《ミノタウルス/Battle Ox》 †
通常モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻1700/守1000
すごい力を持つウシの怪物。
オノひと振りで何でもなぎ倒す。
BOOSTER6で登場した地属性・獣戦士族の通常モンスター。
《ミノケンタウロス》の融合素材。
《E・HERO プリズマー》等に対応する融合素材の中では攻撃力が高く、手札に来ても戦える程度の能力は持っている。
だが融合先が《簡易融合》に対応せず、墓地へ送ることで有効なコンボに繋がるわけでもないので、ファンデッキでなければ採用は難しいだろう。
融合素材となる地属性通常モンスターという条件で見ても、よりステータスが高く融合先も強力なものは多数存在する。
- 「ミノタウロス(Minotauros)」は、ギリシャ神話に登場する怪物。
元々はクレタ島のミノス王と妻パーシパエーの息子であり、その名前は「ミノスの牛」を意味している。
王が約束した雄牛をポセイドンに捧げなかったため、パーシパエーは牛に欲情する呪いをかけられる。
そうして、ダイダロスが作り上げた雌牛の模型に入ったパーシパエーと雄牛との間に牛頭人身の怪物が誕生した。
成長するにつれ乱暴になったため、手におえなくなったミノス王は同じくダイダロスに迷宮ラビュリントスを建造させ、そこに彼を閉じ込める。
ミノス王はミノタウロスの食料としてアテナイから9年毎に7人の少年と7人の少女を送らせたが、最期は生け贄の少年の1人として迷宮に進入した英雄テセウスにより倒された。
- 英語名では、上記の様な神話性を微塵も感じさせない、単なる「戦う雄牛」にされている。
「Battle Axe(戦斧)」と掛けられているのかもしれない。
- 原作・アニメにおいて―
原作序盤から「決闘者の王国編」にかけての海馬の主力モンスターの1体であり、記念すべき原作最初のデュエル「闇遊戯vs海馬」戦から登場している。
力任せに相手をねじ伏せるその姿は、まさに海馬のプレイスタイルを象徴していた。
この時、「どんなカードを引こうが この『ミノタウルス』カード一枚で粉砕・玉砕だぁ!! わはははーーー!」と、既に海馬節の片鱗を覗かせている。
その後は、自身が《デーモンの召喚》に粉砕された。
「遊戯vs死の腹話術師」戦では、腹話術師が海馬のカードを使っている事の象徴として先攻1ターン目に召喚した。
攻撃名は「斧断砕」もしくは「豪腕アックス」。
斧を使わずに《ワイト》を握り潰すシーンが印象的である。
- 初登場時に「ミノタウルスの剣は炎のブレスなど跳ね返す」と説明がなされている。(斧ではないのだろうか?)
実際に、後の王国編の「城之内vs海馬」では《炎の剣士》の攻撃力を300ダウンする能力を見せている。
- このモンスターの頭はどう見ても牛なのだが、原作では口がワニかドラゴンのように大きく開いている描写がしばしば見られる。
草食動物である牛は口を大きく開ける必要がないため、本来このように大きく口が開くようにはできていない。
- ただし、神話のミノタウロスは上述の通り人食いの化け物であり、このカードもそうであるなら別段おかしな話でもない。
- アニメでは原作における「闇遊戯vs海馬」の初戦が行われていない。
そのため、原作の死の腹話術師戦に相当する「闇遊戯vs物真似師」で物真似師が海馬のカードを使用したという演出役は《サイクロプス》に変更された。
こちらでは「バトルシティ編」以降も海馬のデッキに残っており、「海馬vsデュエルロボ」「遊戯&海馬vs光の仮面&闇の仮面」戦で使用されている。
なお「海馬vsデュエルロボ」戦では、守備力が誤って900と表示されている。
- 米国で制作された『遊戯王カプセルモンスターズ』(Yu-Gi-Oh! Capsule Monsters)にも登場。
城之内に襲いかかるが、本田の《シャベル・クラッシャー》によって倒された。
- アニメZEXALII第101話では、ベクターの記憶を司る遺跡のナンバーズを守る者として登場している。
ただしこのカードに描かれているものとは色遣いが異なり、肌が青色、鎧が黄色であった。
- コナミのゲーム作品において―
DM3・4・7・8では「相手の炎魔族のモンスターを全て破壊する」という効果を持っていた。
このカードは森魔族であり炎魔族が相手だと相性で敗北するのだが、この効果は上記の炎属性耐性を踏襲したものである。
自身の苦手とする魔族を自らの効果で処理することができる。
関連カード †
―リメイクモンスター
―融合関連
―《ミノタウルス》の姿が見られるカード
収録パック等 †
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