
 それらの[[ダメージ]]を[[《天空の聖域》]]によって防止できる[[【天使族】]]との相性は抜群に良い。~

-この[[カード]]が[[除去]]できず、著しく[[デュエル]]が膠着してしまうことも多い。~
[[攻撃]]してこないので[[《次元幽閉》]]などで[[除去]]することはできず、[[セット]]で場に出すので[[《奈落の落とし穴》]]・[[《神の宣告》]]は効かない。~
以前は[[《地砕き》]]などに頼るしかなかったが、最近では[[シンクロ召喚]]を行う[[デッキ]]が増加。~
[[除去]]に乏しい[[デッキ]]でも[[シンクロ召喚]]を行うことができれば、[[《A・O・J カタストル》]]や[[《レッド・デーモンズ・ドラゴン》]]によってこの[[カード]]を[[除去]]することが可能になった。

-「[[戦闘]]で[[破壊されない]]」[[モンスター]]を抑制するため、[[05/03/01>禁止・制限カード/2005年3月1日]]に[[制限カード]]に指定され今も続いている。~

-[[戦闘破壊]][[耐性]]を持つ[[通常召喚]]可能な[[下級モンスター]]の中では、唯一[[デメリット]]がない。~
他は[[自壊]]の[[誘発効果]]を持っていたり、[[攻撃表示]]にされると[[守備表示]]に出来なかったりと少し癖がある。~
もっとも、[[裏側守備表示]]で[[攻撃]]を受けた時の[[効果]]のために、[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]や[[《天罰》]]で[[除去]]されてしまうという点では、[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]等に劣る。~

-「[[戦闘破壊]]されない事」と「[[戦闘ダメージ]]を受けない事」は全く別。~
[[間違えやすい>間違えやすいルール#h8f43e1e]]が[[モンスター]]も[[破壊されない]]だけで[[戦闘ダメージ]]計算は通常と同じく行う。

-大量生産された[[PREMIUM PACK >PREMIUM PACK#k12df297]]の[[カード]]でありながら、[[効果]]が優秀なために、[[PREMIUM PACK >PREMIUM PACK#k12df297]]の倍以上の値段で取引されていることもあった。~
一時期[[トーナメントパック2007 Vol.4]]にて再録されていたものの、[[レアリティ]]の関係上入手が困難なままだったが、[[GOLD SERIES]]にて再録されたため、入手は容易になっている。~

-原作・アニメにおいて―~
「過去の記憶編」における「遊戯vs闇獏良」戦において登場。~
「このカードは魔法・特殊能力以外の[[攻撃]]を受け付けない」という記述により、剣での攻撃を行う[[《死霊騎士デスカリバー・ナイト》]]の[[攻撃]]を何度も無効にした。~
また、後の戦いの儀において闇遊戯の[[《ブラック・マジシャン》]]の魔法[[攻撃]]によって[[破壊]]されている。~
アニメにおいては実物の性能と同じになったが、[[《『守備』封じ》]]と[[《六芒星の呪縛》]]を足したような[[効果]]を持つ[[魔法カード]]《死霊の守備封じ》で強制的に[[攻撃表示]]にされたため、大きな[[ダメージ]]を受けていた。~
またこの決闘中、一度だけカードの絵柄が[[《ワタポン》]]の物になっていた。~
アニメ版の戦いの儀でも原作同様に使用されるが、魔法[[攻撃]]の設定が存在しないため[[《千本ナイフ》]]によって[[破壊]]された。~

--アニメGXではジェネックスで万丈目と対戦したゲルゴが使用。~
プロデュエリストであるのに何故か[[バーン]]効果を生かせない[[表側守備表示]]で[[召喚]]し、次の[[ターン]]に[[貫通]][[効果]]を持つ《&ruby(ホワイトナイツ){白騎士団の};ランサー》に[[攻撃]]されてしまった。~
もっとも、この時の万丈目のライフは1000を超えていたので、[[裏側守備表示]]の状態で攻撃されたとしても、結果は変わらなかったのだが。~
さらに、第4期の「十代&明日香vs鮫島校長&トメさん」のペアデュエルでトメさんが使用。~
しかし、この[[カード]]の[[戦闘破壊]][[耐性]]を[[戦闘ダメージ]]を受けないと勘違いしたため、あろうことか[[攻撃表示]]で[[召喚]]し、その後[[連続攻撃]]されてしまった。
~
また、ヨハンを探すべく異世界へ向かった十代たちが再会したタニヤの仲間として登場。~
明かりが消え、怯んでいた[[鳥獣族]]たちに[[攻撃]]を仕掛けた。

--上記のように[[召喚]]されるたびに[[サンドバッグ]]にされている。~
それだけにこの[[モンスター]]の[[戦闘破壊]][[耐性]]があちらの世界でも評価されているということか。~

--見た目は可愛いのだが、攻撃の時は口が大きく開かれ、鮫の様な鋭い歯を見せる。~

--劇場版「遊戯王〜超融合!時空を越えた絆〜」にて、[[デュエル]]をしている少年が相手の[[《剣闘獣ベストロウリィ》]]と対峙しているのが確認できる。~

-コナミのゲーム作品において―~
ニンテンドーDS、PSPの遊戯王ソフトにて、「[[戦闘]]では[[破壊]]されない」という[[効果]]のアイコンとしてこの[[モンスター]]の[[イラスト]]が使われている。~
「[[遊戯王デュエルモンスターズ &ruby(ワールド){World}; &ruby(チャンピオンシップ){Championship}; 2008:http://www.konami.jp/gs/game/yugioh_wcs2008/]]」では、なんと3パターンも登場する。~
デュエルワールドでの対戦相手として[[【光属性】]]。~
フリーのタッグデュエルでは、ある意味で似た者同士である[[《魂を削る死霊》]]とタッグを組んで[[【終焉のカウントダウン】]]。~
Wi-Fiダウンロードでダウンロード出来るデュエリストイメージは[[【次元帝】]]を使用する。~
なお、デュエルワールドで登場するときには、やけに「ぷにぷにしている」ことが強調されている。~
また、同ゲームで配信されているスペシャル制限リストと世界大会用のリストの両方で[[禁止カード]]に指定されている。

-名前の由来は、お菓子の「マシュマロ」だろう。~
英語名も「マシュマロン(marshmallon)」と「marshmallow」と一字違いである。~
お菓子のマシュマロはこの[[モンスター]]の様に、弾力があり非常に柔らかい。

**関連カード [#l24f5d19]
-[[《マシュマロンのメガネ》]]

-[[《魂を削る死霊》]]
-[[《ジェルエンデュオ》]]
-[[《アルカナフォース0−THE FOOL》]]

-[[《明鏡止水の心》]]
-[[《ミスト・ボディ》]]

-[[《ホワイトポータン》]]

―《マシュマロン》の姿が見られる[[カード]]
-[[《カード・フリッパー》]]

**収録パック等 [#a1297c92]
-[[PREMIUM PACK 6>PREMIUM PACK#k12df297]] PP6-001 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};
-[[GOLD SERIES]] GS01-JP003 &size(10){([[Gold]])};
-[[トーナメントパック2007 Vol.4]] TP04-JP001 &size(10){[[N-Parallel]]};

**FAQ [#ydd62ab4]
Q:[[戦闘]]によって[[破壊されない]][[効果]]は[[チェーン]]に乗りますか?~
A:いいえ、[[永続効果]]なので乗りません。

Q:[[裏側守備表示]]の《マシュマロン》を[[《天空騎士パーシアス》]]で攻撃し[[貫通]][[ダメージ]]を与えた際の各[[誘発効果]]の発動処理の仕方はどういう順番ですか?~
A:それぞれの[[効果]]は[[チェーン]]を組んで逆順処理を行います。(08/04/24)~
  →[[同時に複数のカードが発動した場合]]