*《レベル・スティーラー/Level Eater》[#qabc56be]
 効果モンスター
 星1/闇属性/昆虫族/攻 600/守   0
 このカードが墓地に存在する場合、自分フィールド上に表側表示で存在する
 レベル5以上のモンスター1体を選択して発動する。
 選択したモンスターのレベルを1つ下げ、このカードを墓地から特殊召喚する。
 このカードはアドバンス召喚以外のためにはリリースできない。

 [[STARDUST OVERDRIVE]]で登場した[[闇属性]]・[[昆虫族]]の[[下級モンスター]]。~
 自分[[フィールド]]上の[[モンスター]]の[[レベル]]を下げ、[[墓地]]から自身を[[特殊召喚]]する[[起動効果]]、[[リリース]]を制限する[[永続効果]]を持つ。

 [[自己再生]]の条件は高[[レベル]][[モンスター]]の[[レベル]]を下げるだけであり、[[ディスアドバンテージ]]はほぼ発生しない。~
 [[自己再生]]する[[カード]]にありがちな、[[蘇生]]後に[[除外]]される等の[[デメリット]]はない。~
 また、1[[ターン]]の[[発動]]回数に制限が一切無い為、[[レベル]]5以上の[[モンスター]]が残り続ければ何度でも[[蘇生]]できる。~
 [[発動条件]]に高[[レベル]][[モンスター]]を必要とする為、[[最上級モンスター]]を多用する[[デッキ]]とは相性が良い。~
 [[《黄泉ガエル》]]と同様に[[壁]]としても使用できる。~

 [[デメリット]]として、[[アドバンス召喚]]以外で[[リリース]]できないので、[[《キャノン・ソルジャー》]]等で[[射出]]することは不可能である。~
 [[《D−HERO Bloo−D》]]等の[[特殊召喚]]に[[リリース]]を必要とする[[モンスター]]の[[召喚]]補助にも使用できない。~

 [[効果]]は、[[アドバンス召喚]]時に失った[[ボード・アドバンテージ]]を[[回復]]できる優秀なものである。~
 しかし懸念点として、高[[レベル]][[モンスター]]を[[アドバンス召喚]]するのに[[使用]]したい[[効果]]にも関わらず、場に[[上級モンスター]]を必要とするため、[[発動]]条件と[[モンスター効果]]が噛み合っていないことが挙げられる。~
 [[フィールド]]に[[上級モンスター]]を展開できなければ、一度も[[自己再生]]できないこともあるので、[[手札事故]]に注意した[[デッキ]]構築を行う必要がある。~

 [[カード]]を消費せずに[[レベル]]を下げることができる為、[[シンクロ召喚]]を行う際の[[レベル]]調整にも役立てることができる。~
 [[自己再生]]させた場合、[[フィールド]]上の[[モンスター]]の合計[[レベル]]は変わらない為、3体以上の[[シンクロ素材]]を必要する[[シンクロモンスター]]の[[シンクロ召喚]]にも活用できる。~
 例えば[[《BF−暁のシロッコ》]]と[[《BF−疾風のゲイル》]]からこの[[カード]]を経由して[[《BF−孤高のシルバー・ウィンド》]]に繋げられるのである。~
 同様の方法で[[《ジャンク・デストロイヤー》]]で[[破壊]]する[[カード]]の枚数を増やすことにも活用できる。~

//自己再生と相性の良いカード
 この[[カード]]を[[自己再生]]するのに相性の良い[[カード]]は多く存在する。~
 [[《サイバー・ドラゴン》]]等の[[半上級モンスター]]とは相性がよく、簡単に[[最上級モンスター]]を[[アドバンス召喚]]できる。~
 [[《神獣王バルバロス》]]等の[[妥協召喚]]できる[[最上級モンスター]]とは相性が良く、[[妥協召喚]]し[[自己再生]]させることも、この[[カード]]を[[リリース]]し、普通に[[アドバンス召喚]]することも可能である。~
 [[《メタル・リフレクト・スライム》]]は[[守備力]]の高さから[[戦闘破壊]]されにくく、[[レベル]]10[[モンスター]]である為、最大6回まで[[自己再生]]を補助することができる。~
 [[《トラゴエディア》]]は[[最上級モンスター]]である上に、自身の[[モンスター効果]]で[[特殊召喚]]が容易であり、[[レベル]]まで変更できる[[効果]]を持つため、相性は抜群である。~
 [[《守護者スフィンクス》]]等の[[サイクル・リバース]][[モンスター]]は、[[裏側表示]]にする事で下がった[[レベル]]をリセットすることができる。~
 [[《クイック・シンクロン》]]の[[コスト]]にこの[[カード]]を捨て、[[自己再生]]させれば、[[《ジャンク・ウォリアー》]]に繋げられ、[[《ボルト・ヘッジホッグ》]]と併せれば[[レベル]]6も出せれる。~
 [[《スクラップ・ドラゴン》]]となら、実質ノー[[コスト]]で[[破壊]][[効果]]が使用可能となる。~

//間接的に相性の良いカード
 この[[カード]]と間接的に相性の良い[[カード]]も多く存在する。~
 間接的ではあるが、[[最上級モンスター]]の[[アドバンス召喚]]が多い[[デッキ]]であれば、[[《冥界の宝札》]]で大量に[[ドロー]]できる。~
 他にもこの[[カード]]を[[デッキ]]から直接[[墓地へ送る]]事ができる[[《終末の騎士》]]等とも相性が良い。~

 相性が良い[[デッキ]]としては、やはり[[最上級モンスター]]を多く採用した[[デッキ]]が挙げられる。~
 [[最上級モンスター]]はもちろん、[[三幻神]]も無理なく[[召喚]]でき、非常にパワフルな戦術を展開できる。~

-[[《生還の宝札》]]が[[禁止カード]]になる前は、この[[カード]]が[[墓地]]に3枚存在するときに[[《神獣王バルバロス》]]等を展開するだけで、3枚[[ドロー]]できる[[コンボ]]が可能だった。~
しかし、この[[カード]]が登場した直後の[[制限改訂]]で[[《生還の宝札》]]が[[禁止カード]]となり、この[[コンボ]]はごく短い期間しか使用できなかった。~

-[[自己再生]][[効果]]は[[墓地]]で[[発動]]し、[[効果発動時]]に[[モンスター]]を選択するだけしか処理を行わない為、[[《光と闇の竜》]]等を損失なく弱体化できる。~

-この[[カード]]と[[攻撃力]]か[[守備力]]が同じ[[上級モンスター]]に[[《星に願いを》]]を使うことで、[[ランク]]の高い[[エクシーズ召喚]]につなげられる。~
ただし、その[[上級モンスター]]の[[レベル]]は1つ下がる事を把握しておきたい。~

-「スティール(steal)」とは盗むという意味であり、「スティーラー(stealer)」は泥棒をさす。~
[[墓地]]から[[フィールド]]の[[モンスター]]の[[レベル]]を盗んで[[自己再生]]する、という意味合いであり、実際にアニメでもそのような演出がなされていた。~
また、自身の[[効果]]以外で出されると[[レベル]]を盗む演出がないので、この[[カード]]の背中に星の模様がない状態になる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vsルドガー」(2戦目)において遊星が使用。~
[[《クイック・シンクロン》]]の[[効果]]により[[墓地へ送られた]]後、自身の[[効果]]により[[《クイック・シンクロン》]]の[[レベル]]を下げつつ[[自己再生]]し、[[《クイック・シンクロン》]]と共に[[《ジャンク・ウォリアー》]]の[[シンクロ素材]]となった。~
「遊星vsガードロボ」戦では[[《ワン・フォー・ワン》]]によって[[デッキ]]から[[特殊召喚]]され、[[《ジャンク・ウォリアー》]]の[[攻撃力]]上昇に貢献した。~
[[《シンクロ・ギフト》]]によって[[強化]]され[[攻撃]]を行ったが、[[《攻撃の無力化》]]によって失敗した。~
最終的に[[《アースクエイク・ジャイアント》]]の[[アドバンス召喚]]のために[[リリース]]された。~

--アニメではこの[[カード]]の[[リリース]]に関する制約は無かった。~
[[自己再生]]に条件があるとはいえ、上手くいけば[[《キャノン・ソルジャー》]]等で何度も[[射出]]できるため、変更は必至だっただろう。~

//-コナミのゲーム作品において―~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#hc83d430]
-[[《寂々虫》]]

//―《レベル・スティーラー》に関する[[効果]]を持つ[[カード]]
//このカードを名指しで指定している魔法・罠・効果モンスターが存在する場合、そのカードをリンク

//―[[イラスト]]関連
//カードのイラストに描かれているカードが存在した場合、そのカードをリンク

//―《レベル・スティーラー》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**このカードを使用する代表的なデッキ [#b2c60cc9]
-[[【アドバンス召喚】]]
-[[【シンクロン】]]

**収録パック等 [#xb3fc294]
-[[STARDUST OVERDRIVE]] SOVR-JP005 &size(10){[[Rare]]};
-[[デュエリストパック−遊星編2−]] DP09-JP011
-[[DUEL TERMINAL −ヴァイロン降臨!!−]] DT09-JP005

**FAQ [#nb68d576]
Q:[[効果解決時]]に[[対象]]とした[[モンスター]]が[[レベル]]1になっていた場合、[[特殊召喚]]は[[適用]]されますか?~
A:その場合は[[特殊召喚]]が[[適用]]されません。(09/07/18)

Q:[[効果解決時]]に[[対象]][[モンスター]]の[[レベル]]が2〜4になっていた場合は[[特殊召喚]]しますか?~
A:はい、[[特殊召喚]]します。(09/07/22)

Q:[[効果解決時]]にこのカードが[[墓地]]に存在せず[[特殊召喚]]されない場合でも[[対象]]とした[[モンスター]]の[[レベル]]は下がりますか?~
A:はい、その場合でも下がります。(09/07/31)

Q:下がった[[レベル]]は、[[エンドフェイズ]]で自動的に戻りますか?~
A:戻りません。(09/07/18)

Q:[[効果]]が[[無効]]になっている時や[[裏側表示]]の時は、[[アドバンス召喚]]以外の[[リリース]]も可能ですか?~
A:可能です。(09/07/19)

Q:このカードの[[効果]]で[[《トラゴエディア》]]の[[レベル]]を1つ下げて、その後に[[《トラゴエディア》]]自身の[[効果]]で[[レベル]]が変化した場合、その[[レベル]]から1つ下がった状態になりますか?~
A:いいえ、その場合[[《トラゴエディア》]]自身の[[効果]]で変化した[[レベル]]になり、そこから1つ下がることはありません。(09/08/26)

Q:このカードの[[効果]]で[[《トラゴエディア》]]の[[レベル]]を1つ下げて、その後に[[《トラゴエディア》]]自身の[[効果]]で[[レベル]]を変化させ、[[エンドフェイズ]]に変化した[[レベル]]が元に戻った時、その戻った[[レベル]]から1つ下がりますか?~
A:いいえ、その場合も[[レベル]]は下がらず[[《トラゴエディア》]]の本来の[[レベル]]に戻ります。(09/08/26)~

Q:[[《トラゴエディア》]]自身の[[効果]]で[[レベル]]を変化させた後にこのカードの効果で[[《トラゴエディア》]]の[[レベル]]を1つ下げた場合、[[エンドフェイズ]]に変化した[[レベル]]が元に戻った時、その戻った[[レベル]]から1つ下がりますか?~
A:はい、[[《トラゴエディア》]]の本来の[[レベル]]から1つ下がった状態になります。(09/09/30)~

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、事務局に質問した日付を(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は遊戯王エキスパートルールHPで調べるか、ルール質問BBSを利用してください。