*《リターン・ゾンビ/Return Zombie》 [#vd1aedf1]
 効果モンスター
 星4/闇属性/アンデット族/攻1000/守1600
 自分のスタンバイフェイズ時、このカードが墓地に存在し自分の手札が0枚だった場合、
 500ライフポイントを払う事でこのカードを手札に加える。

 [[PREMIUM PACK 6>PREMIUM PACK#k12df297]]で登場した、[[闇属性]]・[[アンデット族]]の[[下級モンスター]]。~
 自身を[[墓地]]から[[手札]]に[[加える]][[起動効果]]を持つ。

 [[禁止カード]]の[[《キラー・スネーク》]]に似た[[起動効果]]を持つが、いかんせん使いづらい。~
 一見、[[手札]]を消耗すれば[[効果]][[発動]]は容易に見えるが、「[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]時、[[自分]]の[[手札]]が0枚」というのは曲者である。~
 [[スタンバイフェイズ]]の前には[[ドローフェイズ]]が存在するため、普通にプレイしていても[[効果]]の[[発動条件]]を満たせないことが多い。~
 この[[カードの効果]]を[[発動]]するには、原則として、[[ドローフェイズ]]に[[速攻魔法]]を[[ドロー]]し即座に[[発動]]するか、[[セット]]してある[[《サンダー・ブレイク》]]等で[[手札]]を消費するしかない。~
 [[《無謀な欲張り》]]など[[ドローフェイズ]]を[[スキップ]]する[[カード]]と[[コンボ]]する事も可能ではあるが、やはり使い辛さは否めないだろう。
 [[禁止カード]]の[[《キラー・スネーク》]]に似た[[起動効果]]を持つが、[[発動条件]]が厳しい。~
 [[発動]]タイミングが[[ドローフェイズ]]直後の[[スタンバイフェイズ]]であるため、工夫しなければ[[手札]]0枚という状況を作り出せないのである。~
 現実的な方法となると、[[ドロー]]した[[速攻魔法]]を即座に[[発動]]するか、[[《サンダー・ブレイク》]]等の[[手札コスト]]とするしかない。~
 [[《無謀な欲張り》]]等で[[ドローフェイズ]]を[[スキップ]]する手もあるが、やはり使い辛さは否めないだろう。

 しかも、厳しい条件を満たして[[手札]]に加えた所で、強力な能力を発揮するわけでもない。~
 ある程度は[[守備表示]]の[[壁]]として使うことはできるが、[[守備力]]も決して高くはない。~
 [[《魂を削る死霊》]][[《マシュマロン》]][[《機動砦のギア・ゴーレム》]]等、この[[カード]]より強固な[[壁]][[モンスター]]はいくらでも存在する。~
 追い詰められた時、[[守備力]]1600程度の[[壁]]を[[手札]]に戻したからと言って、[[攻撃]]を防ぎ切ることができる状況は少ない。~
 また[[手札]]に加えた所で、強力な能力を発揮するわけでもない。~
 [[壁]]にするには[[守備力]]が低く、[[《魂を削る死霊》]]や[[《機動砦のギア・ゴーレム》]]等、より強固なものはいくらでも存在する。

 ただ、登場当初は[[【八汰ロック】]]を解除できる数少ない存在ではあった。~
 と言うよりむしろ、明らかに[[【八汰ロック】]]解除を意識してデザインされた[[モンスター]]である。~
 事実この[[カード]]の特集をしていた当時の週間少年ジャンプでも[[《八汰烏》]]への対抗策として紹介されていた。~
 しかしながら、この[[カード]]が一般販売される2004年3月に肝心の仮想敵である[[《八汰烏》]]が禁止指定を受けた。~
 つまりこの[[カード]]は一般販売される前から存在意義を失ったような[[カード]]であり、登場から半年後に仮想敵を失った[[《ナイトメアテーベ》]]より悲惨な[[カード]]となっている。~
 この[[カード]]の仮想敵である[[《八汰烏》]]が存在していたのはジャンプフェスタで先行販売されてからわずか3ヶ月とごく短い間だったわけで、あまりに不憫な[[モンスター]]である。~
 このように惨憺たる境遇を持つ[[カード]]だが、[[《ホワイト・ホール》]]や[[《避雷針》]]のようなピンポイント過ぎる対策[[カード]]と違って、完全に[[《八汰烏》]]専用の[[カード]]ではないのでまだ救いはあるか?~
 まずありえない話だが、[[《八汰烏》]]の制限緩和、またはそれに代わる新たな[[ドローロック]][[コンボ]]が登場したときに、この[[カード]]が対策[[カード]]として省みられることもあるかもしれない。
-[[《リボーン・ゾンビ》]]なる[[モンスター]]も存在する。~
名称が酷似、さらには[[ステータス]]が同じで、[[効果]]が[[手札]]0枚関係という点も共通している。~
-登場当初、週間少年ジャンプでは[[《八汰烏》]]対策として紹介されていた。~
現に、当時は[[【八汰ロック】]]を防げる数少ない手段であった。~
しかし、この[[カード]]の登場直後に[[《八汰烏》]]は[[禁止カード]]となった。~
仮想敵がすぐに居なくなってしまうとは、あまりに不憫な[[モンスター]]である。~
他に[[《ナイトメアテーベ》]]も似たような境遇にある。

-長期にわたる[[絶版]]の眠りからリターンし、[[トーナメントパック2007 Vol.3]]に再収録された。~
-[[《リボーン・ゾンビ》]]なる[[カード名]]が似た[[モンスター]]も存在する。~
[[ステータス]]が同じで、[[効果]]が[[手札]]0枚関係という点も共通している。~

-一度[[トーナメントパック2007 Vol.3]]に再録された。~
以前の[[テキスト]]は、
 500ライフポイントを払ってこのカードを手札に加える。
と、[[強制効果]]とも意味がとることができた。~
分かりやすくなって、[[任意効果]]であることがはっきりした。~

-「ゾンビ」については[[《2人3脚ゾンビ》]]参照。

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXにおいて、万丈目(ゾンビ状態)が十代との[[デュエル]]で使用。~
「1枚[[ドロー]]する」または「[[レベル]]4以下の[[モンスター]]は1[[ターン]]目に[[攻撃]]できる」という2つの[[効果]]を持つ[[通常魔法]]《クイック・アタック》で先攻1[[ターン]]目に[[攻撃]]した。~
[[攻撃]]名は「バンテージ・スナップ」。
アニメGXにおける「十代vs万丈目(ゾンビ状態)」戦にて万丈目が使用。~
[[魔法カード]]《クイック・アタック》で先攻1[[ターン]]目に[[攻撃]]した。~
その後、[[《E・HERO スパークマン》]]に[[戦闘破壊]]された。~
[[攻撃]]名は「バンテージ・スナップ」。
--「十代&ヨハンvs[[ユベル>《ユベル》]]」戦で[[ユベル>《ユベル》]]が使用した[[通常罠]]《不滅階級》、「エドvsアモン」戦でエドが使用した[[通常魔法]]《D−マインド》の[[イラスト]]に描かれている。~

-神話・伝承において―~
「ゾンビ(zombie)」については[[《2人3脚ゾンビ》]]参照。

**関連カード [#z6ddb643]
-[[《リボーン・ゾンビ》]]

-[[サルベージ]]
-[[《キラー・スネーク》]]

―[[手札]]が0枚の時[[効果]]が[[発動]]する[[モンスター]]
-[[《英知の代行者 マーキュリー》]]
-[[《サイバーデーモン》]]
-[[《サイバネティック・サイクロプス》]]
//-[[《リターン・ゾンビ》]]
-[[《リボーン・ゾンビ》]]

-[[《絶対服従魔人》]]
-[[《メカニカル・ハウンド》]]

-[[インフェルニティ]]

**収録パック等 [#uc821ba4]
-[[トーナメントパック2007 Vol.3]] TP03-JP006
-[[PREMIUM PACK 6>PREMIUM PACK#k12df297]] PP6-005 &size(10){[[Ultra]],[[Secret]]};

**FAQ [#m15bdd16]
Q:[[発動条件]]を満たした場合、この[[起動効果]]を必ず[[発動]]しなければなりませんか?~
A:いいえ、全ての[[起動効果]]の[[発動]]は[[コントローラー]]の任意です。

Q:[[ライフポイント]]が500以下である状態で[[発動条件]]を満たした場合、この[[起動効果]]を[[発動]]することは可能ですか?~
A:500の場合、[[発動]][[コスト]]を払った時点で[[デュエル]]に敗北します。500未満の場合、[[発動]]することはできません。