*《ワイトキング/King of the Skull Servants》 [#xf841518]
 効果モンスター
 星1/闇属性/アンデット族/攻   ?/守   0
 このカードの元々の攻撃力は、自分の墓地に存在する「ワイトキング」
 「ワイト」の数×1000ポイントの数値になる。
 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
 自分の墓地の「ワイトキング」または「ワイト」1体を
 ゲームから除外する事で、このカードを特殊召喚する。

 [[THE LOST MILLENNIUM]]で登場した[[闇属性]]・[[アンデット族]]の[[下級モンスター]]。~
 [[自分]]の[[墓地]]の《ワイトキング》と[[《ワイト》]]の数に比例して自身の[[攻撃力]]を変動する[[永続効果]]と、自身を[[墓地]]から[[特殊召喚]]する[[誘発効果]]を持つ。

 [[自分]]の[[墓地]]の[[《ワイト》]]・[[《ワイト夫人》]]・《ワイトキング》の数だけ[[攻撃力]]が上がるので、効率よく[[墓地]]を肥やしていきたい。~
 [[《魔導雑貨商人》]]や[[《手札抹殺》]]等を使い、豪快に[[墓地]]を肥やしていくのが基本。~
 [[《おろかな埋葬》]]・[[《連鎖破壊》]]も[[攻撃力]]増強に活用できる。~
 [[《ピラミッド・タートル》]]・[[《キラー・トマト》]]を使うほか、[[《ワイト》]]を[[手札コスト]]にするのも良い。~
 上手く該当[[モンスター]]8体を[[墓地に送る]]ことができれば、8000という驚異的な[[攻撃力]]を得られる。~
 [[攻撃力]]の幅が大きいのを活かし、[[ウイルス]][[カード]]の[[コスト]]にも出来る。~

 [[アンデット族]]であるので[[《馬頭鬼》]]や[[《生者の書−禁断の呪術−》]]等との相性も良い。~
 当然[[《ゾンビ・マスター》]]による[[墓地]]からの[[特殊召喚]]も容易である。~

 爆発的に[[攻撃力]]が伸ばせる[[レベル]]1であるため、[[《光学迷彩アーマー》]]・[[《レベル制限B地区》]]・[[《グラヴィティ・バインド−超重力の網−》]]との相性も非常に良い。~
 特に、[[《光学迷彩アーマー》]]を装備させれば[[1ターンキル]]になりうる。~
 相性の良い[[《ダブルアタック》]]を併用することで、[[攻撃力]]4000以上あれば[[1ターンキル]]可能である。~

 ただし、[[守備力]]は0であるため[[《地砕き》]]を回避しやすいが、[[《月の書》]]・[[《重力解除》]]等の[[表示形式]]変更[[効果]]にとても弱い。~
 だが、それ故に[[《悪夢再び》]]からの[[サルベージ]]や[[《ピラミッド・タートル》]]・[[《ゴブリンゾンビ》]]による[[サーチ]]が可能となっている。~
 類似[[効果]]の[[《カオス・ネクロマンサー》]]も併用すれば、[[フィニッシャー]]の数の面で厚みが出る。~
 弱点克服のために、[[《最終突撃命令》]]を仕込むのもいいだろう。~

 [[自己再生]][[効果]]を備えているが、[[発動]]させて有利な状況を作ることは難しい。~
 大きく育てば[[戦闘で破壊>戦闘破壊]]されることは少なくなり、[[効果]]で[[破壊]]されやすい。~
 せいぜいこの[[効果]]が役立つのは、[[相手]]に[[《オネスト》]]を使われた時ぐらいだろう。~
 また、育ちきらない半端なところで[[蘇生]]させても、[[除外]]されてしまった分、弱くなってしまう。~
 [[《収縮》]]を使われた時や、[[手札事故]]等で[[自分]]が不利な時等に[[戦闘ダメージ]]を回避するために使える。~
 [[手札事故]]は起こしやすくなるが、この時のために[[《異次元からの埋葬》]]等を投入するのも面白いか。~
 [[攻撃力]]8000に到達しても[[《エネミーコントローラー》]]には弱いのでその対策にもなるが、そもそも[[蘇生]]手段の豊富な[[アンデット族]]であるので、[[攻撃力]]を下げてまでこの[[カードの効果]]で[[蘇生]]させなくても、すぐに[[フィールド]]上に戻ってこれるだろう。

-[[テキスト]]の読み間違いに注意。~
「[[特殊召喚]]する」だけを見ると[[強制効果]]のように誤解するが、実際には[[レベルアップモンスター]]と同じく''[[任意効果]]''なので、無理にこの[[誘発効果]]を[[発動]]することはない。~
(これに関しては[[「する」と「できる」]]を参照) ~

-王の割には[[《ワイト》]]・[[《ワイト夫人》]]よりも[[元々の攻撃力・守備力>元々の攻撃力(守備力)]]と[[レベル]]が劣っている。~

-[[効果]]の範囲が[[《ワイト》]]と《ワイトキング》なら「『ワイト』と名の付く[[モンスター]]」で良かったのでは?と思うかもしれない。~
しかしそうした場合、[[《グレート・ホワイト》]]や[[《白い泥棒》]]、更には[[《青眼の白龍》]]まで「ワイト」になってしまう。~
[[カード名]]の制限は必然のものだったのだが、その所為で[[《ワイト夫人》]]のテキストは少々面倒なものになってしまった。~

-外見上は顎の形が違うだけで、[[《ワイト》]]との違いはほとんどない。~
[[リメイク]][[モンスター]]の一種とも捉えることができる。~
ただし、DS版ゲームの3Dモデルでは《ワイトキング》の方がかなり大きい。~

-原作・アニメにおいて―~
アニメGXの第157話において、デュエルディスクが読み込まなくなった[[カード]]の中に確認できる。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[エキスパート2006>ゲーム付属カード#r0b1b660]]」では[[自己再生]][[効果]]が[[強制効果]]になっている。~
これは[[自己再生]][[効果]]が[[強制効果]]であるという裁定が下っていた一時期の名残である。

-神話・伝承において―~
[[《ワイト》]]参照。~

**関連カード [#ba30cd8e]
-[[《ワイト》]]
-[[《ワイト夫人》]]
-[[《ワイトメア》]]
-[[《毒蛇王ヴェノミノン》]]
-[[《毒蛇神ヴェノミナーガ》]]

―《ワイトキング》の姿が見られる[[カード]]
-[[《エンジェル・リフト》]]
-[[《魔の取引》]]

―[[墓地]]の[[同名カード]]の数によって強化される[[カード]]
-[[《グラスファントム》]]
-[[《増幅する悪意》]]
-[[《チェイン・スラッシャー》]]
-[[《封魔の伝承者》]]
//-[[《ワイトキング》]]

-[[《神竜−エクセリオン》]]

-[[《ゴブリンのやりくり上手》]]
-[[《白衣の天使》]]
-[[《白兵戦》]]

**この[[カード]]を使用する代表的な[[デッキ]] [#rbc16be3]
-[[【ワイト】]]

**収録パック等 [#k316931f]
-[[THE LOST MILLENNIUM]] TLM-JP032
-[[EXPERT EDITION Volume.3]] EE3-JP212

**FAQ [#s0cc6365]
Q:2体の[[《ワイト》]]が[[墓地]]におり、[[攻撃力]]2000のときに[[《収縮》]]を[[発動]]されました。[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:半分の1000になります。~
 →[[元々の攻撃力(守備力)]]参照

Q:上記の例で[[攻撃力]]1000になった後、その[[ターン]]中さらにもう1体[[《ワイト》]]を[[墓地]]に増やしました。[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:この場合、再度計算しなおします。~
 まず、計3体が[[墓地]]に存在しているので「3×1000=3000」、さらにそれを半分にするので「3000÷2=1500」で[[攻撃力]]は1500となります。(09/08/08)

Q:[[墓地]]にある《ワイトキング》を[[《リミット・リバース》]]によって[[墓地]]から[[特殊召喚]]できますか?~
A:[[墓地]]では[[攻撃力]]が不確定な《ワイトキング》を[[特殊召喚]]することは出来ません。(08/03/28)

Q:[[フィールド]]上の《ワイトキング》(仮に[[墓地]]に《ワイト》が2体で[[攻撃力]]2000)を[[《エクトプラズマー》]]で[[生け贄に捧げる]]場合、[[相手]]に入る[[ダメージ]]はいくつですか?~
A:《ワイトキング》を[[生け贄に捧げる]]場合、[[攻撃力]]は0と扱われるので0[[ダメージ]]です。(08/03/28)