通常罠 手札を1枚捨てて発動できる。 このターンのエンドフェイズ時まで、 自分は戦闘及びカードの効果によって ダメージを受ける代わりに、 その数値分だけライフポイントを回復する。
PHANTOM DARKNESSで登場した通常罠。
《エネルギー吸収板》や《ホーリーライフバリアー》と似た効果だが、こちらはモンスターの戦闘破壊を防ぐことはできない。
手札コストというディスアドバンテージは負うが、大きなライフゲイン効果を持つ。
ダメージを回復にする効果は、戦闘ダメージおよび効果ダメージどちらにも適用される。
第一の使い方として、相手のバーンカードの発動にチェーンでの発動で無駄撃ちどころか逆に回復にしてしまう使い方。
【チェーンバーン】を相手にした場合、チェーンの最後にこのカードを発動すれば受けるダメージすべてが回復になる。
第二の使い方として、相手の攻撃宣言に発動する使い方。
自身への戦闘ダメージを回復にしてしまうため、相手からの直接攻撃などをライフゲインに変えてしまう。
これはバーンデッキだけでなく、【ダーク・ガイア】等の1ターンキルデッキにも対応出来ることを意味するので、メタの対象は広めと言えるだろう。
第三の使い方として、フリーチェーンとして発動する使い方。
《裁きの龍》などからの一撃必殺もそのターンの間は止めることが出来、返しのターンに繋ぐ事ができる。
《サイクロン》等にチェーン発動することでも、ダメージがライフポイント回復になってしまうので、相手の攻撃を躊躇させることができる。
前もって発動してしまう以上ライフゲインはほぼ期待できなくなるので、この用途においては《和睦の使者》などの方が手札コストもなく強力だが、選択肢の一つとしては十分機能する。
《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》などの戦闘ダメージ・効果ダメージを合わせ持つモンスターには特に有効である。
最後にコンボとしての使い方だろう。
相手からのダメージ以外も回復するので、自分の《パワー・ボンド》や《女神の加護》・《破滅へのクイック・ドロー》・《時の魔術師》等のリスクダメージを逆手にとって、多大なライフ・アドバンテージを得るという使い道もある。
《トーチ・ゴーレム》との自爆特攻コンボもいいだろう。
《ギガンテック・ファイター》やリクルーターを使う場合、むしろ戦闘破壊耐性を得ないことが利点ともなる。
すでに《シモッチによる副作用》が発動している、またはこのカードにチェーンされて発動された場合、回復する予定のダメージ量によっては馬鹿にならないダメージを負いかねないため、過信はできない。
《ホーリーライフバリアー》などを使って対処していきたいところ。
一応《大嵐》などを使われても発動したターンは生き延びる事ができるのでその点は安心できるが、《ホーリーライフバリアー》の方がモンスターを守れる点では優秀。
基本的にはコンボ用のカードとして採用し、他は緊急事態の時に使うべきだろう。
―イラスト関連
Q:《シモッチによる副作用》が相手フィールドに存在する場合はどうなりますか?
A:《シモッチによる副作用》の効果でダメージを受けることになります。無限ループが発生することはありません。(07/11/27)
Q:コストとして支払ったライフポイントにも適用できますか?
A:このカードが干渉するのは「ダメージ」のみです。「ダメージ」と「コスト」は別のものとして扱います。
Q:特殊なダメージにも適用されますか?
(《パワー・ボンド》のような残存効果によるダメージや、おジャマトークンなどの戦闘・効果どちらにも属さないダメージに適用されるかどうか)
A:いかなるダメージにも適用します。(09/06/18)