*《ワーム・ホール/Dimensionhole》 [#k43ed609]
 通常魔法
 自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択して発動する。
 選択した自分のモンスターを次の自分のスタンバイフェイズ時までゲームから除外する。
 ゲームから除外している間、そのモンスターカードゾーンは使用できない。
//テキストはBE01を参照

 [[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]]で登場した[[通常魔法]]。~
 [[スピリット]]や[[《限定解除》]]で[[召喚]]した[[儀式モンスター]]や[[《破壊竜ガンドラ》]]などの[[デメリット]]を打ち消すことができる。~
 なお、[[コンタクト融合]]体は「[[召喚]][[ターン]]の[[エンドフェイズ]]」ではなく「[[エンドフェイズ]]」に戻る[[効果]]である。~
 そのため、戻ってきた[[ターン]]の[[エンドフェイズ]]に[[エクストラデッキ]]送りとなるため注意が必要である。

 [[通常魔法]]であるため、[[モンスター]]への[[除去]]に対して[[チェーン]][[発動]]できない点が痛い。~
 単純に[[最上級モンスター]]等を[[除去]]から守りたい場合、その点に優れる[[《亜空間物質転送装置》]]を優先すればよい。~

 あまり現実的ではないが、[[《異星の最終戦士》]]を一時的に[[除外]]し、その隙に別の[[モンスター]]を出すことで[[《異星の最終戦士》]]と別[[モンスター]]を同時に場に出す事ができる。~

-次の[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]に帰ってくるのは、[[戻す]]扱い。また、その際に[[チェーンブロック]]は作られない。(11/05/14)~
[[裏側表示]][[モンスター]]を[[除外]]するときは、[[裏側表示]]のまま[[除外]]し[[裏側表示]]で帰ってくる。

-[[《マジカルシルクハット》]]でモンスターカードになった状態で、さらに[[カードの効果]]で[[爬虫類族]]に変更された時、[[ワーム]]のサポートカードの[[効果]]を受けられる。~
現実的にはまず無いだろうが、極めて特殊な例と言える。

-[[モンスター]]の情報・制約を「[[リセット]]」する[[カード]]の中でも、特に有名な1枚。~
[[帰還]]するのが[[エンドフェイズ]]ではないため、[[エンドフェイズ]]に[[効果]]を処理する多くの[[自壊]][[効果]]を[[無効]]化できる。~
[[自壊]]・[[攻撃力]]減少等のマイナス影響を[[リセット]]できるが、[[攻撃力]]の上昇などプラスの影響も[[リセット]]されてしまうので注意。

-[[《早すぎた埋葬》]]で[[蘇生]]した[[モンスター]]に使用した場合、[[《早すぎた埋葬》]]は対象不在となり[[破壊]]されるが、[[除外]]した[[モンスター]]は帰ってきても[[破壊]]されない。~
つまり、[[《早すぎた埋葬》]]との関係が断ち切られ[[完全蘇生]]したことになる。~
[[《リビングデッドの呼び声》]]で[[蘇生]]した[[モンスター]]を対象にした場合も同様であり、帰ってきた[[モンスター]]は[[破壊]]されない。~
なお、[[《リビングデッドの呼び声》]]自体は無意味に[[フィールド]]に残り続ける。~
[[《六芒星の呪縛》]]の場合でも関係が断ち切られ、[[《六芒星の呪縛》]]が無意味に[[フィールド]]に残り続ける。

-ワームホールとは、離れた場所にある2つの空間を「空間を捻じ曲げる」ことによってつなぐとされる空間のことをさす。~
その性質から、「空間の虫食い穴」として命名された。~
[[ブラック・ホール>《ブラック・ホール》]]や[[ホワイト・ホール>《ホワイト・ホール》]]と基本概念は同じだが、1点ではなく2点を歪める点で一線を画している。~
これを利用することで、離れた場所との距離を0にすることによる空間の移動のほか、時間をも捻じ曲げることができるとされている。~
なお、この[[カードの効果]]は、「[[対象]][[モンスター]]の時空間を次の[[スタンバイフェイズ]]へ捻じ曲げる」という意味合いであると思われる。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメオリジナル「乃亜編」の「本田&御伽&静香vsビッグ4(大田)」戦において御伽が使用。~
[[機械族]]になった[[《闇の暗殺者》]]を[[フィールド]]から離し、[[《機械王》]]の[[攻撃力]]を下げた。~
このおかげでその後に召喚された太田の[[《パーフェクト機械王》]]の攻撃によって御伽のライフが0になるのを防ぐことができた。~
次の御伽の[[ターン]]に回るまでに[[デュエル]]が終了したため、[[フィールド]]に戻る[[効果]]は見られなかった。~

--「KCグランプリ編」の「遊戯vsレオン」戦では、[[イラスト]]と[[効果]]が類似した[[オリジナルカード]]《ワーム・スリップ》が登場している。~
その[[カード]]で[[除外]]されるのは次の[[相手]]の[[スタンバイフェイズ]]までだった。~

--アニメGXにおいて「十代vsツバインシュタイン」戦でツバインシュタインが使用。~
《魔界算術師ラプラス》を[[除外]]し[[ダメージ]]を与えた。~

--アニメ5D'sでは実物のワーム・ホールが登場した。

**関連カード [#na809226]
-[[《ブラック・ホール》]]
-[[《ホワイト・ホール》]]

-[[《フューチャー・ヴィジョン》]]

-[[《亜空間物質転送装置》]]

**収録パック等 [#o1cca69c]
-[[BEGINNER'S EDITION 1(第7期)]] BE01-JP156
-[[BEGINNER'S EDITION 1]] BE1-JP183
-[[DUELIST LEGACY Volume.3]] DL3-016
-[[Thousand Eyes Bible −千眼の魔術書−]] TB-19 &size(10){[[Rare]]};
-[[STRUCTURE DECK−ペガサス・J・クロフォード編−]] PE-48

**FAQ [#x23f65de]
Q:この[[効果]]で[[除外]]した[[モンスター]]を、別の[[カードの効果]]で[[特殊召喚]]した場合どうなりますか?~
A:この[[カードの効果]]が打ち切られ、その[[モンスターカードゾーン]]も使用できるようになります。

Q:[[《精神操作》]]等で一時的にコントロールを奪ったモンスターを除外した場合、戻って来たモンスターのコントロールはどちらが得ますか?~
A:[[エンドフェイズ]]に[[コントロール]]が戻るため、[[相手]]が[[コントロール]]を得ます。~
  次の[[自分]]の[[スタンバイフェイズ]]に、[[除外]]した[[モンスター]]を相手の場に戻します。(10/08/29)~

Q:この[[カード]]に[[《エネミーコントローラー》]]を[[チェーン]]され、[[対象]][[モンスター]]の[[コントロール]]が相手に移った場合、[[対象]][[モンスター]]は[[除外]]されますか?~
A:いいえ、[[効果解決時]]に対象が自分[[フィールド]]上に存在しない場合、[[除外]]されません。(12/04/19)