《ランス・リンドブルム/Lancer Lindwurm》 †
効果モンスター
星4/風属性/ドラゴン族/攻1800/守1200
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
Vジャンプ(2009年5月号開始) 一年間定期購読特典で登場した風属性・ドラゴン族の下級モンスター。
デメリットや適用条件のない貫通効果持ち下級モンスターでは最も高い攻撃力を持つ。
なお同じ種族・属性・レベルで、100ポイント高い攻撃力とデメリットがある《スピア・ドラゴン》とは相互互換の関係にあると言える。
《ストロング・ウィンド・ドラゴン》も風属性であるため、《デザートストーム》や《一族の結束》等で強化し、攻撃に特化した貫通ドラゴン族デッキを組むのもいいだろう。
《竜の逆鱗》の存在からも分かるように、高攻撃力のモンスターが揃うドラゴン族においても、貫通能力持ちは貴重な存在である。
- 「リンドブルム(Lindwurm)」とは、ゲルマン系の伝承に登場するワイバーンのような竜のこと。
もっとも有名なのは、スウェーデンのリンドブルム王子であろう。
不妊に悩んでいた王妃が子供を授かるために小人からバラを食べるように薦められ、赤いバラを食べると男子が、白いバラを食べると女子が生まれるといわれ、王妃はバラを食べるのだが、おいしさのあまり両方を食べてしまい醜い竜の王子が生まれたのだという。
しかし最後には魔女とある羊飼いの娘の計略で若く美しい王子の姿になり、その娘とめでたく結婚した。
また、「リンドブルム(Lindwurm)」は「リンドワーム」、「リンドオルム」、「レンオルム」とも呼ばれている。
ドイツ語では「Lindwurm」という単語そのものがドラゴンを指す言葉であり、「リンドブルムというドラゴンが存在する」のではなく「リンドブルム=ドラゴン」が正しい。
ヨーロッパ北部のスカンディナヴィア半島周辺の地域では大海蛇扱いされる場合が多く、特に18世紀から19世紀にかけては目撃談も少なからずあった。
中世以降の紋章に描かれており、紋章学においては、「雄々しさ」、または「容赦なさ」を意味する。
関連カード †
収録パック等 †