*《レスキューラビット/Rescue Rabbit》 [#o84972c7]
 効果モンスター
 星4/地属性/獣族/攻 300/守 100
 このカードはデッキから特殊召喚する事はできない。
 自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードをゲームから除外して発動する。
 自分のデッキからレベル4以下の同名通常モンスター2体を特殊召喚する。
 この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊される。
 「レスキューラビット」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
//英語名:http://www.konami.com/yugioh/articles/?p=3246#more-3246

 [[PHOTON SHOCKWAVE]]で登場した[[地属性]]・[[獣族]]の[[下級モンスター]]。~
 自身を[[除外]]する事で[[デッキ]]から[[同名>同名カード]]の[[通常モンスター]]を2体[[特殊召喚]]する[[効果]]を持つ。

 [[効果]]は[[禁止カード]]の[[《レスキューキャット》]]を調整したようなものであるが、様々な制約を課せられている。

 まず、[[デッキ]]からの[[特殊召喚]]ができないので、[[リクルーター]]等から展開できない。~
 序盤から[[手札]]に持ってきたい[[カード]]であるため、この制約は大きい。~
 [[レベル]]4なので[[《キーマウス》]]にも対応しておらず、[[サーチ]]すら困難である。~
 それ以外の[[特殊召喚]]に制限はないが、1[[ターン]]に1度しか[[発動]]できないため、ラッシュをかける事ができない。

 また、[[効果]]の性質上、[[デッキ]]に[[同名>同名カード]]の[[通常モンスター]]が2枚揃っている必要がある。~
 そのため、先に[[リクルート]]したい[[カード]]を[[ドロー]]してしまうと、この[[カード]]が[[腐って>腐る]]しまう。~
 従って序盤に[[発動]]したいところだが、この[[カード]]の投入枚数に比例して採用する[[通常モンスター]]を増やさなければならないため、[[デッキ]]構築が難しい。~
 [[《貪欲な壺》]]・[[《究極封印神エクゾディオス》]]・[[《ゾンビキャリア》]]等で[[カード]]を[[デッキ]]に[[戻して>戻す]]、[[デッキ]]内に[[同名カード]]が尽きないようにする工夫も必要だろう。

 加えて、[[発動]][[コスト]]として自身を[[除外]]するため、[[蘇生]]や[[サルベージ]]で再利用する事が難しい。~
 もっとも、[[獣族]]には他にも[[除外]]に関する[[効果]]を持つ[[カード]]がいくつか存在するため、構築によっては[[メリット]]に変える事ができる。~
 特に、[[《ユニコーンの導き》]]に対応しているため、[[帰還]]による再利用は狙いやすい。~
 また、[[《虚空海竜リヴァイエール》]]はこの[[カード]]1枚から呼ぶ事ができ、[[効果]]でこの[[カード]]を[[帰還]]させられるため相性が良い。~
 [[効果]]の制約上、[[帰還]]から即[[効果]]を[[発動]]する事はできないが、それでも充分な[[シナジー]]を誇るだろう。

 そして、[[同名カード]]を呼び出す都合から、[[《レスキューキャット》]]の最大の特徴であった単体での[[シンクロ召喚]]が不可能である。~
 また、[[通常モンスター]]を呼び出すため、当然ながら[[モンスター]]の[[効果]]を利用した[[コンボ]]も行えない。

 以上のように、[[《レスキューキャット》]]と比べると[[汎用性]]は劣ると言える。~
 だが、[[レベル]]4まで対応し、[[種族]]も限定していないという[[《レスキューキャット》]]には無い利点がある。~
 また、当時には無かった[[エクシーズ召喚]]というルールが存在するため、これを利用する事で遜色ない働きが可能である。~
 [[エクシーズ素材]]に関する制約は一切無いので、これ1枚で[[エクシーズモンスター]]を[[召喚]]する事ができ、様々な状況に対応できる。~
 構築の段階での制限があるとは言え、[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]等の[[素材>エクシーズ素材]]指定がある[[モンスター]]も容易に[[召喚]]できる点は非常に強力。

 また、呼び出した[[モンスター]]による総[[攻撃]]は[[《レスキューキャット》]]以上の破壊力を持つ。~
 [[《ジェネティック・ワーウルフ》]]2体の[[ダイレクトアタック]]で4000もの[[ライフ]]をもぎ取る事が可能。~
 [[帰還]]ギミックを共有できる[[《ビーストライザー》]]を用いれば、[[最上級モンスター]]であろうと[[戦闘破壊]]できる。~
 [[《メカ・ハンター》]]+[[《リミッター解除》]]で[[直接攻撃]]できれば、[[ダメージ]]は7400に達する。~
 それらで[[攻撃]]した後に[[エクシーズ素材]]として利用すれば、[[自壊]]の[[デメリット]]を打ち消しつつ[[モンスター]]を残せる。

 [[《同姓同名同盟条約》]]等の「[[通常モンスター]]の[[同名カード]]」を必要とする[[カード]]とも相性が良い。~
 [[《トライアングルパワー》]]や[[《サウザンドエナジー》]]なら、[[自壊]][[デメリット]]を共有できて効率が良い。~
 [[《デルタ・アタッカー》]]等の[[全体強化]]と組み合わせれば[[1ターンキル]]も視野に入る。

 特定の[[通常モンスター]]を[[キーカード]]とする[[デッキ]]においては[[リクルート]]手段として用いる事が可能。~
 [[E・HERO]]や[[ジェムナイト]]の[[融合素材]]を調達したり、[[《仮面魔獣デス・ガーディウス》]]の[[召喚条件]]を満たすといった働きができる。~
 [[《剣闘獣アンダル》]]を呼び出し、[[《スレイブタイガー》]]から[[《剣闘獣ガイザレス》]]に繋ぐのも有効。~
 [[【エーリアン】]]においては、[[《エーリアン・ソルジャー》]]を呼び出す事で[[墓地を肥やす]]役割にもなる。

-上記の通り、単体での[[シンクロ召喚]]は不可能である。~
[[《ナチュラル・チューン》]]を用いたり、[[《グローアップ・バルブ》]]や[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]等の[[カード]]を絡めて[[シンクロ召喚]]に繋いでいきたい。~
特に、[[レベル]]4の[[モンスター]]2体と[[《グローアップ・バルブ》]]で[[《氷結界の龍 トリシューラ》]]を[[召喚]]できるのは強力。~
また、[[《黄泉ガエル》]]と[[《フィッシュボーグ−ガンナー》]]の[[コンボ]]を利用すれば、[[レベル]]5の[[シンクロ>シンクロモンスター]]2体と[[《フォーミュラ・シンクロン》]]を[[召喚]]でき、[[《シューティング・クェーサー・ドラゴン》]]まで繋いでいける。~
ただし、[[《フィッシュボーグ−ガンナー》]]は現在[[禁止カード]]となっている。

-[[デュアル]][[モンスター]]は[[デッキ]]では[[効果モンスター]]扱いのため、この[[カード]]で[[特殊召喚]]する事はできない。

-この[[カード]]の登場以降、[[レベル]]4の[[通常モンスター]]が大きく注目されるようになっている。~
特に[[《エヴォルカイザー・ラギア》]]の素材になる[[《セイバーザウルス》]]や、[[融合素材]]として優秀な[[《剣闘獣アンダル》]]はその存在感を大きく増し、トーナメントシーンでもしばしば目にするようになった。~
[[攻撃力]]1900の[[通常モンスター]]といえば第1〜2期環境の主力であり、形は違えど第一線に復帰するのはかなり久しぶりである。

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#m05b87f5]
-[[《レスキューキャット》]]

-[[《ミノケンサテュロス》]]

//―《レスキューラビット》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ
//-[[【】]]

**収録パック等 [#h67a5c57]
-[[PHOTON SHOCKWAVE]] PHSW-JP037 &size(10){[[Rare]]};

**FAQ [#k949fe8c]
Q:この[[カードの効果]]は[[《スキルドレイン》]]が存在する状態で[[適用]]されますか?~
A:[[除外]]するのは[[コスト]]で、[[効果]]処理時に[[フィールド]]に存在しないため、[[《スキルドレイン》]]の影響を受けません。(11/07/16)

Q:[[エンドフェイズ]]時にこの[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]された[[モンスター]]が[[破壊]]される際に[[チェーンブロック]]が作られますか?~
A:いいえ、作られません。(11/07/21)

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