《マジマジ☆マジシャンギャル》

エクシーズ・効果モンスター
ランク6/闇属性/魔法使い族/攻2400/守2000
魔法使い族レベル6モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
手札を1枚ゲームから除外して以下の効果から1つを選択して発動できる。
●相手フィールド上のモンスター1体を選択し、
このターンのエンドフェイズ時までコントロールを得る。
●相手の墓地のモンスター1体を選択し、自分フィールド上に特殊召喚する。

 週刊少年ジャンプ(2012年2号) 付属カードで登場した闇属性魔法使い族エクシーズモンスター
 エクシーズ素材を1つ取り除き、手札を1枚除外する事で、相手モンスター1体をエンドフェイズ時まで奪うか相手墓地モンスター蘇生する効果を持つ。

 エクシーズ素材レベル6の魔法使い族でなければならず、【魔法使い族】でも出しにくい部類に属する。
 展開をサポートするカードには《マジシャンズ・サークル》《ディメンション・マジック》があるものの、発動するタイミングを選ぶ。
 その上、該当する魔法使い族モンスターには実用性が乏しく、事故要因にしかならないモンスターが多い。
 このため、《カオス・ソーサラー》《ガガガマジシャン》《ガガガガール》コンボに頼ることになるだろう。
 この場合闇属性モンスターが増えるため、上記の他に《キラー・トマト》によるリクルートにも頼れる。
 その他の手段では、魔法使い族《フルエルフ》を2体揃え、レベル4のモンスターを公開してレベル6にする等がある。
 いずれにせよデッキが縛られるため、このカードを活用する場合はデッキを専用構築にする必要があるだろう。

 前半の効果モンスターを奪えるのはエンドフェイズまでであるため、シンクロ素材エクシーズ素材として利用したい。
 しかし、このカードを出す段階で召喚権を使ってしまっている場合も多いため、《ディメンション・マジック》等を使わない限り活用が難しい。
 また、ガガガモンスターを使用した場合はターン制限も手札コストも必要ない《No.11 ビッグ・アイ》の存在から、こちらの効果目当てにエクシーズ召喚されることは少ないだろう。
 一応、《No.11 ビッグ・アイ》とは違って、発動ターンでも攻撃できるため、奪ったモンスターとともにフィニッシャーとするのならばこちらのほうが有用な場合もある。

 後半の効果は、前半の効果と違い制限はないが、やはりエクシーズ素材手札の消費はある。
 強力なモンスター蘇生できるかどうかは相手依存であり、奪いたいモンスターがいないのならエクシーズ召喚する意味はあまりない。

 以上のことから、縛りがある割りにコストも必要と、扱いづらい面が目立つ。
 優秀な効果《カオス・ソーサラー》エクシーズ素材にしてまで出したいかは、よく考える必要があるだろう。
 ガガガモンスター《フルエルフ》を使う場合も、他のエクシーズモンスターとの優先度をよく考えたい。
 やはり上述の通り、コントロール奪取を兼ねたフィニッシャーとして扱うのが妥当だろうか。

関連カード

エクシーズ素材にできるモンスター

―そのままの状態で使用可能

―自身のモンスター効果が必要

収録パック等