*《メンタルスフィア・デーモン/Thought Ruler Archfiend》 [#o99611eb]
*《メンタルスフィア・デーモン/Thought Ruler Archfiend》 [#top]
 シンクロ・効果モンスター
 星8/闇属性/サイキック族/攻2700/守2300
 チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
 このカードが戦闘によってモンスターを破壊し墓地へ送った時、
 破壊したモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のライフポイントを回復する。
 サイキック族モンスター1体を対象にする魔法または罠カードが発動された時、
 1000ライフポイントを払う事でその発動を無効にし破壊する。
//英語名http://i47.photobucket.com/albums/f166/shriek10/tdgsen/044.jpg
 (1):このカードが戦闘でモンスターを破壊し墓地へ送った場合に発動する。
 そのモンスターの元々の攻撃力分だけ自分のLPを回復する。
 (2):サイキック族モンスター1体のみを対象とする魔法・罠カードが発動した時、
 1000LPを払って発動できる。
 その発動を無効にし破壊する。

 [[THE DUELIST GENESIS]]で登場した、[[闇属性]]・[[サイキック族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 [[戦闘で破壊>戦闘破壊]]して、[[墓地]]へ送った[[モンスター]]の[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]分だけ[[ライフ回復]]する、[[誘発効果]]を持つ。~
 また[[サイキック族]]を[[対象]]とした[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にし[[破壊]]する、[[誘発即時効果]]を持つ。~
 [[THE DUELIST GENESIS]]で登場した[[闇属性]]・[[サイキック族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 [[モンスター]]を[[戦闘破壊]]し[[墓地へ送った]]場合にその[[攻撃力]]分[[ライフ回復]]を行う[[誘発効果]]、[[サイキック族]]を[[対象]]にする[[魔法・罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にする[[誘発即時効果]]を持つ。~

 テキストの通り、[[無効]]化できるのは、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]のみである。~
 [[無効]]にできる[[カード]]のリストは、[[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]の項を参照。~
 [[無効]]にできるのは[[魔法・罠カード]]のみであり、[[効果モンスター]]には無力なので注意。~
 (1)は[[戦闘破壊]]の際に[[ライフ回復]]する[[効果]]。~
 [[レベル]]8[[シンクロモンスター]]としては中途半端な[[攻撃力]]だが、[[戦闘破壊]]できる範囲はそれなりに広いので、[[ライフ・アドバンテージ]]目当てで採用する価値はある。~
 [[【サイキック族】]]はもちろん、[[《神の警告》]]や[[《我が身を盾に》]]など[[ライフポイント]]を消耗しやすい[[カード]]を多用する[[デッキ]]とは相性が良い。~
 一般的な[[ビートダウン]]の[[デッキ]]でも、この[[カード]]で[[戦闘破壊]]できる[[モンスター]]と場持ちのよさを考えると勝利に結びつく大きな[[ライフゲイン]]を期待できる。~

 高い[[攻撃力]]と[[効果]][[耐性]]を持つので、並みの[[モンスター]]より場持ちは良く、[[アタッカー]]能力は高い。~
 [[対象をとる効果>対象をとる(指定する)効果]]を[[無効]]化する[[効果]]は、1000[[ライフ>ライフポイント]]という高めの[[コスト]]を要求するが、自身の[[ライフ回復]][[効果]]によって1回分の[[コスト]]はすぐに賄える。~
 [[《スターダスト・ドラゴン》]]の弱点である、[[《収縮》]]や[[《次元幽閉》]]に強いので、状況によって選んでいきたい。
 (2)は[[サイキック族]]への[[対象]][[耐性]]。~
 自身も[[サイキック族]]なので、実質[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]に[[耐性]]を持っていると言える。~
 1000の[[ライフコスト]]はやや高めだが、(1)の[[ライフ回復]][[効果]]によって1回分の[[コスト]]はすぐに賄える。~
 [[シンクロモンスター]]全体が弱点とする[[《強制脱出装置》]]も怖くないが、[[無効]]にできるのは[[対象をとる>対象をとる(指定する)効果]][[魔法・罠カード]]のみと決して広くなく、[[効果モンスター]]には全くの無力。~
 また、[[シンクロ召喚]]自体を[[無効]]にしてくる[[《神の警告》]]にも無力である。~
 勿論[[対象]]を取らない[[《奈落の落とし穴》]]などを回避できず、この点は同じく詰めの局面で役立つ[[《スターダスト・ドラゴン》]]等と異なる。~
 [[《月の書》]]等を気にせず攻め込めるのは[[《スターダスト・ドラゴン》]]に勝る部分である。~

-守りの面で考えた時に、[[《スターダスト・ドラゴン》]]や[[《ギガンテック・ファイター》]]とは[[シンクロ召喚]]し分けるのが難しいところである。~
余裕があるなら3種全て採用して、様々な状況に対応できる様にすると良いだろう。~
--[[《スターダスト・ドラゴン》]]~
[[破壊]][[効果]]を持った[[除去]][[カード]]全般に強い。~
範囲が広く、[[無効]]に出来る[[カード]]の数が多いのが強み。
--[[《ギガンテック・ファイター》]]~
[[カードの効果]]による[[除去]]への[[耐性]]はないが、[[攻撃力]]・[[効果]]の両面で[[戦闘]][[破壊]]に強い。~
[[《収縮》]]や[[《オネスト》]]、[[表示形式]]を変更する[[効果]]にも間接的に強い。~
他の2体と違い[[《ゴヨウ・ガーディアン》]]に[[戦闘破壊]]されないのもポイント。~
--《メンタルスフィア・デーモン》~
[[対象をとる>対象をとる(指定する)効果]][[魔法・罠カード]]ならば、[[《次元幽閉》]]などの[[除外]]も[[無効]]にすることができる。~
[[《収縮》]]や[[《月の書》]]にも強く、上記2体と違い[[《マクロコスモス》]]の影響を受けずに([[ライフ回復]][[効果]]は使えないが)活躍する事ができる。~
 登場当初は[[対象]]を取る[[魔法・罠カード]]も採用されており使い勝手は良かったが、インフレが進むに連れて[[モンスター効果]]や[[対象をとらない効果]]による[[除去]]が増え、[[耐性]]が活かせないことが多くなった。~
 [[レベル]]に対して[[攻撃力]]が低いこともあり、汎用[[シンクロモンスター]]として使うことは難しい。~
 やはり[[【サイキック族】]]など自身の[[効果]]をフル活用できる[[デッキ]]でこそ輝く[[カード]]と言える。~

-この[[カード]]自体も[[サイキック族]]なので、[[効果]]を[[発動]]できる。~
ただし、「[[サイキック族]][[モンスター]]''1体''を[[対象]]にする」と限定している点に注意。~
「[[サイキック族]]+[[サイキック族]]」「[[サイキック族]]+[[魔法カード]]」の様に複数が同時に[[対象]]となった時は使えない。
-(2)の[[効果]]は、「[[サイキック族]][[モンスター]]''1体''を[[対象]]にする」と限定されているため、[[《ゴッドバードアタック》]]などの複数体を[[対象]]に取る[[効果]]に対しては[[発動]]できない。~
「[[サイキック族]]+[[魔法カード]]」のような場合も同様である。~

-[[ライフゲイン]][[効果]]は、[[サイキック族]]だけで無く、[[デーモン]]との相性も抜群である。~
この[[カード]]自身も「[[デーモン]]」の名を持つので、多少強引に[[チューナー]]を確保してでも、[[【デーモン】]]に採用する価値はある。~
幸い[[デーモン]]には[[レベル]]5の[[《ミストデーモン》]]が存在している。~
[[《ダーク・リゾネーター》]]と組み合わせれば[[シンクロ召喚]]はそれほど難しくないだろう。
-見落としがちだが、''(2)の[[効果]]は[[フィールド]]だけでなく[[墓地]]や[[除外]]された[[サイキック族]]1体が[[対象]]になった時も[[発動]]できる''。~
[[《死者蘇生》]]でこちらの[[モンスター]]が奪われる事を防ぐ事ができ、[[コントローラー]]の指定もないので、[[【サイキック族】]]の[[ミラーマッチ]]なら[[相手]]の[[《戦線復帰》]]等も[[無効]]にできる。~
汎用[[カード]]としては[[自分]]の[[《幽鬼うさぎ》]]を[[相手]]の[[《墓穴の指名者》]]で[[無効]]にされる事がなくなるのは大きな利点。~

-「[[スフィア>《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]](sphere)」とは、「玉、球体」以外に「範囲、領域、分野、階級」等の意味を持つ。~
「精神領域の悪魔」と訳すのが妥当だろう。~
[[イラスト]]をよく見ると、この[[モンスター]]は回路のようなものが張り巡らされた球体の内部にいるようであり、ここがその精神領域なのかもしれない。~
また、[[スフィア>《スフィア・ボム 球体時限爆弾》]]の名の通り、身体が濃緑色の球体で構成されている。~
英語名の「Thought」は、「思考力、想像力」、「Ruler」は「支配者」の意。~
-(1)の[[効果]]は、[[サイキック族]]だけでなく、[[デーモン]]との相性も抜群である。~
[[悪魔族]]ではないがこの[[カード]]自身も「[[デーモン]]」の名を持ち、[[チェスデーモン]]の[[効果]]や[[《デーモンの宣告》]]などで払った[[ライフ]]を多少は[[回復]]できるので、[[《ライトロード・デーモン ヴァイス》]]を確保してでも[[【デーモン】]]への採用を検討してもいいかもしれない。~

-[[《アルティメットサイキッカー》]]はこの[[カード]]を[[融合素材]]に指定しているわけではないが、その姿はこの[[カード]]が進化したように見える。~
また[[《メンタルオーバー・デーモン》]]もこの[[カード]]と似通った姿・[[カード名]]をしていることから、この[[カード]]が[[サイキック族]]を象徴する[[モンスター]]の1体であることは間違いないだろう。~

-「スフィア(Sphere)」とは、「玉、球体」以外に「範囲、領域、分野、階級」等の意味を持つ。~
[[英語名]]の「Thought」は「思考力、想像力」、「Ruler」は「支配者」の意。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「龍亞vsディヴァイン」戦においてディヴァインが使用。~
[[《サイキックブレイク》]]の[[効果]]で[[レベル]]を1つ上げた[[《サイコ・コマンダー》]]と[[《サイコ・ウォールド》]]を[[シンクロ素材]]として[[シンクロ召喚]]された。~
[[サイキック族]]に[[直接攻撃]]可能の[[効果]]を付与する[[罠カード]]《バトル・テレポーテーション》の[[効果]]を受け、龍亞に[[直接攻撃]]を行った。~
[[《バトル・テレポーテーション》]]により、龍亞に[[直接攻撃]]を行い[[フィニッシャー]]となった。~
「カーリーvsディヴァイン」(2戦目)においても、ディヴァインが「私の最強[[カード]]」と称して[[シンクロ召喚]]しようとしていたが、[[シンクロ召喚]]できずに終わっている。~

--[[シンクロ召喚]]の際の台詞は、「逆巻け、我が復讐の黒炎![[シンクロ召喚]]!来い、《メンタルスフィア・デーモン》!」
--[[シンクロ召喚]]時の口上は「逆巻け、我が復讐の黒炎![[シンクロ召喚]]!来い、《メンタルスフィア・デーモン》!」~

--「カーリーvsディヴァイン」(2戦目)では、この[[カード]]の[[シンクロ召喚]]を狙っていたが、未遂に終わっている。~
この時、ディヴァインは「私の[[デッキ]]における最強の[[攻撃力]]を持つ[[モンスター]]」と評していた。~
どうやら[[《ハイパーサイコガンナー》]]は入っていないようである。
--アニメARC-Vの回想で、ジャックの[[《クリムゾン・ブレーダー》]]に[[破壊]]されているのが確認できる。~
ちなみに、その時のジャックの[[相手]]は、アニメ5D'sでこの[[カード]]を使用したディヴァインに酷似していた。~

//-コナミのゲーム作品において―~
-コナミのゲーム作品において―~
[[DUEL TERMINAL]]ではディヴァインが使用。~
アニメで使用されなかった2つの[[効果]]には、両方に専用ボイスが用意されている。~
また、この[[カード]]と[[《クレボンス》]]と[[《マジカル・アンドロイド》]]をスキャンすると隠し[[デッキ]]「サイキック・アルカディア」が使用できる。~
このゲーム内の[[環境]]での[[レベル]]8の[[シンクロモンスター]]では格段に[[汎用性]]が高く、NEXTの大会等でも場持ちが良く大量の[[ライフゲイン]]を行える[[カード]]として多くの[[デッキ]]で活躍した。~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#d4c9d0cc]
**関連カード [#card]
-[[デーモン]]

―[[戦闘破壊]]し、[[墓地へ送った>墓地に送る]][[モンスター]]の[[元々の攻撃力>元々の攻撃力(守備力)]]分だけ[[ライフ回復]]
-[[《守護天使 ジャンヌ》]]
-[[《アルティメットサイキッカー》]]
-[[《メンタルオーバー・デーモン》]]

-[[《E・HERO スチーム・ヒーラー》]]
-[[《デス・デーモン・ドラゴン》]] 
-[[《ドラゴン・ウォリアー》]]

-[[《ハイドロ・ジェネクス》]]
//-[[《メンタルスフィア・デーモン》]]
-[[戦闘破壊したモンスターのステータスに依存した回復効果を持つカード>《守護天使 ジャンヌ》#list]]

-[[《八尺勾玉》]]
―《メンタルスフィア・デーモン》の姿が見られる[[カード]]
-[[《念動増幅装置》]]

―《メンタルスフィア・デーモン》の姿の見られる[[カード]]
-[[《Telekinetic Charging Cell》]]

-[[《サイコ・チャージ》]]

**収録パック等 [#uaa7f7df]
**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
-[[【サイキック族】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[THE DUELIST GENESIS]] TDGS-JP044 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]]};
-[[DUEL TERMINAL −インヴェルズの侵略!!−]] DT10-JP038 &size(10){[[Super]]};
-[[DUELIST EDITION Volume 3]] DE03-JP019
-[[トーナメントパック2018 Vol.4]] 18TP-JP410

**FAQ [#tc36eb3b]
Q:同一[[チェーン]]上で、[[サイキック族]]1体を[[対象]]にする[[魔法>魔法カード]]または[[罠カード]]の[[発動]]を[[無効]]にし[[破壊]]する[[効果]]は複数回[[発動]]できますか?~
**FAQ [#faq]
***(1)の効果について [#faq1]
Q:[[相打ち]]の場合、[[回復]][[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:この[[効果]]は[[ダメージステップ終了時]]に[[発動]]する[[効果]]のため、自身が[[戦闘]]で[[破壊]]されてしまう場合は[[発動]]できません。(14/04/03)~

***(2)の効果について [#faq2]
Q:同一[[チェーン]]上で、(2)の[[効果]]は複数回[[発動]]できますか?~
A:同一[[チェーン]]上で複数回[[発動]]できます。(08/06/01)

Q:[[ダメージステップ]]中でも、無効化[[効果]]は[[発動]]できますか?~
Q:[[ダメージステップ]]中でも、(2)の[[効果]]は[[発動]]できますか?~
A:はい、[[発動]]可能です。(08/06/01)

Q:「[[サイキック族]]+[[サイキック族]]」、「[[サイキック族]]+[[魔法カード]]」の様に、複数が同時に[[対象]]となった場合は、[[無効]]化[[効果]]を使えますか?~
A:いいえ、使えません。[[サイキック族]]1体が[[対象]]となった時のみです。(08/05/16)
Q:「[[サイキック族]]と[[サイキック族]]」、「[[サイキック族]]と[[魔法カード]]」の様に、複数が同時に[[対象]]となった場合は、(2)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:いいえ、使えません。~
  [[サイキック族]]1体が[[対象]]となった時のみです。(08/05/16)

//質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//質問だけの投稿はお止めください。
//ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。~
Q:[[墓地]]や[[除外]]された[[サイキック族]]1体が[[魔法・罠カード]]の[[対象]]となった場合でも(2)の[[効果]]を[[発動]]できますか?~
A:はい、その場合でも[[発動]]できます。(09/09/26)

Q:(2)の[[効果]]で[[魔法・罠カード]]の[[効果の発動]]を[[無効]]にできますか?~
A:[[魔法・罠カード]]の”[[カードの発動]]”のみを[[無効]]にできる[[効果]]です。(11/12/17)~
//甲虫装機ホーネットのページに誤った裁定が書かれていたので、念のためこちらにも追記。


//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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