遊戯王カードWiki - 《ライヤー・ワイヤー》のバックアップ(No.22)

《ライヤー・ワイヤー/Lair Wire》 †

通常罠
自分の墓地の昆虫族モンスター１体をゲームから除外し、
相手フィールド上のモンスター１体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。

　墓地アドバンテージを失うものの、ボード・アドバンテージを失わず、かつフリーチェーンの除去である。
　相手ターンでも１：１交換できる除去カードは非常に少なく、これ以外では《インフェルニティ・ブレイク》くらいしかない。
　強化版《強制脱出装置》のような感覚で使用でき、【昆虫族】での単体除去として非常に優秀。
　特に、墓地に昆虫族を溜めやすいが墓地アドバンテージを利用しない【アルティメット王虎】では活躍が期待できる。

　問題点は序盤に腐りやすい事と、墓地コストの奪い合いになりやすい事。
　リクルーターを数多く擁する【昆虫族】の中盤以降の墓地の肥え方は凄まじいが、能動的に墓地を肥やす手段に乏しいためどうしても序盤は発動しづらい。
　また、【昆虫族】には他にも《デビルドーザー》《ジャイアントワーム》といった墓地の昆虫族を除外する事で機能するカードが多く、充分に墓地が肥えるまではこれらとの競合も起こりやすいので、《共振虫》をコストにして少しでも負担を減らしたい。
　「最初のドローで墓地コスト系のカードばかりが来た」「いきなり《次元の裂け目》を貼られた」などの状況になると、一気にこれらのカードは全て腐ってしまう。

　《奈落の落とし穴》ならば序盤でも腐りづらく、【昆虫族】では《トリオンの蟲惑魔》によるサーチに対応している。
　３枚積みは避け、これらの汎用除去罠の穴を埋める存在として適当量を採用するのが適材である。

最近では【甲虫装機】のサイドデッキに採用されることがある。
相手の場の邪魔なカードを破壊できるのは勿論だが、《甲虫装機ダンセル》等を敢えて除外することで、《虚空海竜リヴァイエール》からの帰還に繋げられるためである。

カード名は韻を踏んだものとなっている。
「Lair」とは「隠れ家」「巣穴」「ねぐら」などの意味、「Wire」とはいわゆる「ワイヤー」の意味を持つと共に、「針金を使った狩猟罠」の意味も持っている。
イラストもクモの巣とベアトラップを併せた様な罠が描かれており、《グランド・スパイダー》が潜む穴の中のクモの巣を踏み抜くと、周囲のトゲが足に突き刺さる仕組みの様だ。