*《ミュータント・ハイブレイン/Mutant Mindmaster》 [#top]
 効果モンスター
 星6/闇属性/魔法使い族/攻   0/守2500
 (1):相手フィールドにモンスターが2体以上存在する場合、
 このカードの攻撃宣言時に、相手フィールドの表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
 その相手の表側攻撃表示モンスター1体のコントロールをバトルフェイズ終了時まで得る。
 対象のモンスターはこのターン直接攻撃できず、
 攻撃可能な場合、相手モンスター1体を攻撃対象として選び、ダメージ計算を行う。

 [[Vジャンプ(2005年5月号開始) 半年間定期購読特典>書籍付属カード#VJ2005]]で登場した[[闇属性]]・[[魔法使い族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[相手]][[モンスター]]を奪い、代理[[攻撃]]を行わせる[[効果]]を持つ。~

 [[攻撃力]]の低さから[[特殊召喚]]することが容易で、[[《キラー・トマト》]]・[[《リミット・リバース》]]・[[《マジシャンズ・サークル》]]等に対応している。~
 当然[[《ディメンション・マジック》]]にも対応し、後述のように[[コントロール奪取]]した[[モンスター]]の処理にも使えるという[[シナジー]]がある。~
 また、[[《マジマジ☆マジシャンギャル》]][[《風紀宮司ノリト》]]の[[エクシーズ素材]]になる。~

 [[相手]][[モンスター]]が2体以上の時、1体に[[攻撃宣言]]することで、もう一体の[[モンスター]]を[[コントロール奪取]]できる[[効果]]を持っているが、その期間は[[バトルフェイズ]]中と短く、応用しづらい面がある。~
 奪った[[相手]][[モンスター]]は[[コントロール]]が戻る前に[[《ディメンション・マジック》]]や[[《神秘の中華なべ》]]で[[リリース]]しておきたい。~
 [[チューナー]][[モンスター]]を奪えば[[《緊急同調》]]を使い[[シンクロ召喚]]をして追撃を行うことができる。~
 この[[カード]]の防御にも使える[[《強制終了》]]で強引に処理してしまっても良い。~

 しかし、[[モンスター効果]]を使用するためには[[攻撃表示]]でなければならず、次の[[ターン]]の[[ダメージ]]を覚悟しなければならない。~
 この[[デメリット]]を回避する方法として、[[《悪夢の迷宮》]]等で[[表示形式]]を変更するか、[[《くず鉄のかかし》]]等で守る必要がある。~
 [[守備力]]は高いため[[《反転世界》]]での迎撃も有効。~

 ただ、この[[カード]]を守ったとして、[[直接攻撃]]が不可となる以上、次の[[ターン]]に[[効果]]を再度使用できる状況はそう多くない。~
 当然ながら[[相手]]も展開時にはこちらの対応を想定しているはずである。~
 [[特殊召喚]]が容易とはいえ、複数の[[カード]]が絡む点には変わりがないので、奇襲的に1、2回使用できれば良しとして、早々に他の[[特殊召喚]]の[[コスト]]等に使用してしまって良いだろう。~
 [[《ブラック・ガーデン》]]では[[攻撃対象]]を用意しやすい。

//-代理[[攻撃]]は、「[[バトルステップの巻き戻し]]が発生した後の[[攻撃]]続行」に近い。~
//[[攻撃宣言]]ではないと考えるので、この代理[[攻撃]]に対し、[[《魔法の筒》]]等は使用できない。
//細かな解説はないが、カードデータベースの記述から効果でダメージ計算を行う効果のよう。

-奪った[[モンスター]]を[[《月の書》]]で[[裏側守備表示]]にしても、[[バトルフェイズ]]終了時に[[相手]]の場に戻る。~
[[テキスト]]の差異(あちらは「[[霊使い]]が[[表側表示]]で存在する限り[[コントロール]]を得る」となっている)から、[[霊使い]]とは効果処理が違うので注意。~
この[[カード]]は[[《洗脳−ブレインコントロール》]]で、[[霊使い]]は[[《強奪》]]と考えれば判り易いか。

-[[《人造人間−サイコ・ショッカー》]]などにも言えることだが、この[[カード]]もOCG化が遅ければ[[サイキック族]]になっていたのかもしれない。

-「ミュータント(mutant)」とは、英語で「突然変異体」や「変種」を意味する。

-原作・アニメにおいて―~
遊戯王Rの「城之内vsピート・コパーマイン」戦にてピート・コパーマインが使用。~
原作では[[直接攻撃]]が可能であった。~
《リカントロープ》を[[生け贄]]に[[召喚]]され、その[[効果]]で城之内の[[《リトル・ウィンガード》]]を奪って[[直接攻撃]]を行った。~
また超能力で相手を操る設定のためか、[[《落とし穴》]](原作効果)を回避しての[[攻撃]]が可能であった。~
[[《聖導騎士イシュザーク》]]の[[攻撃]]を[[魔法カード]]《テレテンポレート》で回避し、返しの[[ターン]]に[[《聖導騎士イシュザーク》]]を操って勝負を決めようとするが、城之内が[[《墓荒らし》]]によって[[発動]]した《テレテンポレート》を使われて回避されてしまい、返しの[[ターン]]に[[《聖導騎士イシュザーク》]]に[[戦闘破壊]]された。~
[[効果]]名は「テレキネシス・ハンド・フォース」。

--アニメARC-VのLDSの小テストで、この[[カード]]の[[守備力]]を答える問題が出された。

**関連カード [#card]
-[[コントロール奪取]]

-[[《FNo.0 未来皇ホープ》]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Vジャンプ(2005年5月号開始) 半年間定期購読特典>書籍付属カード#VJ2005]] VJC-JP010 &size(10){[[Ultra]]};
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]] 15AX-JPY28 &size(10){([[N-Parallel]])};

**FAQ [#faq]
//Q:[[相手]][[モンスター]]が一体の時、この[[効果]]は使うことができますか?~
//A:できません。(12/05/14)
//明文化

//Q:[[相手]][[フィールド]]上に[[《因幡之白兎》]](=[[直接攻撃]]しかできない)しか存在しない場合、この[[カードの効果]]を[[発動]]できますか?~
//A:いいえ、できません。

Q:[[効果]]を使用した《ミュータント・ハイブレイン》を[[《宝玉獣 エメラルド・タートル》]]の[[効果]]で[[守備表示]]にすることは出来ますか?~
A:[[守備表示]]にできます。(10/07/04)

Q:(1)の[[効果]]で[[相手]][[モンスター]]1体を[[攻撃対象]]として選び、[[ダメージ計算]]を行う際に[[《クリボー》]]や[[《オネスト》]]の[[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:いいえ、[[攻撃対象]]を選んでから[[ダメージ計算]]を完了するまでが[[効果]]処理中として扱われますので、それに割り込んで[[発動]]できません。(15/01/12)