遊戯王カードWiki - 《メテオ・プロミネンス》のバックアップ(No.44)

《メテオ・プロミネンス/Meteor Flare》 †

通常罠
相手ライフが３０００ポイントよりも多い場合、
手札を２枚墓地へ送って発動する事ができる。
相手ライフに２０００ポイントダメージを与える。
このカードが墓地に存在する場合、
自分のドローフェイズ時に通常のドローを行う代わりに、
このカードを手札に加える事ができる。

　ABSOLUTE POWERFORCEで登場した通常罠。
　特定の条件下で手札コスト２枚と引き換えに相手に2000ダメージ与える効果と、通常のドローと引き換えに自身をサルベージする効果を持つ。

　《デス・メテオ》と違い通常罠なので、相手のライフが4000の時に２枚チェーン発動すれば止めを刺す事ができる。
　しかし、カード１枚で1000ポイントダメージを基本とするバーン効果の中で、３枚消費して2000ポイントは今ひとつ効率が良くない。

　そのため手札を墓地へ送ることをメリットとする必要が出てくる。
　《ヴォルカニック・バックショット》・《おジャマジック》のような墓地へ送られた時に発動する効果の使用や、《ファイアーダーツ》等、手札が０枚の時のみ発動可能なカードのサポートを狙うと良いだろう。
　後者には他に適したカードが多数存在するが、前者とのかみ合わせは良く、《ヴォルカニック・バックショット》であれば火力増強が狙える。
　また、《おジャマジック》をコストにすればハンド・アドバンテージを±０にでき、サルベージ効果により２～３回連続の発動を狙える。

　他には打点が全体的に低めで、手札に余った魔法カードを墓地に落とすことでサポートも出来る事から【閃刀姫】や、
　墓地から上級モンスターを手札に戻しやすく、墓地に落ちても手札誘発が出来なくなるだけで特殊召喚には大して影響しない事からデッキの動きを邪魔しにくい【ドラゴンメイド】にアクセント兼火力補強として入れてみるのも、デッキ構築によっては悪くは無いかもしれない。
　特に【閃刀姫】には、効果で自分の場のカードを墓地に送る効果が付随しているものがいくつかあり、発動条件が満たせなくなってもこれらの効果に使う事が出来るという点から「使い減りしないコストカード」としても使える。

　よって上記のようなカードを使うデッキでアクセントとして使用するか、大量のドローエンジンを搭載した専用デッキを組んで使いたい。
　【チェーンバーン】においては、大量に搭載した手札交換カードをバーンカードに変換できるため、引導火力に転用できる。
　墓地に同名カードが何枚存在しようとサルベージできるのは１枚であるため、不要になった２枚目以降は《ジャンク・コレクター》で再利用することでコストも軽減でき有効。

　ただ、やはり単体でトドメをさせないのが大きく足を引っ張る。
　上記のようなカードを用いて専用デッキを構築しても、他のダメージソースか２枚目を引き当てるドローソースが必要になり、結局中途半端な【フルバーン】や【チェーンバーン】になりがちである。

「3000ポイントよりも多い場合」なので、相手ライフが3000丁度の場合は使えない。

他の自己サルベージカードにない特徴として、罠カードである事が挙げられる。
自己サルベージ可能な罠カードには他に《炎渦の胎動》があるが、あちらは【炎属性】主体の場合にしか使えない。
こちらは炎属性が入っていなくとも使えるので、《成金忍者》の手札コストや、《コアキメイル・パワーハンド》の維持コストとして相手に見せるという選択肢にもなり得る。

日本名の「プロミネンス(Prominence)」は《プロミネンス・ドラゴン》にある通り「（太陽の）紅炎」を指す。
英語名が「隕石の燃え上がる炎」と訳されているのは、プロミネンスが隕石の炎を指さないためだろう。

原作・アニメにおいて―
アニメ5D'sの「遊星＆ジャック＆クロウvsレクス・ゴドウィン」戦においてレクスが使用。
アニメでは相手のライフポイントに関係なく発動でき、遊星のライフポイントが１の時に発動される。
しかし通常罠《ジョイント・フューチャー》により発動を無効にされ、さらにデッキに戻されることで再利用の道も断たれた。
また、公式サイトのデュエルワンポイントレッスンのTurn147において、2000ポイントの効果ダメージを与えるカードとして紹介された。