永続罠 コイントスを1回行う効果モンスターの効果が発動した時、 コインの裏表を当てる。 当たった場合、デッキからカードを1枚ドローする。
LIGHT OF DESTRUCTIONで登場した永続罠。
モンスター効果で1回のコイントスをする際に、本来の効果とは関係なくそのコイントスを当てることで1ドローができる。
発動条件になるコイントス効果が行われる度に、1/2の確率でドローができる。
とりあえず1回成功すれば元が取れ、外れてもデメリットは無く、回数制限もないため効果自体の汎用性はかなり高い。
あまり期待できることではないが、相手の効果にも対応するのでミラーマッチの際はとてつもないドロー効果が望める。
このカードが採用されるのは、基本的に全モンスターがこのカードに対応する【アルカナフォース】となる。
アルカナフォースの召喚・特殊召喚ごとに1/2の確率で1ドローと考えれば、効果は相応に強力である。
しかし、《光の結界》の効果適用下ではコイントスが行えなくなるため相性が悪いことが大きな難点となる。
このカードを用いる場合、デメリットの回避手段を《セカンド・チャンス》中心にしたほうがよい。
【アルカナフォース】以外でもコイントス効果モンスターを多用するデッキなら採用の余地がある。
ただし、アルカナフォース以外で条件に該当するモンスターが少ない上、実用性の観点から採用が難しいものも多くデッキ構成には大きな制約を受ける。
筆頭候補となる《一撃必殺侍》以外となると、比較的使いやすいほうであっても《地雷蜘蛛》や《きまぐれの女神》など安定性の低いものばかりである。
アルカナフォースからも、単体で利用できる《アルカナフォースI−THE MAGICIAN》や《アルカナフォースVII−THE CHARIOT》をできれば入れておきたい。
このカードで裏(表)を宣言し、効果モンスターの成否判定で表(裏)を宣言すればどちらに転んでも被害は少なくなる。
あるいはこのカードと効果モンスターの両方で表(裏)を宣言し、大幅なリターンを得るという選択肢もある。
博打のリターンを広げるカードと見るか、コイントスを外した際の保険をかけるカードと見るかはプレイヤー次第である。
実際に効果を処理する手順は次の通り。
(《一撃必殺侍》を例とする。)
―イラスト関連
Q:「そのカードが持つ効果のコイントス」の裏表を当てるのですか?
それとも、このカードによってもう一回新たにコイントスをするのですか?
A:このカードの効果処理時に「そのカードが持つ効果のコイントス」の裏表を宣言します。
そして、「そのカードが持つ効果のコイントス」が終わった後に裏表を当てていたなら1枚ドローします。
もう一度新たにコイントスをしたりはしません。(08/06/04)
Q:「カードの発動」のタイミングは自由ですか?
A:ダメージステップ以外ならどのタイミングで発動しても構いません。(09/01/04)
なお、コイントスの効果にチェーンしてカードの発動をすることでも当たった場合のドロー効果は有効です。(13/08/11)
Q:既に表側表示で存在するこのカードがあるときに、《暴れ牛鬼》の効果を発動しました。
相手は《暴れ牛鬼》の効果に《天罰》を発動できますか?
A:チェーン1:《暴れ牛鬼》の効果、チェーン2:このカードの効果の発動、とチェーンブロックがつくられ、相手が《天罰》を発動するタイミングはありません。(13/08/11)
Q:このカードが伏せてあるとき、《一撃必殺侍》の効果が発動しました。
ダメージステップですが、このカードの「カードの発動」は可能ですか?
また、「効果の発動」はダメージステップ中でも可能ですか?
A:「効果の発動」はダメージステップ中でも可能ですが、「カードの発動」はできません。(10/08/08)
Q:2枚発動してある場合、1つで表を、もう1つで裏を宣言することができますか?
A:できます。(09/02/09)
Q:自分がこのカードを、相手が《一撃必殺侍》をコントロールしています。
相手の《一撃必殺侍》がコイントスをした時、このカードの持つ効果を使用できますか?
A:できます。(10/11/01)