《リトル・キメラ/Little Chimera》

効果モンスター
星2/炎属性/獣族/攻 600/守 550
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
フィールド上に表側表示で存在する炎属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップし、
水属性モンスターの攻撃力は400ポイントダウンする。

 Vol.6で登場した炎属性獣族下級モンスター
 炎属性攻撃力を上昇させ、水属性攻撃力を減少させる永続効果を持つ。

 炎属性モンスターを主軸とする際、全体強化効果はありがたい。
 しかし自身も強化される事を考えても、この攻撃力モンスター表側表示フィールドに出さなければならないのは辛い。
 サーチが容易な《バーニングブラッド》、あるいは汎用性の高い《強者の苦痛》と比べ、召喚権を消費するという点で遅れをとっている。
 《UFOタートル》《炎の精霊 イフリート》などを組み合わせるにしても、次ターン以降の維持が困難であるため、強化値の大きい《セカンド・ブースター》が優先されやすい。
 《レベル制限B地区》などロック下で攻撃でき、他のカードと組み合わせる事でそれなりの数値にはなるが、魔法・罠除去エクシーズモンスターの登場で、このロック自体が安定しない。
 《バーニングブラッド》と併用し、大量の炎属性モンスターを展開できれば強力だが、そこまで手間をかけるとなると、強化が上乗せされる対象こそ違えど《超熱血球児》が爆発力で勝る。

 属性と自身の種族が少数派であるために、《一族の結束》なども併用しがたい。
 ただし獣族には全体強化と相性の良い《フレムベル・ヘルドッグ》が存在するため、【炎属性】【獣族】の両方を活用したデッキを組めない事もない。
 《焔虎》リクルートに成功すれば、そのまま強化された状態で攻撃でき、合計攻撃力では《セカンド・ブースター》を上回る。
 同効果モンスターの中では、元々の攻撃力が高めなので、上記2種や《ツインヘデッド・ビースト》と相性の良い《幻獣の角》を装備すれば、なんとか下級モンスターと渡り合える数値にまでもっていける。

 なお相手炎属性モンスター強化するが、他の属性と比較しその数は少なく、あまり意識する必要はない。
 ジュラックラヴァル《エヴォルカイザー・ラギア》なども存在するが、このカードフィールドに存在する事で生じる影響は小さい。

関連カード

―類似系効果

色違いモンスター

収録パック等