《ラーの翼神竜(よくしんりゅう)/The Winged Dragon of Ra》

通常モンスター(使用不可カード)
星10/神属性/幻神獣族/攻????/守????
精霊は歌う。大いなる力、すべての万物を司らん。
その命、その魂、そしてその骸でさえも。

 遊戯王デュエルモンスターズ4 最強決闘者戦記 予約特典カードで登場した三幻神と呼ばれる神の写し身の1体。
 公式のデュエルで使用できない特別なカードであり、厳密には遊戯王OCGではない。
 表面はシンボルカラーである黄色になっており、裏面には一切のロゴや文字が入っていない。
 使用する際には裏側が分からない様に色付きのスリーブに入れ、相手に使用の了承を得た上で使うことが望ましい。

《ラーの翼神竜(よくしんりゅう)/The Winged Dragon of Ra》

効果モンスター
星10/神属性/幻神獣族/攻   ?/守   ?
このカードは特殊召喚できない。
このカードを通常召喚する場合、
3体をリリースして召喚しなければならない。
(1):このカードの召喚は無効化されない。
(2):このカードの召喚成功時には、
このカード以外の魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(3):このカードが召喚に成功した時、
100LPになるようにLPを払って発動できる。
このカードの攻撃力・守備力は払った数値分アップする。
(4):1000LPを払い、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。

 Vジャンプ(2010年2月号) 付属カードで登場した神属性幻神獣族最上級モンスター
 特殊召喚できず、通常召喚する場合3体のリリースが必要となる召喚条件、自身の召喚無効にされないルール効果召喚に成功した時にカードの効果発動できない永続効果、自身の攻撃力守備力を上昇する誘発効果モンスター破壊する起動効果を持つ。

 特殊召喚ができず、召喚に3体もリリースが必要なため非常に重いモンスターである。
 (1)(2)の耐性によりリリースさえ確保できればほぼ確実に召喚は可能だが、その点は同じ三幻神《オシリスの天空竜》《オベリスクの巨神兵》にも言えることである。
 それらに比べこのカードは通常の方法では特殊召喚できず、加えて(3)(4)の固有効果も非常に癖が強いため、単体性能では見劣りする。
 このカードの特徴と言えるのは、このカード召喚条件を無視して攻撃力4000の状態でリクルートできる専用サポートカード《ラーの翼神竜−球体形》、そしてこのカード墓地へ送られた場合に特殊召喚できる《ラーの翼神竜−不死鳥》の存在である。
 フィールドに居座って戦う他の2神に対し、3つの形態でデッキフィールド墓地を飛び回りながら戦うのがこのカードのスタイルと言える。

 (3)の自己強化効果は状況次第では大きな攻撃力を得られ、デュエル開始直後に効果を使用すれば攻撃力は7900にも達する。
 逆に言うと、デュエル中盤以降でライフが大きく減っている状態では召喚してもまともな攻撃力が得られない。
 加えてこの効果使用後は自分ライフポイントが必ず100になるため、わずかなダメージが敗北に直結してしまう。
 また、この効果召喚しないと発動できないため、《ラーの翼神竜−球体形》から特殊召喚される事が多いこのカードには、そもそも発動の機会があまりない。

 (4)のモンスター除去効果は回数制限がないため、ライフと防御手段さえ確保しておけば恒久的な除去手段として運用できる。
 こちらは特殊召喚されていても使えるので、相手モンスターを一掃して攻撃力4000の直接攻撃を叩き込める。
 なお残りライフポイントを100にしてしまう(3)の効果との相性は非常に悪く、何らかのライフ回復手段がないと併用できない。
 この点もこのカードアドバンス召喚する価値を下げている。

 このカードの運用にあたっては、専用サポートカード《ラーの翼神竜−球体形》《ラーの翼神竜−不死鳥》との連携が軸となる。
 《ラーの翼神竜−球体形》相手モンスター3体をリリースして相手フィールドアドバンス召喚し、その後自分フィールドに戻る効果を持ち、このカードを出す過程で相手モンスター除去も兼ねられる。
 《洗脳解除》《所有者の刻印》を使用すれば即座に《ラーの翼神竜−球体形》コントロールを取り返しこのカードに繋げられるため、4000の直接攻撃を狙いやすくなる。
 また、墓地《ラーの翼神竜−球体形》が存在すれば、《ファントム・オブ・カオス》1枚で4000のステータスを持つこのカード特殊召喚できる。
 このカード特殊召喚された場合に自身を墓地へ送る効果はないので、耐性を付与する《神縛りの塚》と併用すれば除去効果を持ったアタッカーとして使用できる。
 仮にこのカード墓地へ送られても、予め墓地《ラーの翼神竜−不死鳥》を用意しておけばそちらを特殊召喚することで戦線維持ができる。
 このカード攻撃したバトルフェイズ中に何らかの方法で墓地へ送ってやれば攻撃力4000を誇る《ラーの翼神竜−不死鳥》で追撃も可能となる。
 《ラーの翼神竜−球体形》から特殊召喚したこのカード効果相手モンスターを全滅させておけば、2体の直接攻撃により8000ダメージとなるため1ターンキルが成立する。

 《光の創造神 ホルアクティ》の専用デッキを組む際には《オシリスの天空竜》《オベリスクの巨神兵》共々必須カードとなる。
 そちらのデッキでの使い方に関しては《光の創造神 ホルアクティ》を参照の事。

関連カード

―このカードをモチーフとするモンスター

―その他、類似した効果を持つカード(原作効果も含む)

―《ラーの翼神竜》の姿が見られるカード

収録パック等

―使用不可カード

―使用可能カード

FAQ

 ※召喚条件及び(1)と(2)の効果については三幻神を参照のこと。

Q:効果分類は何ですか?
  モンスター破壊する効果召喚に成功した時に発動できる誘発効果ですか?
  それとも自分メインフェイズ時に発動できる起動効果ですか?
A:自身の召喚無効にされない効果は特に種別がなく、召喚に成功した時にカードの効果発動できないのは永続効果攻撃力守備力がアップするのは誘発効果で、モンスター破壊する効果自分メインフェイズ時に発動できる起動効果になります。
  また、1ターンに複数回発動することも可能です。(11/08/09)

(3)の効果について

Q:このカードライフポイントを100ポイントになるように払い払った数値分アップする効果を使用する場合、必ず100ポイントになるように払わないといけないのですか?
A:はい、この効果を使用する場合は必ず100ポイントになるように払わなければなりません。(11/08/09)

Q:《DNA改造手術》サイキック族を指定した状態で、《脳開発研究所》があればこのカードの「1000ライフポイントを払う事でフィールド上のモンスター1体を選択して破壊する」効果サイコカウンター《脳開発研究所》に置いて効果使用できますか?
A:はい、サイキック族になっているのであれば、サイコカウンターをおいてこの効果を使用する事は可能です。(11/08/09)

Q:このカードの効果攻撃力を上昇させた後、《進化する人類》を装備した場合攻撃力はどうなりますか?
A:《進化する人類》効果元々の攻撃力が1000あるいは2400になった後、支払ったライフポイント攻撃力が上昇します。(11/08/09)

Q:このカードの効果攻撃力を上昇させたこの[[カードが《月の書》効果を受け、裏側表示となった場合、攻撃力はいくつになりますか?
A:元々の攻撃力の0となり、再度表側表示になっても0のままです。(11/08/09)

Q:このカードの効果攻撃力を上昇させたこのカードが《収縮》効果を受けると、攻撃力はいくつになりますか?
A:《ラーの翼神竜》の元々の攻撃力は0として扱われます。
  元々の攻撃力の0を半分にした後、支払ったライフポイント攻撃力が上昇します。(11/11/07)

Q:このカードの効果攻撃力を上昇させた後、《巨大化》を装備した場合攻撃力はどうなりますか?
A:《ラーの翼神竜》の元々の攻撃力は0として扱われます。
  元々の攻撃力の0を倍または半分にした後、支払ったライフポイント攻撃力が上昇します。(11/11/07)

Q:このカードの効果攻撃力を上昇させた後、《BF−疾風のゲイル》効果を受けた場合攻撃力守備力はどうなりますか?
A:《ラーの翼神竜》の攻撃力守備力は支払ったライフポイントの半分になります。(11/08/09)

Q:このカードの効果攻撃力を上昇させた後、《禁じられた聖杯》効果を受けた場合攻撃力守備力はどうなりますか?
  また、ターン終了後攻撃力守備力はどうなりますか?
A:0になります。また、ターン終了後攻撃力守備力が元に戻る事はなく、0のままとなります。(11/08/09)

Q:このカードの効果攻撃力を上昇させた後、《スキルドレイン》効果を受けた場合攻撃力守備力はどうなりますか?
  また、《スキルドレイン》破壊された時、攻撃力守備力はどうなりますか?
A:0になります。《スキルドレイン》破壊された後も0のままです。(10/02/10)

(4)の効果について

Q:モンスター破壊する効果対象をとりますか?
A:はい、対象をとります。(11/08/09)


Tag: 《ラーの翼神竜》 効果モンスター モンスター 星10 神属性 幻神獣族 攻? 守? 特殊召喚不可