*《モンタージュ・ドラゴン/Montage Dragon》 [#u9db096b]
 効果モンスター
 星8/地属性/ドラゴン族/攻   ?/守   0
 このカードは通常召喚できない。
 手札のモンスターカードを3枚墓地へ送った場合のみ特殊召喚する事ができる。
 このカードの攻撃力は、このカードの特殊召喚時に墓地へ送ったモンスターの
 レベルの合計×300になる。

 [[THE DUELIST GENESIS]]で登場した、[[地属性]]・[[ドラゴン族]]の[[特殊召喚モンスター]]。~
 [[特殊召喚]]時に[[墓地]]へ送った[[モンスター]]の[[レベル]]に応じて[[攻撃力]]が決まる[[効果]]を持つ。

 [[特殊召喚]]するには[[手札]]3枚とこの[[カード]]の計4枚の[[手札]]を必要とするために非常に扱いにくく、終盤では[[フィールド]]に出すことすら厳しい。~
 この[[カード]]と同様に[[手札]]を消費して[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ[[《THE トリッキー》]]と比べるとその安定性は著しく低い。~
 [[特殊召喚]]が難しく、[[攻撃力]]アップ[[効果]]以外は[[耐性]]や[[メリット]][[効果]]も全くない。~
 ゆえに、[[使用]]する場合はこの[[カード]]の一撃で[[相手]]の[[ライフ]]を大幅に、もしくは[[全て>1ターンキル]]削る事が必要となってくる。~

 この[[カード]]最大の[[メリット]]は、飛躍的に[[攻撃力]]を上げることができる点。~
 [[レベル]]8の[[モンスター]]を1体で、2400ポイントアップさせることができる。~
 他、[[手札]]に高[[レベル]][[モンスター]]が溜まり、[[手札事故]]を起こしている場合でも、即座に[[特殊召喚]]できる。~

 しかしこの[[カード]]が[[《奈落の落とし穴》]]等で[[除去]]された場合、1:4という非常に大きな[[ディスアドバンテージ]]となる。~
 他、[[《魔法の筒》]]を使われたりしたら目も当てられない。~
 この[[カード]]を[[特殊召喚]]する前に、出来る限り[[相手]][[フィールド]]上の[[伏せカード]]を除去しておきたい。~
 また[[《マクロコスモス》]]のような全体[[除外]][[カード]]を張られると[[特殊召喚]]が不可能になって、この[[カード]]が完全に腐ってしまうことにも注意が必要である。~

 [[モンスター効果]]から高[[レベル]][[モンスター]]を多数採用する[[デッキ]]と相性が良さそうだが、高[[レベル]][[モンスター]]を多く投入する[[デッキ]]は[[手札事故]]の発生率が高い。~
 更には[[特殊召喚]]に成功しても[[攻撃力]]アップ以外に何の[[効果]]も[[耐性]]もないので、安定性が著しく低下するため、相乗効果は期待できない。~

 クセのある[[効果]]ゆえ、この[[カード]]を[[使用]]する場合は専用[[デッキ]]を構築すべきだろう。~
 [[《神獣王バルバロス》]]や[[《可変機獣 ガンナードラゴン》]]・[[《光神機−桜火》]]など、妥協召喚可能な高攻撃力モンスターで事故率を軽減。~
 スキを見て高[[攻撃力]]のこの[[カード]]を[[特殊召喚]]し勝負を決める、というコンセプトの[[デッキ]]が考えられる。~
 あるいは[[《D−HERO Bloo−D》]]等の[[レベル]]8の[[モンスター]]をメインとし、[[《トレード・イン》]]や[[《デステニー・ドロー》]]で[[デッキ]]を[[回転]]させながら戦うのもいいだろう。~

 また、[[手札]]の1枚が2枚に化ける[[《サンダー・ドラゴン》]]も利用する方法もある。~

 [[《凡骨の意地》]]や[[《光神テテュス》]]を主軸とした[[デッキ]]であれば、[[モンスター]]を大量に[[ドロー]]できる為、[[コスト]]となる損失を抑えやすい。~
 しかし、これらの[[カード]]は運の要素が非常に大きいので、生かすには入念な[[デッキ]]構築をする必要がある。~

 他には、自然と高[[レベル]]の[[モンスター]]が溜まりやすい[[デッキ]]に刺しておくことも有効。~
 特に[[【地縛神】]]・[[【ユベル】]]・[[【ネオス・ワイズマン】]]あたりは[[捨てた>捨てる]][[モンスター]]を[[蘇生]]に繋げやすいので、[[手札]]の[[モンスター]]が減る[[デメリット]]も比較的少ない。~

 あるいは、自身の[[種族]]に着目し[[ドラゴン族]]中心の[[デッキ]]構成を取るのも良いだろう。~
 その場合、[[《未来融合−フューチャー・フュージョン》]]によって[[《伝説の白石》]]を3枚[[墓地に送れば>墓地に送る]]、即座に[[《青眼の白龍》]]3枚を確保できる。~
 [[《青眼の白龍》]]は[[《闇の量産工場》]]で[[サルベージ]]できる最高[[レベル]]の[[モンスター]]でもあるため、《モンタージュ・ドラゴン》の[[効果]]を活かしやすい。~
 [[《巨竜の羽ばたき》]]を利用すれば、[[ドラゴン族]]の高[[レベル]][[モンスター]]を[[手札]]に加えつつ安全に[[特殊召喚]]ができる。~
 さらに《モンタージュ・ドラゴン》を[[特殊召喚]]する際に[[墓地]]に送った[[モンスター]]も、[[《龍の鏡》]]への布石とすることが可能。~

 [[コンボ]]の利用や、[[サルベージ]][[カード]]の採用など、さまざまな手段から[[手札]]を確保し、この[[カード]]をサポートしてあげよう。~

-この[[カード]]の[[攻撃力]]の選択肢は、900〜10800を300刻みで数えて34通りある。~
最高[[攻撃力]]は[[レベル]]12の[[《ユベル−Das Extremer Traurig Drachen》]]、[[《Sin トゥルース・ドラゴン》]]、[[《機皇神マシニクル∞》]]のどれか3枚を[[コスト]]にした場合である。~
ちなみに、[[1ターンキル]]の射程内に入るのは合計[[レベル]]を27にしたときの8100。~
[[レベル]]8[[モンスター]]3枚では24×300の7200となり、一歩届かない。~

-この[[モンスター]]の元ネタは、目撃者の証言を元に合成して作られた被疑者の写真、モンタージュ写真だろう。~
モンタージュ(montage)とは元々フランス語で「組み立て」という意味。
転じて、映画や写真の分野で合成、編集と同義で用いられ、特に写真の場合は切り貼りしたものを指す。~
捨てた[[モンスター]]の[[情報>レベル]]を元に合成されたドラゴン、というイメージだろうか。~
アニメのこの[[カード]]の[[イラスト]]の背景には、多くの[[モンスターカード]]が映っており、それらを元に合成したという事を表していると思われる。~

-Vジャンプのカリスマデュエリスト最強決定戦「カイザー海馬vsジャンボ牛尾」戦においてジャンボが使用。~
[[《大寒波》]]で[[魔法・罠カード]]を封じた後に[[攻撃力]]9000で[[特殊召喚]]され[[《青眼の白龍》]]に[[攻撃]]するが、[[《オネスト》]]を使われ[[攻撃力]]12000となった[[《青眼の白龍》]]に返り討ちにあった。~
ちなみにこの時捨てたのは、[[《ユベル》]]3枚。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sで牛尾が使用する「ポリスモンスター」の一体。~
「遊星vs牛尾」(1戦目)において登場。~
《アサルト・ガンドッグ》・[[《ガード・ドッグ》]]・[[《華麗なる潜入工作員》]]を[[墓地]]へ送り[[攻撃力]]3000で[[特殊召喚]]された。~
「遊星vs牛尾」(2戦目)でも、牛尾の[[手札]]に存在することが確認できる。~
[[攻撃]]名は「パワー・コラージュ」。~

--チーム・サティスファクション時代の回想シーンにおいても登場。~
セキュリティ隊員が使用し、鬼柳の[[《ブラッド・ヴォルス》]]を[[戦闘破壊]]している。

--牛尾の「[[攻撃力]]は捨てた[[カード]]の[[レベル]]の合計の300倍だぁ!!」というセリフは印象的。~
遊戯王では2倍・3倍と呼ばれることはあっても、100倍・1000倍と呼ばれることは少ないからだ。~
(「遊星vsボマー」における[[《ダーク・ダイブ・ボンバー》]]の[[効果]]に天兵が触れた際に天兵も「200倍」という表現をしている。)~
ちなみにこのセリフは[[DUEL TERMINAL]]にて、牛尾がこの[[カード]]を[[召喚]]する際にも確認できる。~


--DM第1話の[[《青眼の白龍》]]、GX第1話の[[《古代の機械巨人》]]、そして5D's第1話の《モンタージュ・ドラゴン》と、歴代アニメ第1話は「[[攻撃力]]3000の敵との戦い」をコンセプトにしているようだ。~
次作ZEXALにおいても(デュエル自体に2話費やしたが)、初回の相手のエース[[モンスター]]である[[《No.17 リバイス・ドラゴン》]]が[[攻撃力]]3000まで上昇している。

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#g9a9ddb5]
-[[《グリード・クエーサー》]]
-[[《ザ・カリキュレーター》]]

-[[《THE トリッキー》]]

-[[《マシンナーズ・カノン》]]
-[[《機皇神マシニクル∞》]]

-[[《選ばれし者》]]

**収録パック等 [#sd8a799d]
-[[THE DUELIST GENESIS]] TDGS-JP014 &size(10){[[Super]]};
-[[DUEL TERMINAL −魔轟神復活!!−]] DT04-JP001 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#i46d9f77]
Q:[[《コストダウン》]]・[[《伝説の都 アトランティス》]]で[[手札]]の[[モンスター]]の[[レベル]]が変化していた場合、どう扱いますか?~
//([[《コストダウン》]]は墓地に行ってもレベルが変化したままだが、[[《伝説の都 アトランティス》]]は墓地に行くとレベルが元に戻ることを踏まえて)~
A:カードに記されている元々の[[レベル]]で考えます。(08/04/19)