*《マジカル・コンダクター/Magical Exemplar》 [#s36d9355]
 効果モンスター
 星4/地属性/魔法使い族/攻1700/守1400
 自分または相手が魔法カードを発動する度に、
 このカードに魔力カウンターを2つ置く。
 このカードに乗っている魔力カウンターを任意の個数取り除く事で、
 取り除いた数と同じレベルの魔法使い族モンスター1体を、
 手札または自分の墓地から特殊召喚する。
 この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 [[EXTRA PACK Volume 2]]で登場した[[地属性]]・[[魔法使い族]]の[[下級モンスター]]。~
 自身に[[魔力カウンター]]を置く[[永続効果]]、[[手札]]か[[墓地]]から[[魔法使い族]]を[[特殊召喚]]する[[起動効果]]を持つ。~

 [[魔法使い族]]という条件だけなので多彩な[[モンスター]]を[[特殊召喚]]でき、様々な戦況に対応できる。~
 [[魔法カード]]1枚だけで[[《見習い魔術師》]]を[[特殊召喚]]でき、さらに[[《見習い魔術師》]]の[[効果]]で[[魔力カウンター]]を貯める事ができるため、[[《見習い魔術師》]]とは特に相性が良い。~
 [[魔法使い族]]には、[[レベル]]1に[[《ものマネ幻想師》]]、[[レベル]]3に[[《お注射天使リリー》]]、[[レベル]]4に[[《召喚僧サモンプリースト》]]や[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]など、多くの優秀な[[モンスター]]が存在する。~
 専用[[デッキ]]では[[《時の魔術師》]]・[[《ネフティスの導き手》]]・[[《連弾の魔術師》]]なども面白い選択肢となる。~
 また、[[【サクリファイス】]]では[[《サクリファイス》]]を容易に[[蘇生]]できる強力な[[カード]]と成りうる。~
 [[魔法カード]]を連発できれば[[《ブラック・マジシャン》]]を始めとして[[上級]]・[[最上級]]の[[魔法使い族]]さえ[[蘇生]]させる事ができる。~
 [[サーチ]]連打で[[デッキ]]圧縮しつつ[[手札]]消費無しで[[《カオス・ソーサラー》]]が蘇ったりした場合、[[相手]]にとっては悪夢以外の何者でもないだろう。~
 [[《トゥーンのもくじ》]]といった[[魔法カード]]を連発できれば[[《ブラック・マジシャン》]]を始めとして[[上級]]・[[最上級]]の[[魔法使い族]]さえ[[蘇生]]させる事ができる。~
 [[サーチ]]連打で[[デッキ]]圧縮しつつ[[手札]]消費無しで[[《カオス・ソーサラー》]]が出せるため、相手にしてみれば非常に厄介である。~

 置ける[[魔力カウンター]]の数に上限がなく、取り除く数も任意であるため、貯めすぎて困る事はない。~
 [[魔法カード]]1枚当たり[[魔力カウンター]]2つとハイペースで貯まるため、[[魔力カウンター]]の貯蔵役としても大活躍する。~
 その力が遺憾なく発揮されるのは[[魔力カウンター]]を扱う[[シンクロモンスター]]と並んだ時だろう。~
 [[《魔法都市エンディミオン》]]があればその貯蔵力は増大する上、この[[カード]]が[[破壊]]された時に多くの[[魔力カウンター]]を乗せられるため特に相性が良い。~
 [[《対抗魔術》]]などの[[サポートカード]]としても有効。~
 [[【魔力カウンター】]]では多岐に渡る活躍が見込めるだろう。~

 また、当然ながら《マジカル・コンダクター》自身も[[蘇生]][[対象]]になるので、[[魔法カード]]が多く[[手札]]にあるなら大量展開も望める。~
 この[[カード]]自身の[[ステータス]]もそれほど悪くなく、[[墓地]]利用の天敵である[[《閃光の追放者》]]を[[戦闘破壊]]できる。~
 [[《ヒュグロの魔導書》]]を使えば[[攻撃力]]2700となり[[アタッカー]]として十分活躍できる。~

 [[魔法使い族]]の[[チューナー]]を採用すれば、即[[シンクロ召喚]]に繋ぐ事も可能。~
 [[アドバンテージ]]の損失なく[[シンクロモンスター]]を呼べるのは驚異的である。~
 [[魔法>魔法カード]]1回の[[発動]]でちょうど2個貯まり、その[[特殊召喚]]で自身の[[除外]][[効果]]を[[発動]]できる[[《ナイトエンド・ソーサラー》]]とは[[イラスト]]通り抜群の相性を誇る。~

 [[《魔力掌握》]]と[[《氷結界の風水師》]]の相性も良く、1度の[[発動]]で必要な[[魔力カウンター]]を確保でき、[[手札]]を減らさず[[《アーカナイト・マジシャン》]]の[[シンクロ召喚]]に繋げられる。~
 [[《おろかな埋葬》]]との相性も良好で、[[デッキ]]内の好きな[[モンスター]]を[[墓地]]を経由しての[[特殊召喚]]が狙える。~
 この[[発動]]により[[魔力カウンター]]が2つ貯まるため、[[《ナイトエンド・ソーサラー》]]は選択対象としてバッチリである。~
 [[レベル]]4[[魔法使い族]]を[[蘇生]]することで[[エクシーズ召喚]]を狙えるため、[[《ライトロード・マジシャン ライラ》]]を[[蘇生]]して[[効果]]を発揮してから素材としたりする事も可能。~

 [[シンクロ素材]]として注目されがちなのだか、この[[カード]]のポテンシャルを考えると即[[シンクロ素材]]としてしまうのは幾分もったいない。~
 [[チューナー]]を[[蘇生]]できる事を利用して、[[特殊召喚]]した別の[[モンスター]]との[[シンクロ召喚]]を狙って行きたい。

 [[シンクロ素材]]を確保しつつ[[魔力カウンター]]をためて[[チューナー]]を[[特殊召喚]]できる[[《簡易融合》]]とは最高の相性を誇る。~
 [[カード]]1枚の[[発動]]から、自身を維持しつつ様々な[[レベル]]の[[シンクロモンスター]]の[[特殊召喚]]を行う事が可能となる。~
 [[《精神操作》]]で[[相手]]の[[モンスター]]を奪い、この[[カードの効果]]で[[墓地]]から[[レベル]]1か2の[[チューナー]]を[[蘇生]]させることでも[[シンクロ召喚]]に繋げられる。

 この時、[[《太陽の神官》]]・[[《THE トリッキー》]]・[[《簡易融合》]]・[[《ネクロの魔導書》]]、または[[《カオス・ソーサラー》]]などを駆使すれば、この[[カード]]と[[《アーカナイト・マジシャン》]]を並べる事ができる。~
 このコンビが成立すると、[[手札]]の[[魔法カード]]を1枚[[発動]]するごとに追加で[[カード]]を2枚[[破壊]]できるという凄まじいパワーになる。~
 [[【魔力カウンター】]]や[[【魔導書】]]なら、[[破壊]]対象がなくなってしまうほど大暴れできるだろう。~
 [[《マジックテンペスター》]]とのコンビなら[[破壊]]ではなく[[バーン]]として暴れられ、その[[火力]]は[[1ターンキル]]も視野に入るほど。~
 たった[[手札]]2枚の消費で可能であり、驚異的な[[アドバンテージ]]を稼ぐ事が可能。~
 [[《サイクロン》]]での[[伏せ除去]]や、[[《トーラの魔導書》]]等での防御でもその火力を追加でき、[[《魔法都市エンディミオン》]]があれば更に凄まじい事になる。~

 一方で、[[シンクロモンスター]]を並べる場合にも役立つ。~
 この[[カード]]の[[召喚]]から[[魔法カード]]を[[発動]]し、[[墓地]]の[[チューナー]]を[[蘇生]]して[[シンクロ召喚]]する。~
 といういつもの流れの後、[[《ネクロの魔導書》]]でこの[[カード]]を[[蘇生]]、見せた[[魔導書]]を適当に[[発動]]し、先ほどの[[チューナー]]を再[[蘇生]]。~
 と、この[[カード]]との2枚で、かなり簡単に[[シンクロモンスター]]を2体並べられる。~
 [[魔法カード]]1回の[[発動]]では[[レベル]]7に届かなかったのだが、装備[[効果]]のおかげで[[レベル]]を稼げるのが大きな[[メリット]]となる。~
 [[《アーカナイト・マジシャン》]]と[[《マジックテンペスター》]]を並べる[[1ターンキル]]も[[手札]]2枚から可能であり、とても狙いやすい。~
 その[[1ターンキル]]については[[《マジックテンペスター》]]のページにて。~

 また、[[《ネクロの魔導書》]]の[[シンクロ召喚]]と[[エクシーズ召喚]]の架け橋となる性質を利用する方法がある。(性質については[[《ネクロの魔導書》]]のページにて)~
 [[《魔導戦士 フォルス》]]や[[《太陽の神官》]]・[[《簡易融合》]]などで[[レベル]]5ないし6を用意できれば、比較的簡単な条件で以下の様な動きが可能になる。~
 必要なものは、[[手札]]・[[墓地]]に[[レベル]]1・2[[チューナー]]、[[手札]]に[[《マジカル・コンダクター》]]と[[《グリモの魔導書》]]と見せる用のもう1枚の[[魔導書]]。~
+何らかの[[レベル]]5・6[[魔法使い族]](A1)を用意する。~
すでに[[《魔導戦士 フォルス》]]が存在するなら[[レベル]]を5・6にできるため、[[チューナー]]の[[レベル]]に柔軟に合わせられる。
+[[《マジカル・コンダクター》]]を[[召喚]]、[[《グリモの魔導書》]]で[[《ネクロの魔導書》]]を[[サーチ]]する。
+溜まった[[魔力カウンター]]で[[レベル]]1・2の[[チューナー]](B)を[[特殊召喚]]する。~
この時、(A1)が[[《魔導戦士 フォルス》]]かつ[[チューナー]]が[[レベル]]2の場合のみ[[《マジカル・コンダクター》]]を強化しておける。(省略可)~
+(A1)と[[チューナー]](B)を素材として[[《アーカナイト・マジシャン》]]を[[シンクロ召喚]]、[[カード]]を2枚[[破壊]]する。
+[[《ネクロの魔導書》]]を[[発動]]、[[チューナー]](B)を[[除外]][[コスト]]として(A1)を[[蘇生]]→(A2)。~
あるいは元々[[墓地]]にいた[[モンスター]]と[[レベル]]7の組み合わせ、あるいは[[レベル]]6の[[《魔導戦士 フォルス》]]が作れればそれでも良く、(A1)と同一[[モンスター]]でなくとも良い。~
[[レベル]]6の[[《魔導戦士 フォルス》]]の場合は[[効果]]を[[発動]]して[[レベル]]7にする。~
[[《魔導戦士 フォルス》]]を[[コスト]][[レベル]]3で[[蘇生]]した場合のみ、[[《マジカル・コンダクター》]]を更に強化しておける。(省略可)
+[[《ネクロの魔導書》]][[発動]]により溜まった[[《マジカル・コンダクター》]]の[[魔力カウンター]]を使い[[カード]]を2枚[[破壊]]する。(省略可)~
+[[《ネクロの魔導書》]][[発動]]のために見せた[[魔導書]]を適当に[[発動]]し、同じく[[カード]]を2枚[[破壊]]する。(省略可)~
+(A2)と[[魔力カウンター]]の尽きた[[《アーカナイト・マジシャン》]]で、[[《No.11 ビッグ・アイ》]]を[[エクシーズ召喚]]。
+残しておいた[[相手]][[モンスター]]1体の[[コントロール]]を奪い、[[《マジカル・コンダクター》]]と2体で[[直接攻撃]]。

 [[カード]]3枚の消費で、最大6枚の[[破壊]]、[[コントロール奪取]]した[[モンスター]]、[[攻撃力]]1700〜2700の[[《マジカル・コンダクター》]]、この[[ターン]]は[[攻撃]]できない[[《No.11 ビッグ・アイ》]]の3体が並ぶ。~
 ちなみに[[レベル]]1[[チューナー]]のパターンの場合、[[墓地]]に[[レベル]]2の[[モンスター]]が必要になるのだが、その1組は[[《エフェクト・ヴェーラー》]]と[[《魔導書士 バテル》]]という簡単に[[墓地]]に揃えられる2体でいい。~
 狙って構築すれば起しやすいため、[[《魔導戦士 フォルス》]]がすでに存在する時や、[[レベル]]5を用意できる時に狙ってみるとよい。~
 [[《魔導戦士 フォルス》]]のおかげで[[レベル]]1つ分を柔軟に調整でき、成立させやすくしてくれる。~

-[[魔法カード]]の[[発動]]一回で複数の[[魔力カウンター]]を乗せられる初の[[カード]]である。~

-元々は、海外版[[Light of Destruction]]で追加された10種の海外新規[[カード]]の内の1枚である。~
ちなみに海外では日本語版の登場前に[[Structure Deck:Spellcaster's Command]]にて再録されている。~
当時はまだ[[日本未発売カード]]だったものが海外限定ではあるが[[ストラクチャーデッキ]]に収録されるというのは初である。~

-「コンダクター(Conductor)」とは、指導者・案内人といった意味である。~
対して、[[英語名]]の「Exemplar」とは、「手本、模範となる人物」という意味。~
広義の意味合いは同じだが、Exemplarの方がより「理想的・マニュアル通り」というニュアンスが強い。~

**関連カード [#q2fe2628]
-[[《ギガプラント》]]
-[[《地獄の門番イル・ブラッド》]]
-[[《魔族召喚師》]]

-[[《レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン》]]

-[[《ネオスペース・コンダクター》]]
-[[《スカル・コンダクター》]]

//―《マジカル・コンダクター》に関する[[効果]]を持つ[[カード]]
//このカードを名指しで指定している魔法・罠・効果モンスターが存在する場合、そのカードをリンク

//―《マジカル・コンダクター》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#y25e9f62]
-[[【魔力カウンター】]]

**収録パック等 [#qc226d97]
-[[EXTRA PACK Volume 2]] EXP2-JP005 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#h852f4e0]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:一つ目が[[永続効果]]、二つ目が[[起動効果]]です。(09/09/19)

Q:[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]ですか?~
A:[[対象をとらない効果>対象をとる(指定する)効果]]です。(09/09/22)

Q:取り除くのは[[効果]]ですか[[コスト]]ですか?~
A:[[コスト]]として取り除きます。(09/09/22)

Q:《マジカル・コンダクター》の[[魔力カウンター]]を取り除くタイミングは何時ですか?~
A:[[効果発動時]]に[[特殊召喚]]したい[[魔法使い族]][[モンスター]]の[[レベル]]分取り除きます。(09/09/22)

Q:《マジカル・コンダクター》で[[特殊召喚]]する[[魔法使い族]][[モンスター]]を選択するタイミングは何時ですか?~
A:[[効果解決時]]に選択します。(09/09/22)

Q:[[効果解決時]]に[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]が存在しない場合はどうなりますか?~
A:[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]が存在しない場合[[不発]]となり、[[相手]]は[[手札]]を[[確認]]することができます。(09/09/22)

Q:[[《ディメンション・マジック》]]や[[《死者蘇生》]]で《マジカル・コンダクター》を[[特殊召喚]]したとき、その《マジカル・コンダクター》に[[魔力カウンター]]は乗りますか?~
A:[[魔法カード]]の[[発動]]に対して乗せる効果であり、その場合[[発動]]自体は[[特殊召喚]]の前になりますので、乗りません。(12/05/05)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSへ。~