《ライトニング・ボルテックス/Lightning Vortex》

通常魔法
手札を1枚捨てて発動する。
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。

 FLAMING ETERNITYで登場した通常魔法
 手札捨てる事で発動する、相手フィールド上の表側表示モンスターを全て破壊する全体除去である。
 不特定多数のモンスターカード破壊するので、対象をとる(指定する)効果ではない。

 カード名イラスト、その効果などから最高のモンスター除去魔法である《サンダー・ボルト》の後継と言われる。
 手札1枚のコスト破壊できるモンスター表側表示のため、下位互換である。

 表側表示モンスターしか破壊できないが、相手モンスターを最大5体も破壊することができるのはやはり強力である。
 《光の護封剣》《停戦協定》などで相手フィールド上のモンスター表側表示にしてから発動すると効果的。

 《地砕き》などの単体除去とは異なり、確実に1:1交換できるわけではないので安定性は若干低い。
 このカードを使う場合、できれば相手の表側表示モンスターが2体以上いる時に使いたい。
 3体以上破壊することができれば、こちらにアドバンテージを得ることができる。
 勿論、相手フィールドに1体だけでも強力なモンスターがいる場合、使う事が有利になる場合もあるが、出来れば《地砕き》などに任せたい所。
 以前は【除去ガジェット】【暗黒界】といった、大量展開を行うデッキへの対策カードとして心得ておく程度だった。
 しかし、《冥府の使者ゴーズ》シンクロモンスターの台頭から場に多くモンスターが並ぶ状況が増えたため、このカードの需要は増えている。
 相手のラッシュ後の劣勢時を立て直すにはうってつけのカードである。
 ただしコストを抱えるカードの宿命として、《神の宣告》等でカウンターされるリスクには注意したいところ。
 また、10/09/01制限改訂コストの無い全体除去カード《ブラック・ホール》がまさかの制限復帰を果たしてしまった。
 そのため、このカードの立場は若干危うくなっているが、相手モンスターのみを破壊できる点などで使い分けられる。

 総じて、扱いどころを選ぶカードでこそあるが強力である。

関連カード

収録パック等

FAQ

Q:相手の場に表側表示《ネオス・ワイズマン》しか存在しない時に《ライトニング・ボルテックス》発動することはできますか?
 (《ネオス・ワイズマン》効果によって破壊されないが、空撃ちに当たるか)
A:発動できます。(09/12/23)