*《ライオウ/Thunder King Rai-Oh》 [#q4a73c92] 効果モンスター 星4/光属性/雷族/攻1900/守 800 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、 お互いにドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事はできない。 また、自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地に送る事で、 相手モンスター1体の特殊召喚を無効にし破壊する。 [[遊戯王GX 第2巻 付属カード>書籍付属カード#mdcdf65f]]で登場した[[光属性]]・[[雷族]]の[[下級モンスター]]。~ [[サーチ]]を封じる[[永続効果]]と、[[特殊召喚]]を[[無効]]にする[[任意発動]]の[[誘発即時効果]]を持つ。~ 一つ目の[[効果]]により影響を受ける[[カード]]は、[[《強欲で謙虚な壺》]]等と数多く存在する。~ これらの「[[カード]]を[[手札]]に[[加える]][[効果]]」は[[お互い]]に[[発動]]することすらできなくなる。~ [[《ゴブリンゾンビ》]]などの[[強制効果]]は[[発動]]するが[[不発]]となる。~ [[テーマデッキ]]に対して[[刺さり>刺さる]]やすく、特に[[サーチ]]を軸とする[[【E・HERO】]]・[[【ガジェット】]]・[[【六武衆】]]にとっては脅威となる。~ 二つ目の[[効果]]は「[[内蔵]]型[[《昇天の黒角笛》]]」で、[[召喚ルール効果]]によって[[特殊召喚]]できる[[効果モンスター]]・[[特殊召喚モンスター]]・[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]・[[融合>《融合》]]を必要としない[[融合モンスター]]と[[1:1交換]]を行う。~ このような[[モンスター]]は大抵[[デッキ]]の[[切り札>フィニッシャー]]として使われるため、大抵の[[下級モンスター]]に[[戦闘破壊]]されない[[攻撃力]]を持っていることも相まって、それらの抑止役として活躍が見込める。~ [[効果解決時]]には既に[[フィールド]]に存在しないので、[[《スキルドレイン》]]の影響を受けないのも利点。~ 古くは[[《ダーク・アームド・ドラゴン》]]や[[《剣闘獣ガイザレス》]]への、現在でも[[シンクロモンスター]]・[[エクシーズモンスター]]への[[メタ]]として、[[環境]]への影響は大きい。~ ただし[[《死者蘇生》]]のような[[魔法・罠カード]]による[[特殊召喚]]、[[《スターダスト・ドラゴン》]]のような[[自己再生]][[効果]]、[[《冥府の使者ゴーズ》]]や[[《トラゴエディア》]]等の[[効果の発動]]に対しては[[発動]]できない。~ また、その[[効果]]処理中の[[特殊召喚]]に割り込んでこの[[カード]]の[[効果]]を[[発動]]して[[無効]]にする事もできないので注意が必要。~ 尚、新たに登場した[[ペンデュラム召喚]]に関しては、''1体のみが[[特殊召喚]]される場合の[[ペンデュラム召喚]]しか[[無効]]''にできない事も留意しておきたい。~ これは、''「[[相手]][[モンスター]]1体の特殊召喚」''と[[テキスト]]に限定されているためである。 [[下級]][[アタッカー]]の基準値を満たす[[攻撃力]]や、[[《オネスト》]]に対応している点も見逃せない。~ [[守備力]]が低めなのは若干心もとないが、[[《地砕き》]]にかかりにくい[[ステータス]]と見方を変えることもできる。~ 総じて、様々な[[デッキ]]に投入できるような[[汎用性]]を持った、強力な[[メタ]][[モンスター]]である。~ -[[環境]]の[[主流デッキ]]には何らかの[[サーチ]]手段が含まれている事が多い。~ [[【シンクロアンデット】]]の[[《ゴブリンゾンビ》]]や[[【ライトロード】]]の[[《光の援軍》]]、[[【BF】]]の[[《黒い旋風》]]、[[【インフェルニティ】]]の[[《インフェルニティ・デーモン》]]等、挙げればキリがないほどである。~ それらの[[デッキ]]は積極的に[[シンクロ召喚]]・[[エクシーズ召喚]]を取り入れている節があり、[[サーチ]]にもこれら[[特殊召喚]]にも[[メタ]]として働くこの[[カード]]は常に[[サイドデッキ]]候補として数えられており、[[環境]]によっては[[【メタビート】]]ではなくとも、多少の[[アンチシナジー>シナジー]]を覚悟して[[メインデッキ]]から投入される場合もあった。~ しかしながら昨今では、[[【海皇水精鱗】>【水精鱗】]]における[[《海皇の重装兵》]]、[[【魔導書】]]における[[《ヒュグロの魔導書》]]、[[【炎星】]]における[[《暗炎星−ユウシ》]]等、この[[カード]]が弱点となる[[デッキ]]でも[[効果]]を回避して対処可能な[[デッキ]]も増加しており、それらの対策をこの[[カード]]1枚に頼るのは難しくなっているのも事実である。~ きちんとした[[魔法・罠カード]]でのバックアップがあってこそ最大限の力を発揮する[[カード]]であることもあり、以前と比べると安易な理由で投入されることが少なくなってきた。~ --そういった事情に関わりなく、[[13/03/01>禁止・制限カード/2013年3月1日]]の[[制限改訂]]で唐突に[[準制限カード]]に指定された。~ トーナメントクラスの[[デッキ]]にもそうでない[[デッキ]]にもよく[[刺さり>刺さる]]、その中には対策を立てるのが困難な[[デッキ]]も少なくないため、それらの間の格差を縮めるための規制ともとれる。~ だが、この[[カード]]が規制されても[[環境]]に与える影響はそれほど大きくなかったようで、高速化する[[環境]]への抑制を兼ねてか[[14/02/01>リミットレギュレーション/2014年2月1日]]に[[制限解除]]された。~ ちなみにVジャンプ2013年4月号の「[[13/03/01>禁止・制限カード/2013年3月1日]]の[[制限改訂]]」特集記事では、この[[モンスター]]の代替要員として[[《レアル・クルセイダー》]]を紹介していた。~ -第8期までは[[無効]]にできる[[特殊召喚]]に一度に2体以上の[[モンスター]]を[[特殊召喚]]できるものがなかったため、「1体」という表記は実質無意味であった。~ 現在は[[ペンデュラム召喚]]の登場により、この表記も意味をなすようになっている。~ -[[英語名]]は《Thunder King Rai-Oh》。~ 直訳すれば「雷王ライオウ」となり、[[《王虎ワンフー》]]のように言葉が重なるが、「ライオウ」だけでは英語圏の人には意味がわからない事への配慮だろう。~ -「雷の王」という名前だが、[[イラスト]]は金属的な光沢があり[[機械族]]に近い姿をしている。 -原作・アニメにおいて―~ 漫画GXの「十代vs小日向」戦にて十代が使用。~ 漫画では「[[デッキ]]からの[[特殊召喚]]」「[[デッキ]]からの通常[[ドロー]]以外の[[ドロー]]」を封印する[[効果]]であり、十代はこの[[カード]]を[[召喚]]して小日向の[[リクルート]][[コンボ]]を封じ込めた。~ 最終的に小日向の《呪念の化身ウルボヌス》によって[[攻撃力]]を下げられ、[[戦闘破壊]]された。~ [[攻撃]]名は「ライトニングキャノン」。~ --漫画版の十代が使用した[[カード]]の中では、唯一[[HERO]]とも[[《ハネクリボー》]]とも関係がない。~ 更にOCGにおいては[[サーチ]]を多用する[[HERO]]とは相性がいいとは言えない。~ --付属しているのは漫画GXの2巻だが、漫画本編に初登場したのは3巻である。~ //-コナミのゲーム作品において―~ **関連カード [#ib114b9c] ―類似[[ドロー]]・[[サーチ]][[メタ]] -[[《デッキロック》]] -[[《手違い》]] -[[《ドロール&ロックバード》]] -[[《神殿を守る者》]] ―類似[[特殊召喚]][[メタ]] -[[《インヴェルズ・ローチ》]] -[[《昇天の黒角笛》]] -[[《レアル・クルセイダー》]] ―類似[[トリガー]] -[[《トラップ処理班 Aチーム》]] -[[《魔力吸収球体》]] ―名前関連 -[[《降雷皇ハモン》]] **このカードを使用する代表的なデッキ [#f3d118bd] -[[【メタビート】]] -[[【スキルドレイン】]] **収録パック等 [#j950b9b4] -[[遊戯王GX 第2巻 付属カード>書籍付属カード#mdcdf65f]] YG02-JP001 &size(10){[[Ultra]]}; **FAQ [#rd3bb5da] Q:[[特殊召喚]]を[[無効]]にし[[破壊]]する[[効果]][[発動]]の際、[[墓地へ送る]]のは[[コスト]]ですか[[効果]]ですか?~ A:[[コスト]]です。 Q:この[[カード]]が[[適用]]中に、[[《増援》]]の[[発動]]や、[[《暗黒界の術師 スノウ》]]を[[捨てた>捨てる]]時の[[誘発効果]]は[[発動]]しますか?~ A:[[《増援》]]は[[発動]]することができず、[[《暗黒界の術師 スノウ》]]の[[効果]]は[[強制効果]]なので[[発動]]はしますが、[[効果解決時]]に[[効果]]は[[適用]]されません。(13/08/05) //今さら感はありますが《手違い》と同じかの確認とともに Q:この[[カード]]の[[適用]]中に[[《封印の黄金櫃》]]は[[発動]]できますか?~ A:「[[デッキ]]から[[カード]]を[[除外]]する」「[[除外]]した[[カード]]を[[手札]]に[[加える]]」であり、直接[[デッキ]]から[[手札]]に[[加えて>加える]]いないため可能です。 Q:[[《強欲で謙虚な壺》]]の[[発動]]に[[チェーン]]して[[《リビングデッドの呼び声》]]で《ライオウ》を[[特殊召喚]]した場合、[[《強欲で謙虚な壺》]]の[[効果]]は[[不発]]になりますか?~ A:[[不発]]にはならず、[[効果]]でめくった3枚のうち、[[手札]]に加える[[カード]]1枚は[[手札]]に[[加える]]事ができずに[[墓地に送られ>墓地へ送られた]]、残り2枚は[[デッキ]]へ[[戻して>戻す]][[シャッフル]]します。(10/04/08) Q:《ライオウ》が存在するときに[[《水晶の占い師》]]が[[リバース]]すると、どのような処理になりますか?~ A:[[効果]]でめくった2枚のうち、[[手札]]に[[加える]][[カード]]1枚は[[墓地に送られ>墓地へ送られた]]、残りの[[カード]]1枚は[[デッキ]]の一番下に[[戻し>戻す]]ます。(07/12/25)~ //《強欲で謙虚な壺》、《水晶の占い師》の裁定は公式ページによる。 //Q:[[《徴兵令》]]を[[発動]]して[[《光と闇の竜》]]をめくった場合、[[《光と闇の竜》]]の[[効果]]は[[発動]]しますか?~ //A:[[破壊]]されず[[墓地へ送られる>墓地へ送る]]ので[[発動]]しません。(08/04/22) Q:[[相手]]の[[フィールド]]に《ライオウ》が存在、[[相手]]が[[《徴兵令》]]を[[発動]]して[[自分]]の[[《ダーク・ネクロフィア》]]をめくった場合、[[《ダーク・ネクロフィア》]]の[[効果]]は[[発動]]しますか?~ A:[[破壊]]されず[[墓地に送られる>墓地へ送る]]ので[[発動]]しません。(08/04/22) //Q:フィールド上に表側表示で存在する《ライオウ》の[[効果]]によって、デッキからカードを手札に加える事ができない場合、デッキからカードをドローする[[効果]]の、《貪欲な壺》を発動し、デッキのカードをドローする事はできますか?~ //A:《ライオウ》の効果は、ドロー以外の方法でデッキのカードを手札に加える事ができない[[効果]]となり、デッキからカードをドローする事はできます。 //よって、フィールド上に表側表示で《ライオウ》が存在する場合でも、《貪欲な壺》を発動し、デッキのカードをドローする事ができます。(09/10/15) //カード効果に書いてあるので、わざわざ特記する必要はないのでは? Q:[[《スキルドレイン》]]が[[適用]]している時、《ライオウ》の[[効果]]は[[発動]]できますか?~ A:[[《スキルドレイン》]]は[[モンスター効果の発動]]を阻害しません。~ また《ライオウ》の[[誘発即時効果]]は[[墓地へ送る]][[コスト]]故に[[無効]]化もされません。([[《スキルドレイン》]]参照)~ ただし、[[永続効果]]は[[無効]]にするので[[サーチ]][[効果]]などを使うことはできます。 Q:[[《強欲な瓶》]]などの[[ドロー]][[効果]]は[[発動]]できますか?~ A:[[《強欲な瓶》]]は「[[ドロー]]以外の方法で[[デッキ]]から[[カード]]を[[手札]]に[[加える]]」[[効果]]ではないので[[発動]]できます。~ Q:《ライオウ》が[[フィールド]]上に存在する時に[[手札]]に[[カード]]を[[加える]]ことが不確定な[[《リチュア・ディバイナー》]]や[[《デーモンの宣告》]]の[[効果]]を[[発動]]できますか?~ //また、[[発動]]が可能な場合にめくった[[カード]]が[[宣言]]した[[カード]]だった場合、めくった[[カード]]はどうなりますか?~ A:[[発動]]できません。(13/05/01)~ Q:《ライオウ》が[[フィールド]]上に存在し、[[《天変地異》]]で[[デッキトップ]]が確定している場合、[[《リチュア・ディバイナー》]]や[[《デーモンの宣告》]]の[[効果]]を[[発動]]できますか?~ A:[[発動]]できません。(13/05/01)~ //A.フィールド上に「ライオウ」が存在する場合、「天変地異」の発動の可否にかかわらず、「リチュア・ディバイナー」や「デーモンの宣告」の効果の発動をする事はできません。(本文コピペ) //と05/01にメールで回答貰いました。編集遅くなってすいません。 Q:《ライオウ》が存在する場合、自分の[[エンドフェイズ]]時に[[《武神−ヤマト》]]の[[効果]]を[[発動]]できますか?~ また、自分の[[エンドフェイズ]]時、[[《武神−ヤマト》]]の[[効果]]処理時に《ライオウ》が存在する場合、処理はどうなりますか?~ A:《ライオウ》が存在する場合には、自分の[[エンドフェイズ]]時に[[《武神−ヤマト》]]の[[効果]]を[[発動]]する事はできません。~ また、自分の[[エンドフェイズ]]時、《武神−ヤマト》の効果処理時に《ライオウ》が存在する場合、[[《武神−ヤマト》]]の効果は適用されません。(13/07/18)~ ([[デッキ]]から[[カード]]を[[手札]]に[[加える]]事はできませんので、その後、[[手札]]を[[墓地へ送る]]処理も行いません。) //http://www.db.yugioh-card.com/yugiohdb/faq_search.action?ope=5&fid=12865&keyword=&tag=0 //質問だけの投稿はお止めください。ここは質問と、それに対する事務局の回答の両方を同時に記述する項目です。 //質問と回答を記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。 //未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。 //ルールやカードの処理等についての質問がございましたら遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。