*《モザイク・マンティコア/Mosaic Manticore》 [#top]
 効果モンスター
 星8/地属性/獣族/攻2800/守2500
 (1):このカードがアドバンス召喚に成功した場合、
 次の自分ターンのスタンバイフェイズに発動する。
 このカードのアドバンス召喚のためにリリースしたモンスターを
 墓地から可能な限り自分フィールドに特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃宣言できず、効果は無効化される。

 [[週刊少年ジャンプ(2007年2号) 付属カード>書籍付属カード#WJ]]で登場した[[地属性]]・[[獣族]]の[[最上級モンスター]]。~
 [[リリース]]された[[モンスター]]を制限付きで次の[[ターン]]に[[蘇生]]する[[誘発効果]]を持つ。

 2体の[[リリース]]がそのまま戻ってくるため、[[最上級モンスター]]を多用する[[【冥界軸最上級多用】]]との相性は抜群。~
 [[《ゴブリンゾンビ》]]などの[[効果]]を繰り返し[[発動]]させたり、[[シンクロ>シンクロ素材]]・[[エクシーズ素材]]としての活用もできる。~
 ただし、[[召喚]]した次の[[スタンバイフェイズ]]にこの[[カード]]が[[表側表示]]で存在していないと[[効果]]が[[発動]]しないという致命的な欠点がある。~
 [[耐性]]の無いこの[[カード]]を、[[相手]]がむざむざと1[[ターン]]放置してくれる事は考えにくいので、[[《オーバーウェルム》]]や[[《進撃の帝王》]]との併用は必須となる。~

 [[《ハードアームドラゴン》]]とは相性がよく、この[[カード]]に[[耐性]]を付与して生存率を上げられる上、この[[カード]]の[[効果]]で[[蘇生]]しても[[リリース]]された際の[[効果]]は[[無効]]にならない。~
 [[《連撃の帝王》]]で[[相手]]の出方を見ながら[[アドバンス召喚]]したり、[[《帝王の烈旋》]]と合せて疑似[[コントロール奪取]]にするのも有効だろう。~

-[[蘇生]][[効果]]は「[[対象を取る効果>対象をとる(指定する)効果]]ではない、[[誘発効果]]」。~
[[相手]]の[[モンスター]]を[[リリース]]した場合でも、[[自分]]の[[フィールド]]上に[[特殊召喚]]する。

-この[[効果]]で[[特殊召喚]]した[[モンスター]]の[[効果]]が[[無効]]化される範囲については[[《ジャンク・シンクロン》>《ジャンク・シンクロン》#Negate]]を参照。~

-「マンティコア(Manticore)」に関しては[[《暗黒のマンティコア》]]を参照。~
「モザイク(Mosaic)」とは、美術では「小さいパーツを寄せ集め創り上げた作品及びその技法名」である。~
//紀元前2600年から紀元前2400年頃には既に存在していたことが知られている。~
一方、生物学では「ある生物一個体の体内に、異なる遺伝情報を持つ細胞が入り交じった状態になる事」を指す。~
出自を考えると、モザイクの意味は後者だろう。

-原作・アニメにおいて―~
遊戯王Rにおける「海馬vs天馬夜行」戦にて海馬が使用した&ruby(オートマティック・ユニット){自動合体};[[モンスター]]。~
《マテリアル・バット》・《マテリアル・ライオン》・《マテリアル・スコーピオン》の合体した[[モンスター]]であり、[[破壊]]されても2体の「マテリアル」を残せる。~
夜行は[[罠カード]]《クロニック・デジャヴュ》でこの[[モンスター]]を場にコピーし、上記[[効果]]で[[生け贄]]を確保し[[《闇の侯爵ベリアル》]]を[[召喚]]した。~
結果、[[レベル]]7以下の[[モンスター]]の[[攻撃]]を[[無効]]化する能力を持つ[[《闇の侯爵ベリアル》]]によりこの[[モンスター]]は[[攻撃]]を封じられてしまった(Rでは「[[レベル]]4[[モンスター]]の集合体」という設定であるため)。~
しかし「構成体のうち任意で[[モンスター]]を選択し[[生け贄]]にできる[[効果]]」を発揮し、[[《青眼の白龍》]]の[[生け贄]]として海馬の戦術に貢献した。~
《マテリアル・バット》・《マテリアル・ライオン》・《マテリアル・スコーピオン》の合体した[[モンスター]]であり、[[破壊]]されても2体の「マテリアル」[[モンスター]]を場に残す事ができる。~
上記3体を[[フィールド]]に揃えて[[召喚]]されるが、夜行は[[罠カード]]《クロニック・デジャヴュ》でこの[[モンスター]]を自身の場にコピーする。~
海馬は[[ウイルスカード>ウイルス]]《α波の放散》と、[[ウイルス]]の影響を無効にする[[装備魔法]]《ワクチンの摂取》の[[コンボ]]により夜行の《モザイク・マンティコア》のみを[[弱体化]]させ、[[相打ち]]になる事なく撃破した。~
これに対し夜行は上記[[効果]]で[[生け贄]]を確保し[[《闇の侯爵ベリアル》]]を[[召喚]]。~
結果、[[レベル]]7以下の[[モンスター]]の[[攻撃]]を[[無効]]化する能力を持つ[[《闇の侯爵ベリアル》]]により、「[[レベル]]4[[モンスター]]の集合体」であるこの[[モンスター]]は[[攻撃]]を封じられてしまった。~
このため、海馬は構成体のうち《マテリアル・バット》《マテリアル・スコーピオン》を[[生け贄]]とし、[[《青眼の白龍》]]を[[召喚]]した。~
[[攻撃]]名は「ブレス・ファイア」。~

--余談だがこのモンスターを召喚しなくても海馬は自分の場にいる《マテリアル・バット》と《マテリアル・ライオン》の2体で直接攻撃していれば夜行に勝っていた。
--余談だが、海馬はこの[[モンスター]]への合体を行わず、場にいる《マテリアル・バット》と《マテリアル・ライオン》の2体で[[直接攻撃]]していれば夜行に勝っていた。~
無駄な[[《青眼の究極竜》]]の[[融合]]で勝機を逃した事で知られるこの[[デュエル]]だが、海馬は大型[[モンスター]]召喚にこだわるあまり2度も決定的な勝機を逃していたことになる。~

--アニメZEXAL&ruby(セカンド){II};の「遊馬vs片桐大介」戦で大介が[[《熱血指導王ジャイアントレーナー》]]の[[効果]]で2枚目に[[ドロー]]したのがこの[[カード]]だった。~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[《暗黒のマンティコア》]]
-[[《陽炎獣 メコレオス》]]

-[[《百獣王 ベヒーモス》]]
-[[《死霊操りしパペットマスター》]]
-[[《ガーディアン・トライス》]]
-[[《墓守の長》]]
-[[《剣闘獣ダリウス》]]
-[[《スパウン・アリゲーター》]]

-[[《ジャンク・シンクロン》]]

-[[《超古深海王シーラカンス》]]

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[週刊少年ジャンプ(2007年2号) 付属カード>書籍付属カード#WJ]] WJMP-JP007 &size(10){[[Ultra]]};
-[[決闘者の栄光−記憶の断片− side:闇遊戯]] 15AX-JPY11 &size(10){([[Millennium>N-Parallel#MR]])};

**FAQ [#faq]
Q:[[相手]]の[[モンスター]]を[[コントロール奪取]]して[[リリース]]にした場合、どうなりますか?~
A:その[[モンスター]]を[[相手]]の[[墓地]]から[[自分]]の[[フィールド]]上に[[特殊召喚]]します。

Q:次の[[自分]][[ターン]]の[[スタンバイフェイズ]]時にこの[[カード]]が[[フィールド]]に存在しない場合、[[効果]]は[[発動]]しますか?~
A:いいえ。[[発動]]しません。(14/08/19)

Q:この[[カード]]によって[[特殊召喚]]された[[モンスター]]は、[[《月の書》]]や[[《亜空間物質転送装置》]]で制約を[[リセット]]できますか?~
A:はい。できます。

Q:この[[カード]]によって[[《巨大ネズミ》]]を[[蘇生]]させたとき、[[《巨大ネズミ》]]が[[戦闘破壊]]されたらその[[効果]]を使えますか?~
A:はい、使えます。
 
Q:この[[カードの効果]]で[[モンスター]]を[[特殊召喚]]した後に[[《スキルドレイン》]]を[[発動]]した場合、その[[モンスター]]が[[攻撃]]可能になりますか?~
A:いいえ、なりません。(08/09/10)

Q:この[[カードの効果]]で[[モンスター]]を[[特殊召喚]]した後に[[《スキルドレイン》]]を[[発動]]しました。~
  その後[[《スキルドレイン》]]を[[破壊]]した場合、その[[モンスター]]は[[効果]]使用可能になりますか?~
A:いいえ、なりません。(08/09/10)

Q:[[リリース]]した[[モンスター]]の内、1体が[[墓地]]から[[特殊召喚]]できない[[モンスター]]、もう1体が[[墓地]]から[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]でした。~
  この場合、その[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]だけが[[特殊召喚]]されますか?それとも[[特殊召喚]][[効果]]自体が[[不発]]になりますか?~
A:[[特殊召喚]]できる[[モンスター]]だけを[[特殊召喚]]します。~
  なお、[[蘇生]]のタイミングで[[モンスターカードゾーン]]に1体分しか空きのない場合や[[リリース]]の片方が[[墓地]]から離れていた場合も同様です。~
  [[蘇生]]可能な1体だけを[[蘇生]]します。

Q:[[無効]]化の範囲はどこまでですか?~
A:「[[フィールド]]上の[[永続効果]]」「[[フィールド]]で[[発動]]した[[起動効果]]・[[誘発効果]]・[[誘発即時効果]](''[[効果解決時]]に[[フィールド]]に存在しているか否かは問わない'')」まで[[無効]]化されます。~
[[フィールド]]を離れた後、新たに[[発動]]する[[効果]](例:[[《クリッター》]])については[[無効]]化されません。(08/11/05)

Q:[[アドバンス召喚に成功した]]この[[モンスター]]を[[《亜空間物質転送装置》]]で[[除外]]しました。~
  [[スタンバイフェイズ]]時、[[アドバンス召喚]]に使用した[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:できます。(09/04/09)

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//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
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