*《レッサー・デーモン/Lesser Fiend》 [#a0d72828]
 効果モンスター
 星5/闇属性/悪魔族/攻2100/守1000
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 このカードが戦闘によって破壊したモンスターは墓地へは行かずゲームから除外される。

 [[Struggle of Chaos −闇を制する者−]]で登場した、[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[Struggle of Chaos −闇を制する者−]]で登場した[[闇属性]]・[[悪魔族]]の[[上級モンスター]]。~
 [[デーモン]]の名を持ち、[[戦闘破壊]]した[[モンスター]]を[[除外]]する[[永続効果]]を持つ。~

 [[戦闘破壊]]した[[モンスター]]を[[除外]]する[[モンスター]]の開祖。~
 他にも数体の同じような[[効果]]を持つ[[モンスター]]がいるが、この[[カード]]は[[永続効果]]となっている。~
 これは[[メリット]]にも[[デメリット]]にもなる。~

 [[《クリッター》]]・[[《水精鱗−アビスリンデ》]]等の[[墓地]]で[[発動]]する[[モンスター効果]]を[[発動]]させず、[[除外]]によって再利用も封じることができる。~
 もちろん[[リクルーター]]も[[破壊]]できるので、それらに対しては滅法強い。~
 単純に[[墓地]]へ送らないだけでも[[《貪欲な壺》]]等を妨害できるため、強力な[[効果]]である。~

 難点としては[[上級モンスター]]としては低[[攻撃力]]で、[[《フォトン・スラッシャー》]]等に[[相打ち]]となり、[[永続効果]]なので[[除外]]もできない点。~
 [[下級モンスター]]でそこそこの打点を持ち、全ての[[カード]]を[[除外]]できる[[《閃光の追放者》]]等の[[モンスター]]や、同じ[[上級モンスター]]により[[攻撃力]]の高い[[《聖導騎士イシュザーク》]]が存在する。~
 ただし前者は[[自分]]の[[カード]]も[[除外]]してしまい、後者とはサポートが全く異なる。~
 この[[カード]]は[[闇属性]]・[[悪魔族]]・[[デーモン]]という特性を生かせる[[デッキ]]に採用することになるだろう。~
 例えば、[[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]による[[2回攻撃]]の[[効果]]を付与させると強力である。~
 難点としては[[上級モンスター]]でありながら[[攻撃力]]が低く、直接[[アドバンテージ]]を得られない点が挙げられる。~
 [[攻撃力]]で上回る[[《聖導騎士イシュザーク》]]の存在以前に、単純に[[アドバンス召喚]]を狙うならば、[[戦闘]]する必要もなく、かつ[[カード]]の種類も問わない[[《邪帝ガイウス》]]のほうが強力である。~
 こちらは継続的に[[除外]]が狙えるものの、[[下級モンスター]]に毛が生えた程度の[[攻撃力]]では場持ちは期待できない。~
 [[永続効果]]ゆえに[[《フォトン・スラッシャー》]]などと[[相打ち]]に持ち込まれると[[除外]]すらできない。~

 [[全体強化]]や[[コンバットトリック]]で補う事も考えられるが、それならば[[《閃光の追放者》]]・[[《異次元の狂獣》]]を用いたほうが効率的。~
 当然ながら、展開から[[攻撃]]までに妨害を受ける可能性も高く、リスクとリターンが見合っていない。~
 [[闇属性]]や[[悪魔族]]の[[サポートカード]]もこれといって相性が良いものもなく、それらを用いるにしても[[《邪帝ガイウス》]]の[[リリース]]に充ててしまったほうが無難である。~
 [[《E−HERO ヘル・ゲイナー》]]による[[2回攻撃]]の[[効果]]を付与させる事もできるが、効力を発揮できるだけの状況に持ち込むことすら困難だろう。~

 [[デーモン]]の名を持つ点も、その重さゆえにこれといって有効に働く場面は少なく、せいぜい[[《万魔殿−悪魔の巣窟−》]]から[[デーモン]][[下級モンスター]]が[[サーチ]]できる程度。~
 その役目も[[《ミストデーモン》]]のほうが適任である。~
 一応[[《E・HERO プリズマー》]]で[[墓地へ送る]]事ができるため、そこから[[《デーモンの雄叫び》]]や[[《リビングデッドの呼び声》]]に繋ぐ事は可能。~
 [[《デーモンの召喚》]]など優先して落としておきたいものは他にもあるが、[[リクルーター]]を多用する[[デッキ]]に[[メタを張る]]ならば、採用してみるのも手か。

-[[《デス・デーモン・ドラゴン》]]の[[融合素材]]になるため、[[融合召喚]]関連のサポートも一応受けられる。

-初期の[[テキスト]]は以下の通り。~
 戦闘によってこのカードで破壊されたモンスターはゲームから除外される。
同様の[[テキスト]]で[[《異次元の狂獣》]]の[[効果]]が調整の結果、[[永続効果]]で決着し[[DUELIST LEGACY Volume.5]]でこの[[カード]]が再録されたときに現在の[[テキスト]]に[[エラッタ]]された。~
しかし、数年後に[[《異次元の狂獣》]]が[[誘発効果]]に変更になったが、この[[カード]]は[[永続効果]]の[[テキスト]]になまじ[[エラッタ]]されたことで、裁定の再変更とはならなかった。~

-海外版では大きく[[イラスト]]が変更されている。([[海外版イラスト変更カード]])~
悪魔はキリスト教の概念であり、角・翼・尻尾とあらゆる部分が削除され、かなり悲惨な状態になっている。~

-この[[効果]]は登場したパックを考えると、おそらく[[《戦士の生還》]]を擁する[[フリード軍>《無敗将軍 フリード》]]に対抗するための[[効果]]だろう。~
他に[[《軍隊竜》]]も対処でき、[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]がいれば[[《デーモン・テイマー》]]等も怖くない。~


**関連カード [#h70617d8]
-[[デーモン]]

-[[《異次元の狂獣》]]

-[[《聖獣セルケト》]]
-[[《聖導騎士イシュザーク》]]

-[[《混沌の黒魔術師》]]
-[[《漆黒の魔王 LV8》]]

-[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]

-[[《光の追放者》]]
-[[《閃光の追放者》]]

―[[融合]]関連
-[[《デス・デーモン・ドラゴン》]]

-[[《グランド・ドラゴン》]]

―名前関連
-[[《レッサー・ドラゴン》]]

**収録パック等 [#b8219e27]
-[[Struggle of Chaos −闇を制する者−]] SC-03 &size(10){[[Rare]]};
-[[DUELIST LEGACY Volume.5]] DL5-003
-[[BEGINNER'S EDITION 2]] BE2-JP126
-[[BEGINNER'S EDITION 2(第7期)]] BE02-JP100

**FAQ [#mbe90008]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:[[永続効果]]です。

Q:[[相打ち]]時に[[相手]][[モンスター]]を[[除外]]できますか?~
A:この[[モンスター]]の[[効果]]は[[永続効果]]であるため、自身も[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]されることが確定している場合は[[効果]]が失われます。そのため、[[除外]]できません。~
  [[相手]][[モンスター]]を[[墓地へ送る]]タイミングで、何らかの[[効果]]によりこのカードが[[フィールド]]を離れていた場合も[[除外]]できません。~
  [[《聖導騎士イシュザーク》]]は[[相打ち]]でも[[相手]][[モンスター]]を[[除外]]しますが、これは[[《聖導騎士イシュザーク》]]の[[効果]]が[[誘発効果]]だからです。