*《マハー・ヴァイロ/Maha Vailo》 [#lacdc9a5]
 効果モンスター
 星4/光属性/魔法使い族/攻1550/守1400
 このカードに装備された装備カード1枚につき、
 このカードの攻撃力は500ポイントアップする。

 [[装備カード]]一枚に対し、更に[[攻撃力]]を500ポイント上げるカード。~
 [[《団結の力》]]で手軽に[[攻撃力]]が得られるようになるまでは、それなりに採用率も高かった。

 [[《団結の力》]][[《デーモンの斧》]]を1枚装備しただけで、[[攻撃力]]は[[《青眼の白龍》]]を凌駕する。~
 しかし、高い[[攻撃力]]以外は何も[[効果]]を持っていないので、[[コントロール奪取]]されたときのリスクがあったり、[[除去]]カードに[[破壊]]されてしまうため、やはり扱いづらい。~
 [[装備魔法]]専門[[デッキ]]に於いても、1枚なら[[《不意打ち又佐》]]、2枚上なら[[《重装武者−ベン・ケイ》]]の方が総[[ダメージ]]が上回ることが多いのである。~

 かつては[[《磁力の指輪》]]を装備しても[[攻撃力]]が下がらない[[メリット]]を生かしたり、[[《メテオ・ストライク》]]で[[攻撃力]]を上げて、その場を制圧する[[アタッカー]]としてもかなり優秀だった。~
 現在なら、これらの装備カードの[[上位互換]][[《レアゴールド・アーマー》]][[《ビッグバン・シュート》]]などを使えば以前以上の働きは期待できる。~
 それでも採用率が低いのは、多くの[[装備魔法]]が抱える[[ディスアドバンテージ]]のリスクのためであろう。~
 以前に比べ魔法・罠の[[除去]]はされにくくなったが、[[モンスター]]の[[単体除去]]は非常に容易であり、ただ[[攻撃力]]にのみ秀でた[[モンスター]]は採用され難いのである。~

 しかし、様々な特殊[[効果]]を持つ[[装備魔法]]はすでに多くあり、これからも増えていくのは間違いない。~
 その過程で必ず顧みられるカードの一つであることは間違いなく、実際使われると相手にとって厄介なカードになることも間違いない。~
 そういう意味では、これからのカードといえるのかもしれない。~

-最近始めたプレイヤーにはピンと来ないだろうが、[[Magic Ruler −魔法の支配者−]]をリアルタイムで味わった昔のプレイヤーには絶対的な知名度を誇るカード。~
第1期の「力押し」というノリ、新たに入った[[生け贄]]ルールによる[[上級]][[召喚]]というコストの高さ、「強いカード=キラカード=手に入りにくい」という認識。~
その状況下で登場した[[生け贄]]なしの[[レベル]]4、[[《悪魔のくちづけ》]]を一枚つけるだけで[[攻撃力]]2750という[[《ブラック・マジシャン》]]もびっくりな怪物的ステータス、しかも[[レアリティ]]は[[ノーマル>Normal]]ときたら当時の子供たちが食いつかないはずが無く、このカードの人気は非原作カードでは上位に食らいついた。~
さらに強化するための[[装備魔法]]も同パックで4枚も登場するのも人気の秘訣だったかもしれない。~
~
しかし、当時は力押しの雰囲気にも相まって、[[モンスター]]や魔法・罠の[[除去]]が非常に簡単であり、その上、今以上に[[コントロール奪取]]が簡単だった。~
[[《強奪》]]などを使えば[[コントロール奪取]]の上に[[攻撃力]]500アップまでされてしまう。~
こういう環境下での不思議な現象だが、強力すぎる[[攻撃力]]の[[モンスター]]は複数ターン維持して使用すればするほどリスクが増えるという現象が生じたのである。~
[[《マハー・ヴァイロ》]]は[[装備魔法]]と同時に使うと非常に強力であるが、[[1ターンキル]]圏内までには到達できない。~
この中途半端さが問題だったのである。~
もちろん、[[装備魔法]]そのものが抱える[[ディスアドバンテージ]]も問題であることは間違いない。~
結果、[[攻撃力]]1900程度の、[[コントロール奪取]]されても痛くない[[アタッカー]]を多く積み込んだ[[デッキ]]に勝ることは出来なかった。~
~
三日天下である事は言うまでも無い。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ版「海馬vs最強レベル[[デュエル]]ロボ(海馬の最強[[デッキ]]使用)」で海馬が使用。~
[[《サイバーポッド》]]の[[効果]]によって[[特殊召喚]]され、最終的には[[《オベリスクの巨神兵》]]の特殊能力発動のための[[生け贄]]となっている。~
~
その後、アニメオリジナル「乃亜編」における「杏子VSBIG2」において杏子が使用。~
[[《魔術の呪文書》]]と共に使用され窮地に追い込まれた彼女を救った。~
「自分に一番似ているカードは?」という杏子の質問に対して遊戯が提示したのがこのカードで、それが縁で[[デッキ]]に入っていたようだ。~
攻撃名は「ホーリーライトニング」。~
同じ杏子の[[《フレンドシップ》]]そっくりである。

-神話・伝承に於いて―~
マハーヴァイロチャーナとは、仏教における大日如来の事である。~
無論サンスクリット語であり、「よく輝くもの」の意。~
普通如来は質素な姿で表現されるが、大日如来だけはカードイラスト同様豪華な装飾品を身につけた姿で描かれる。~

**関連カード [#m659b473]
-[[《重装武者−ベン・ケイ》]]
-[[《不意打ち又佐》]]

**収録パック等 [#jda42a7a]
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP009
-[[DUELIST LEGACY Volume.1]] DL1-009 &size(10){[[Rare]]};
-[[Magic Ruler −魔法の支配者−]] MR-12
-[[プロモカード]] PC1-001

**FAQ [#c5d0aa88]
Q:~
A: