《マハー・ヴァイロ/Maha Vailo》 †
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1550/守1400
このカードに装備された装備カード1枚につき、
このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
Magic Ruler −魔法の支配者−で登場した、光属性・魔法使い族の下級モンスター。
1550の基本攻撃力と、装備カードを装備することで攻撃力を上昇する永続効果を持つ。
《団結の力》で手軽に攻撃力が得られるようになるまでは、それなりに採用率も高かった。
《デーモンの斧》を1枚装備するだけで、攻撃力は《青眼の白龍》を凌駕する。
しかし、攻撃力上昇以外の効果は持たず、コントロール奪取された時のリスクもあり、除去カードにも弱い等弱点も多く、さほど強力ではない。
装備魔法専門デッキを使う際も、1枚なら《不意打ち又佐》、2枚以上なら《重装武者−ベン・ケイ》の方が総ダメージが上回ることが多い。
多くの装備魔法が抱えるディスアドバンテージを招くリスクも問題となる。
昔よりは魔法・罠カードが除去される事は少ないが、モンスターは除去されやすくなっている。
そのため、さほど強力なサポートカードもない、攻撃力にのみ秀でたモンスターは採用され難い。
使うなら《砂塵の大竜巻》《我が身を盾に》やカウンター罠等は用意しておきたい。
様々な特殊効果を持つ装備魔法は既に数多く存在しており、これからも増えていくのは間違いない。
その過程で顧みられるカードの一つであり、実際に使われると相手にとっては厄介であったりする。
- 原作・アニメにおいて―
アニメ版「海馬vsCPU」戦で海馬が使用。
《サイバーポッド》の効果によって特殊召喚され、最終的には《オベリスクの巨神兵》の特殊能力発動のための生け贄となっている。
またアニメ88話で、複製した《ラーの翼神竜》を使い、裁きを受けたグールズ団員が持っていたカードの内の1枚。
その後、アニメオリジナル「乃亜編」における「杏子vsBIG2」において杏子が使用。
《魔術の呪文書》と共に使用され窮地に追い込まれた彼女を救った。
「自分に一番似ているカードは?」という杏子の質問に対して遊戯が提示したのがこのカードで、それが縁でデッキに入っていた。
ちなみにその理由は「一見弱そうだけど、実は隠れた力を持っている」からだとか。
どうやら遊戯は自分の強さを自覚しているようである。
攻撃名は「ホーリー・ライトニング」。
- アニメ5D'sの「龍可vsフランク」戦で、フランクの使用した装備魔法である《不死のホメオスタシス》にその姿が描かれている。
ちなみにこちらの《マハー・ヴァイロ》は開眼している。
- コナミのゲーム作品において―
GBのDMシリーズでは効果を持たないモンスターとして登場し、オリジナルのテキストが存在する。
「紺色の服を身に纏いいつも瞑想している魔法使い」と書かれている。
- 神話・伝承に於いて―
マハーヴァイロチャーナとは、仏教における大日如来の事である。
この言葉はサンスクリット語で「よく輝くもの」の意。
普通如来は質素な姿で表現されるが、大日如来だけはカードイラスト同様豪華な装飾品を身につけた姿で描かれる。
関連カード †
収録パック等 †