遊戯王カードWiki - 《リィラップ》のバックアップ(No.8)

《リィラップ》 †

永続魔法
このカード名の効果は同一チェーン上では１度しか発動できない。
(1)：１ターンに１度、自分の墓地からモンスターを特殊召喚した場合に発動できる。
相手は１０００ＬＰを失い、自分は５００ＬＰを回復する。

　SELECTION 5で登場した永続魔法。
　自分の墓地から蘇生に成功した場合に相手ライフポイントを1000失わせ、自分はライフポイントを500回復する効果を持つ。

　バーンではなくライフポイントを失わせるため、防がれにくいのは強みである。
　トリガーもかなり緩いため、蘇生を得意とするテーマであれば毎ターンの安定した発動も難しくないだろう。
　自分・相手ターンの双方で蘇生出来るデッキなら、特に大幅なライフ・アドバンテージを稼げる。

　ただ、数値こそ大きいもののあくまで得られるものはライフ・アドバンテージだけである。
　蘇生を多用するという理由だけで一般的なビートダウンへ考え無しに投入するとかえってどっちつかずな結果になってしまうため、採用の際はよく見極めたい。
　例えば【アロマ】ならばライフ・アドバンテージや回復することそのものに重要な意味が出てくるので、蘇生カードと共に入れてみるのも良いか。

　同一チェーン上で１度しか発動しないため、複数枚を適用するには１枚につき１回別のチェーンブロックで蘇生する必要がある。
　蘇生が得意なテーマであれば３度蘇生すること自体は難しくないことが多いが、そもそもコンボ前提のこのカードを複数枚引いて肝心の蘇生やその後の展開に支障をきたすようでは本末転倒である。
　採用するとしても枚数は控えめにするか、あるいはこのカードだけで勝利するぐらいのつもりで突き詰める方が良いだろう。

１ターンに１度の制限は同名カードにはつかないため、バウンスと蘇生を繰り返すことができるなら１ターンキルも可能。
例えば、《宇宙砦ゴルガー》・《古代遺跡コードＡ》・《エーリアン・ソルジャー》・《戦線復活の代償》によるループに組み込むことで達成できる。

【イビルツイン】をイメージしたカードであり、このデッキでは自分・相手ターンの双方で蘇生を積極的に行い、かつ中長期戦の形にもなりやすいので、効果をかなり活かしやすい部類のデッキではある。
このカードと似た性質を持つ《Ｌｉｖｅ☆Ｔｗｉｎトラブルサン》が元々必須カードとなるデッキなので、そちらと同時に使用することでハイペースで相手のライフを削ることができる。

リィラはモンスターのみを指定したカテゴリであるため、このカードはカテゴリには含まれない。
《マジカルシルクハット》でモンスター扱いになった場合に限り、サポートカードの恩恵を受けられる。

イラストはラップを披露している《Ｌｉｖｅ☆Ｔｗｉｎキスキル》と《Ｌｉｖｅ☆Ｔｗｉｎリィラ》が描かれている。
また、奥でDJをしている女性は《Ｅｖｉｌ★Ｔｗｉｎ’ｓトラブル・サニー》のルーナと似ている。
- これまでのライブツイン・イビルツインのイラストでは独自言語が描かれていたが、コインには「＄」が描かれていることから、通貨としては「＄」が使われているのだろう。

敵対していると思わしきサニー団のルーナらしき人物と一緒に配信しているのはヒップホップにおけるスタイルの一つ、「MCバトル」からだろうか。
これは曲に合わせて互いが相手を中傷する歌詞の「ビーフ」という即興ラップを歌い合い、最終的に観客の支持や審査員の評価が高いほうが勝ちとなるというもの。
- また、サニー団のサニー自体も《Ｌｉｖｅ☆Ｔｗｉｎトラブルサン》にてライブツインの二人と同じく配信者をやっている為、俗に言う「コラボ配信」という形での共演にも見える。

イラストの各所にコインが見えるところから、効果のイメージは動画配信サイトにおけるいわゆる「投げ銭」システムであると思われる。
配信者に任意の金額の寄付を行うシステムだが、基本的にその金額の何割かは配信サイトにロイヤリティとして納められるため、全額が配信者に送られるわけではない。
ここではライフポイントを金銭に見立てており、相手からの「投げ銭」と自分の回復量が一致しないのはこのシステムの再現なのだろう。
- 画面上には複数のコメントも確認できるから、特にYouTubeの投げ銭システムである「スーパーチャット（略称：スパチャ）」を意識していると思われる。
  配信者にコメントを送る際に一定の金額の投げ銭を同時に行うシステムであり、そのコメントは強調表示されるため配信者の目に留まりやすく、人気の配信者となるとコメントの読み上げ目当てでスーパーチャットを送るファンも多い。
- イラストに登場しているライブツイン２人の(2)の効果も同じような形にライフを増減させるものである。