通常罠(制限カード、2022年1月1日から準制限カード) (1):デッキからフィールド魔法カード1枚を選び、手札に加えるか自分フィールドに発動する。
CIRCUIT BREAKで登場した通常罠。
デッキのフィールド魔法をサーチするか自分フィールドに発動する効果を持つ。
フィールド魔法の汎用サーチカードの1枚であり、現在は《テラ・フォーミング》・《盆回し》と同じ制限カードに指定されている。
デッキの用途や環境に応じて3種の中から優先順位を決めると良いが、フィールド魔法への依存度が高いデッキでは3種全て搭載しても良いだろう。
《テラ・フォーミング》・《盆回し》に比べると、こちらは罠カードなので発動まで1ターン遅れる点で劣る。
基本的にフィールド魔法は自分のターンに効果を使いたいものが多いため、単純な汎用性では分が悪いと言える。
ただし、《盆回し》に対しては複数種類のフィールド魔法を投入する必要が無い点で勝る。
このカードの最大の利点はフリーチェーンの罠カードなので、任意のタイミングでフィールド魔法を発動できる点である。
例えば自分フィールドにモンスターがいない状況で相手がモンスターを出した瞬間に《魔鍾洞》を発動すれば強力なロックをかけられる。
《王家の眠る谷−ネクロバレー》や《サモンブレーカー》等は、相手の行動にチェーンして妨害できるようになり、メタとしての効力をより高められる。
【魔界劇団】では相手のモンスター効果にチェーンして《魔界劇場「ファンタスティックシアター」》を発動すれば、魔法・罠除去に変換して魔界台本を破壊できる。
【PSYフレーム】では、自分のPSYフレームギアの効果にチェーンして、《PSYフレーム・サーキット》を発動すれば、そのまま特殊召喚したPSYフレームモンスターでシンクロ召喚できる。
攻撃宣言時に《ガイアパワー》などのステータスを変動させるフィールド魔法を発動すれば、コンバットトリックとして運用する事も可能である。
これらは先にサーチして相手にフィールド魔法の存在をばらしてしまう上記のカードではできないプレイングである。
《終焉の地》と同様に、《オレイカルコスの結界》等が持つ発動時のデメリットを回避する事ができる。
《ユニオン格納庫》等の発動時のサーチ効果が使用できない欠点も同様である。
他にも、《テラ・フォーミング》の天敵である《ライオウ》等の妨害を受けないため、フィールド魔法に依存するデッキではサイドデッキに用意しておくのも手だろう。
なお、サーチを効果に含むカードであるため、手札に加える気がなくても《灰流うらら》には無効化されてしまう。
―デッキ内のフィールド魔法を手札に加えるカードについては《テラ・フォーミング》を参照
―デッキ内のフィールド魔法を直接発動するカードについては《終焉の地》を参照