*《メサイアの&ruby(ありじごく){蟻地獄};/Infinite Dismissal》 [#top]
 永続罠
 フィールド上に表側表示で存在する全てのレベル3以下のモンスターは、
 召喚・反転召喚したターンのエンドフェイズ時に破壊される。

 [[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]]で登場した[[永続罠]]。~
 [[召喚]]・[[反転召喚]]した[[モンスター]]を[[破壊]]する。~

 [[シンクロ召喚]]と[[エクシーズ召喚]]により[[レベル]]3以下の[[モンスター]]は[[召喚]]されやすいものの、それらの素材になってしまう事が多く[[破壊]]できる機会は少ない。~
 この[[カード]]で[[除去]]できる[[カード]]で使用頻度が高いのは[[《魂を削る死霊》]]や[[《お注射天使リリー》]]ぐらいなものである。~
 また、[[破壊]]できるのは[[エンドフェイズ]]なので、[[攻撃]]は結局通してしまう。~
 そして[[特殊召喚]]に対応しておらず、[[破壊]]できる機会はかなり少なくなってしまう。~

 だが、[[《デビリアン・ソング》]]との[[コンボ]]では[[レベル]]4の[[モンスター]]を[[破壊]]できるので、[[汎用性]]が増す。~
 また、対[[【水属性】]]では、[[《伝説の都 アトランティス》]]により[[レベル]]4の[[モンスター]]が[[レベル]]3となるため、使える機会は増える。~
 本格的に運用したいなら、[[《虚無空間》]]や[[《宮廷のしきたり》]]も併用し、[[永続罠]]軸の[[【メタビート】]]を組むといいだろう。~

-[[召喚]]・[[反転召喚]]された後その[[モンスター]]が[[裏側守備表示]]となった場合、その[[モンスター]]は[[破壊]]されない。~
つまり、[[サイクル・リバース]][[効果モンスター]]達に対しては役に立たない。~

-後出しが可能であり、[[レベル]]3以下の[[モンスター]]が[[召喚]]された後に同一[[ターン]]でこの[[カード]]を[[発動]]すれば、その[[モンスター]]を[[破壊]]できる。~
[[永続罠]]であるため、[[エンドフェイズ]]にこの[[カード]]を[[除去]]されないことが前提である。 ~

-「メサイア(Messiah)」とは、ヘブライ語で「油を注がれた者」を意味する「Messiah」の英語読みであり、「神的な救済者」の意。~
一般には慣用仮名読みの「メシア」で知られている。~
キリスト教においてはイエスの事を表し、しばしば「救世主」と訳される。~
一方でユダヤ教に於けるメシアは、イスラエルを再建し世界に平和をもたらす者とされる。~
宗教以前に[[効果]]や[[イラスト]]に全く関係がなく、英語版では全く別の名前に変えられている。~

-原作・アニメにおいて―~
「全国大会決勝戦」における「ダイナソー竜崎vsインセクター羽蛾」戦において羽蛾が使用。~
その[[効果]]で[[《二頭を持つキング・レックス》]]の[[攻撃]]を封じ、[[反撃>1ターンキル]]へ繋げた。~

--アニメでは[[イラスト]]の塗りが違い、またアイコンも描かれていなかった。~
また、原作・アニメ共に「相手が攻撃を宣言すると同時に効力を発する」としか書かれていないが、実物の[[《六芒星の呪縛》]]に近い[[効果]]を持っていた。~

--M&Wは当初[[モンスターカード]]と[[魔法カード]]の2種類のみであった。~
原作でのこの[[カード]]の表記は[[魔法カード]]であった為「[[魔法>魔法カード]]を[[トラップ>罠カード]]を張るかのように使った」。~
竜崎も[[罠カード]]と驚いていたが、上記のように[[カードの種類]]を示した訳ではない。~
後に[[罠カード]]がM&Wの種類に正式に追加されることになる。~

--アニメGXにおいて、この[[カード]]と酷似した[[効果]]を持つ《サンド・ドゥードゥルバグ》が登場した。~

-コナミのゲーム作品において―~
一部のDMシリーズでは、「[[相手]]の[[攻撃モンスター]]1体をその[[ターン]]動けなくする」といった[[効果]]を持つ。~
しかしこのシリーズでは[[攻撃]]反応系の[[罠カード]]の種類が多いのでそれらの[[罠カード]]がこれ以外使えないDM4の[[遊戯>《遊戯》]][[デッキ]]でのみ使用することになる。~
元々この[[カード]]はDM4では[[遊戯>《遊戯》]][[デッキ]]以外で使用することが出来ず、[[遊戯>《遊戯》]][[デッキ]]においては[[生け贄]]を守る為にはやはり必要になってくる[[カード]]である。~
[[相手]][[モンスター]]の[[攻撃力]]を問わず必ず止める事が出来るので、そういった面では《ベア・トラップ》や[[《硫酸のたまった落とし穴》]]に勝る点もある。~
(もっとも、[[墓地]]の利用機会がOCGと比べ少ないこれらのゲームにおいては、敵[[モンスター]]はフィールドに残さず[[破壊]]したほうが良いため、問答無用で[[攻撃]][[モンスター]]を[[破壊]]する[[《万能地雷グレイモヤ》]][[《激流葬》]]には大きく劣ってはいた。)~
DM8でも同様の効果となっており、理不尽にコストの高い[[カード]]が多い中、この[[カード]]はコスト0なので[[デッキ]]に入れていた[[プレイヤー]]は多い。~
真DM2でも[[コスト]]が低く3[[ターン]]も呪縛できる[[効果]]であり、そこそこ重宝された。~
--モンスターカプセルGBでは、[[《ビック・アント》]]の技として登場する。~
技レベル2で使える通常攻撃である。~

--[[DUEL TERMINAL]]では羽蛾が使用。~
稀に[[自分]]の[[モンスター]]が巻き込まれる。~

**関連カード [#card]
-[[《ふるい落とし》]]

-[[《天狗のうちわ》]]

**収録パック等 [#pack]
-[[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]] TB-22
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-019
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP186
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP159

**FAQ [#faq]
Q:[[攻撃]]を受けて[[表側表示]]になった[[《マシュマロン》]]等は、[[エンドフェイズ]]に[[破壊]]されますか?~
A:[[戦闘]]による[[リバース]]は、[[反転召喚]]ではありません。

Q:[[召喚]]されてから[[レベル]]が3に変動した場合、どう処理しますか?~
  また、逆に[[召喚]]した後で4になった場合、どう処理しますか?~
A:3以外が3になった場合は、[[破壊]]されます。逆に、3が3以外になった場合は[[破壊]]されません。(08/11/02)

Q:この[[効果]]に[[チェーンブロック]]は作られますか?~
A:[[調整中]]。(15/09/27)
//A:[[エンドフェイズ]]に[[チェーンブロック]]を作る[[効果]]になります。(10/09/09)

Q:[[レベル]]3以下の[[モンスター]]が同じ[[ターン]]中に複数体[[召喚]]・[[反転召喚]]された場合、一度の[[効果の発動]]でその[[モンスター]]を全て[[破壊]]しますか?~
A:はい、一度の[[効果]]処理で全ての[[モンスター]]を[[破壊]]します。~
  そのため[[対象を取らない効果>対象をとる(指定する)効果]]として扱います。(10/09/09)

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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