遊戯王カードWiki - 《レベル調整》のバックアップ(No.58)

《レベル調整(ちょうせい)/Level Modulation》 †

通常魔法
相手はカードを２枚ドローする。
自分の墓地に存在する「ＬＶ」を持つモンスター１体を、
召喚条件を無視して特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン攻撃できず
効果を発動及び適用する事もできない。

　ELEMENTAL ENERGYで登場した通常魔法。
　レベルアップモンスター?専用の蘇生カード。
　しかし、相手の２枚ドローに加え蘇生したターンに一切の行動を封じられてしまう。

　召喚条件は無視できるが、蘇生制限にはひっかかる複雑なカード。
　このため、正規の手段で特殊召喚していない特殊召喚モンスターは蘇生できない。
　つまり、《おろかな埋葬》で直接墓地に送った《ホルスの黒炎竜ＬＶ８》の蘇生はできない。
　《レベルアップ！》で特殊召喚されたモンスターもまた不可能である。

　しかし、一度墓地に落ちてしまった《ホルスの黒炎竜ＬＶ８》や《アームド・ドラゴンＬＶ７》を呼び戻すには都合が良い。
　【お触れホルス】であれば、２枚のドローもロック復元のためならば許容してもいい代償である。
　《大暴落》や《グリード》、《便乗》等でドロー効果を利用する手もある。
　《アームド・ドラゴンＬＶ７》を蘇生する場合は、《アームド・ドラゴンＬＶ１０》を特殊召喚し、デメリットを回避できる。
　相手に２枚のドローを許すので、ドロー効果を利用できないのであれば、そのままフィニッシャーにしたい。

原作・アニメにおいて―
アニメGXにおける「万丈目vs黒蠍盗掘団」戦において万丈目が使用。
《黒蠍－罠はずしのクリフ》の効果によって墓地へと送られた《アームド・ドラゴンＬＶ７》を蘇生させ、反撃の狼煙を上げた。
（デッキから直接墓地に送られているため、OCGならば蘇生制限に引っ掛かる。）
この時は罠カードであり、「この効果で特殊召喚したモンスターはこのターンに攻撃できず、効果を発動及び適用する事もできない。」というテキストが無い。
もっとも、罠カードであったが故に相手ターンに特殊召喚してはいたが。
発動までのタイムラグがあるものの、効果そのものは実物のものよりも強力だったと言える。

「vs斎王」戦では《天使の施し》の効果によって捨てた《アームド・ドラゴンＬＶ７》を蘇生し、《アームド・ドラゴンＬＶ１０》を特殊召喚した。
（勿論、OCGであればこちらも蘇生制限に引っ掛かる。）
なお、この時には現実のものに準じて魔法カードに修正されている。

「vsエド戦」では、このカードと全く同じ効果である罠カード《レベルの絆》を発動している。
初登場版のリメイクであろうか。

「丸藤翔vs猪爪」戦にて猪爪が使用した永続魔法《トラップ・リクエスト》のイラストに描かれているカードの1枚である。

コナミのゲーム作品において―
DUEL TERMINALでは、最初のステージの万丈目がデスティニースキャンに設定している。

関連カード †

蘇生可能なモンスター †

―蘇生制限あり

収録パック等 †

FAQ †

Ｑ：蘇生したカードの効果が使えないのは、蘇生させたターンだけですか？
Ａ：この効果で特殊召喚したターンのみの制約です。

Ｑ：この効果で《ホルスの黒炎竜ＬＶ６》を蘇生した場合、特殊召喚ターンに攻撃できますか？
Ａ：《ホルスの黒炎竜ＬＶ６》の効果が適用されないため、攻撃できません。

Ｑ：ドローと特殊召喚は同時扱いですか？
Ａ：いいえ、違います。(09/05/17)

Ｑ：《神殿を守る者》でドローできなかったとき、特殊召喚できますか？
Ａ：特殊召喚できます。(10/08/27)

Ｑ：効果解決時にモンスターが墓地から離れ特殊召喚できない場合もドローしますか？
Ａ：ドローします。(09/05/17)

Ｑ：《Ｄ－ＨＥＲＯダイヤモンドガイ》の効果で《レベル調整》を発動した場合、どう処理しますか？
　　そして特殊召喚した場合、そのターン効果の発動または攻撃が可能ですか？
Ａ：その場合、相手はカードを２枚ドローし、自分の墓地に存在するLVを持つモンスターを特殊召喚します。
　　また、特殊召喚されたモンスターは、同一ターンで攻撃したり効果を発動及び適用する事はできません。(09/08/03)