*《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン/Hundred-Eyes Dragon》 [#ud95bb7f]
 シンクロ・効果モンスター
 星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
 闇属性チューナー+チューナー以外の悪魔族モンスター1体以上
 1ターンに1度、自分の墓地に存在するレベル6以下の
 闇属性の効果モンスター1体をゲームから除外して発動する事ができる。
 このカードはこのターンのエンドフェイズ時まで、
 この効果を発動するためにゲームから除外した効果モンスターと
 同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
 また、このカードが破壊され墓地へ送られた時、
 自分のデッキから「地縛神」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
//英語名 http://yugioh.wikia.com/wiki/Hundred-Eyes_Dragon

 [[週刊少年ジャンプ(2009年36号) 付属カード>書籍付属カード#ba88fac6]]で登場した[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[シンクロモンスター]]。~
 [[自分]]の[[墓地]]に存在する[[レベル]]6以下の[[闇属性]]の[[効果モンスター]]1体をゲームから[[除外]]して、その[[モンスター]]をコピーする[[起動効果]]。~
 さらに[[破壊]]されて[[墓地へ送られた]]時に、[[地縛神]]を1体[[デッキ]]から[[サーチ]]する[[誘発効果]]を持つ。

 [[下級モンスター]]の組み合わせである[[レベル]]4+[[レベル]]4の場合、[[チューナー]]の選択肢が少ない。~
 レベル4で[[闇属性]]で[[悪魔族]]のチューナーでは[[《トラップ・イーター》]]のみしか存在しない。~
 非[[チューナー]]側の素材となる[[レベル]]4の[[悪魔族]][[モンスター]]だが、これもだいぶ候補が限られてくる。~
 [[《幻銃士》]]は自身だけでなく生み出す[[銃士トークン]]も[[レベル]]4なので、[[シンクロ召喚]]を狙いやすい。~
 [[レベル]]4以外の[[チューナー]]には[[《BF−疾風のゲイル》]]や[[《ゾンビキャリア》]]といった優秀な[[モンスター]]が存在するため問題はないが、その場合は別の[[シンクロ素材]]が複数展開か[[上級モンスター]]になるため、多少手間がかかる。~
 現実的なところでは[[《簡易融合》]]からの[[《バロックス》]]も手っ取り早く優秀な[[コンボ]]となる。~

 1つ目の[[効果]]は大体[[《ファントム・オブ・カオス》]]と同じである。~
 大きな違いは、[[攻撃力]]のコピーを行なわず、低[[攻撃力]][[モンスター]]をコピーしたとしても[[攻撃力]]3000の[[モンスター]]として活用することができる点である。~
 また、[[戦闘ダメージ]]も問題なく与えられるため、[[戦闘ダメージ]]を[[トリガー]]にする[[効果]]を使用できるなどの利点もある。~
 しかし、そのことで積極的にコピーする価値が出てきた[[モンスター]]が今のところ存在せず、実質コピー[[対象]]が広がったとは言いづらい。~
 また、[[レベル]]と[[属性]]に指定を掛けている点ではこの[[カード]]の評価を大幅に下げている。~
 コピーしたい強力無比な[[効果]]を持つ[[モンスター]]はほとんどが[[最上級モンスター]]であるからだ。~
 [[通常召喚]]を行わずに使用可能な[[《ファントム・オブ・カオス》]]と考える事もできるが[[シンクロ召喚]]する時点で大体は[[通常召喚]]するので大きな利点ではない。~

 2つ目の[[効果]]は、[[破壊された]]時に[[地縛神]]を[[サーチ]]する[[効果]]で、[[強制効果]]なので[[タイミングを逃す]]こともない。~
 但し[[強制効果]]なので、何も[[サーチ]]できない場合は[[相手]]に[[デッキ]]を[[確認]]させなくてはいけないという欠点があり[[相手]]にとっては絶対的な[[情報アドバンテージ]]になりかねない。~
 それを避けるためにわざわざ[[地縛神]]を採用すると、そちらが[[事故要因>手札事故]]になる可能性もあるため、使うのは少々難しい[[効果]]である。~
 [[フィールド魔法]]を投入しないのならば[[地縛神]]を[[手札コスト]]と割り切ってしまうのもありだろう。~
 [[デッキ]]に[[地縛神]]を採用せずに運用するならば、[[相手]]に与える[[情報アドバンテージ]]は何としても避けたい。~
 それなら、[[召喚条件]]が合いやすい[[《ダークエンド・ドラゴン》]]と使い分けたり、[[《月の書》]]・[[《魔のデッキ破壊ウイルス》]]等のカードで[[効果]]をできる限り回避したいところ。

 あえてこの[[効果]]の活用を狙う場合、[[シンクロ素材]]となる[[悪魔族]]・[[フィールド魔法]]・[[地縛神]]と、[[デッキ]]構成にかなりの制約を受ける事になる。~
 中でも特に辛いのは、[[フィールド魔法]]とこのカードの間にはこれといった[[シナジー]]が存在しない点である。~
 せいぜい[[闇属性]]全体を強化する[[《ダークゾーン》]]程度である。~
 このカードと[[悪魔族]]抜きに、直接[[地縛神]]と[[フィールド魔法]]の[[シナジー]]を考えた方がずっと安定するのだ。~

-[[効果解決時]]に[[墓地]]の[[モンスター]]を[[除外]]する[[《ファントム・オブ・カオス》]]と違い、この[[カード]]は[[発動]]時に[[コスト]]として[[除外]]するので、その[[効果]]に[[チェーン]]され[[《D.D.クロウ》]]や[[《転生の予言》]]などでコピーを妨害される心配はない。~

-下記のゲーム版[[効果]]からはOCGに際して変更されたが、[[インフェルニティ]]は全て[[闇属性]]であるためコピー対象として選択することは可能である。~
[[レベル]]の調整が必要になるが、[[デッキ]]が[[闇属性]]・[[悪魔族]]に偏り、豊富な[[蘇生]][[カード]]を有するお陰で[[シンクロ素材]]が確保しやすい[[【インフェルニティ】]]ならば、相応の活躍ができるだろう。~
ただし、アニメのように複数の[[効果]]を連続で繰り出すことはできず、[[除外]]するために[[蘇生]]豊富な[[インフェルニティ]]とはややアンチ[[シナジー]]となっている。~
しかし[[蘇生]]できない[[《インフェルニティ・ミラージュ》]]との相性は抜群であり、[[除外]]する事で[[帰還]]につなげる事が可能となる。~
また、[[エクストラデッキ]]にこの[[カード]]を複数枚採用しており、[[墓地]]に[[《インフェルニティ・デーモン》]]、[[《インフェルニティ・ネクロマンサー》]]、[[《インフェルニティ・リベンジャー》]]が存在していれば、墓地の[[《インフェルニティ・ミラージュ》]]の枚数だけ[[デッキ]]から[[インフェルニティ]]と名のついた[[カード]]を[[サーチ]]することが可能。~
+この[[カード]]で[[墓地]]の[[《インフェルニティ・ミラージュ》]]の[[効果]]をコピーし、[[《インフェルニティ・ネクロマンサー》]]の[[効果]]を含めて上記3体の[[インフェルニティ]]を[[特殊召喚]]し、[[《インフェルニティ・デーモン》]]の[[サーチ]][[効果]]を使う。~
+上記3体を[[シンクロ]]し、再びこの[[カード]]を[[シンクロ召喚]]する。~
+1.に戻る。~
ループ終了後は任意の[[シンクロモンスター]]を場に残すことができるため、[[《インフェルニティ・ブレイク》]]を複数枚[[サーチ]]しておけばその後の展開が非常に有利になる。~
[[シンクロ召喚]]した《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》はすぐに[[リリース]]することになるため、[[除去]]されない限り[[デッキ]]を確認される心配がないのもポイント。~
この[[カード]]を1枚しか採用していない場合でも、[[レベル]]8の[[シンクロ召喚]]を行う際はこの[[カード]]を経由してから目的の[[シンクロモンスター]]を召喚しても損はないだろう。~

-[[イラスト]]を見ると判るが、この[[モンスター]]は[[カード名]]に反し目が合計で100個以上ある。~
この点において、[[《千眼の邪教神》]]とは逆である。

-原作・アニメにおいて―~
アニメ5D'sの「遊星vs鬼柳」(1戦目、2戦目)において鬼柳が使用。~
アニメでは[[レベル]]−8のダークシンクロモンスター([[シンクロモンスター]]参照)だった。~
ダーク[[シンクロモンスター]]の共通の部分を除いたアニメでの[[テキスト]]は以下の通り。~
 ダークシンクロ・効果モンスター
 星−8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
 このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する場合、
 自分の墓地の闇属性モンスターのモンスター効果を得る。
 このカードが破壊され墓地へ送られた時、
 自分のデッキからカードを1枚選択して手札に加える。
どちらの[[デュエル]]でも《&ruby(ダークチューナー){DT}; ナイトメア・ハンド》と[[《インフェルニティ・ドワーフ》]]をダーク[[シンクロ素材]]としてダーク[[シンクロ召喚]]される。~
[[墓地]]の[[インフェルニティ]]の[[モンスター効果]]を一度に使用する「ハンドレス[[コンボ]]」により遊星を苦しめた。~
「遊星vs鬼柳」(1戦目)では[[《ハイパー・シンクロン》]]によって[[強化]]された[[《スターダスト・ドラゴン》]]に、「遊星vs鬼柳」(2戦目)では[[罠カード]]《シンクロ・ストライカー・ユニット》によって[[強化]]された[[《ジャンク・ウォリアー》]]に[[戦闘破壊]]され、どちらの[[デュエル]]でも[[《地縛神 Ccapac Apu》]]を[[手札]]に加えた。~
[[攻撃]]名は「インフィニティ・サイト・ストリーム」。

--ダーク[[シンクロ召喚]]の際の台詞は「漆黒の帳下りし時、冥府の瞳は開かれる。舞い降りろ闇よ!ダーク[[シンクロ>シンクロ召喚]]!いでよ、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》!」~
---口上にも出てくるだけあって[[《漆黒のトバリ》]]との相性はなかなかよい。~

--[[イラスト]]では全ての目が開いた状態であるが、アニメでは頭に付いた一つ以外の全ての目が閉じた状態だった。~
また、[[墓地]]の[[モンスター効果]]を得る際、普段は閉じている目が全て開き、一番大きい目にその[[モンスター]]の姿が映し出された後、全ての目が紫色に光る演出があった。~

-コナミのゲーム作品において―~
[[TAG FORCE4>ゲーム付属カード#f08ef23e]]では、[[ダークシンクロモンスター>シンクロモンスター]]として[[オリジナルカード]]で収録される。~
続く[[TAG FORCE5>ゲーム付属カード#t253175a]]では、OCG版と[[オリジナルカード]]版が同時収録された。~
ゲーム内での効果は以下の通り。
 ダークシンクロ・効果モンスター
 星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
 チューナー以外のモンスター1体−ダークチューナー
 このカードはシンクロ素材とするチューナー以外のモンスター1体のレベルから
 ダークチューナーのレベルを引き、
 その数値が−8に等しい場合のみ、シンクロ召喚する事ができる。
 このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
 自分の墓地に存在する全ての「インフェルニティ」と名のついた
 モンスターと同じ効果を得る。
 フィールド上に存在するこのカードが破壊された場合、
 自分のデッキからカード1枚を選択して手札に加える。
[[オリジナルカード]]版はアニメとほぼ同じ[[効果]]だが、コピーできる[[対象]]が[[インフェルニティ]]に限定されている。~
ただし、複数存在する場合全ての[[効果]]を得られる。~
--[[TAG FORCE5>ゲーム付属カード#t253175a]]では鬼柳がOCG版を使用しており、[[シンクロ召喚]]時、および[[攻撃]]時に専用の台詞が存在する。~
[[シンクロ召喚]]の際の台詞は「地獄と煉獄がゼロへと鎖す時、無限の定めより死神は蘇る![[シンクロ召喚]]!その目に映るのは生か死か。いでよ、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》!」~

//-神話・伝承において―~

**関連カード [#w70204b3]
-[[地縛神]]

-[[《ファントム・オブ・カオス》]]

-[[《栄誉の贄》]]

―元ダークシンクロモンスター
-[[《猿魔王ゼーマン》]]
-[[《漆黒のズムウォルト》]]
-[[《ダーク・フラット・トップ》]]
-[[《地底のアラクネー》]]
-[[《月影龍クイラ》]]
-[[《氷結のフィッツジェラルド》]]

//―《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

**収録パック等 [#b4612043]
-[[週刊少年ジャンプ(2009年36号) 付属カード>書籍付属カード#ba88fac6]] WJMP-JP013 &size(10){[[Ultra]]};

**FAQ [#u8880854]
Q:[[効果]]分類は何ですか?~
A:「[[効果]]を得る」[[効果]]は[[起動効果]]、[[地縛神]]を[[手札]]に[[加える]]のは[[誘発効果]]です。(09/08/03)

Q:「[[墓地]]で[[発動]]する[[効果]]」を複製した場合、それは有効ですか?~
A:[[フィールド]]を[[離れた>離れる]]時点で、得た[[効果]]は失われます。(09/08/03)

Q:[[《霊魂消滅》]]で、[[フィールド]]上の[[モンスター]]を[[除外]]できますか?~
A:できます。(09/09/13)

Q:[[《カオス・ネクロマンサー》]](「[[攻撃力]]は〜〜になる」扱い)を複製した場合、[[攻撃力]]は「3000+[[墓地]]の[[モンスター]]数×300」になりますか?~
A:[[攻撃力]]は「[[墓地]]の[[モンスター]]数×300」になります。(09/08/03)

Q:[[《ダーク・ヴァルキリア》]]を複製した場合、[[再度召喚]]することはできますか?~
A:[[《ダーク・ヴァルキリア》]]は[[墓地]]では[[通常モンスター]]扱いとなるため、《ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン》の[[効果]]の[[対象]]として[[墓地]]から[[除外]]する事はできません。(09/08/05)~
[[《冥界の魔王 ハ・デス》]]等に[[戦闘破壊]]され、[[効果モンスター]]扱いとして[[墓地]]に存在する[[《ダーク・ヴァルキリア》]]を複製した場合は[[通常モンスター]]として扱う[[効果]]をコピーできますが、[[再度召喚]]はできません。(10/08/06)

Q:[[《剣闘獣ガイザレス》]]を複製しました。~
  この[[ターン]][[戦闘]]を行い、その[[バトルフェイズ]]終了時、このカードを[[エクストラデッキ]]に戻し[[デッキ]]から[[剣闘獣]]2体を[[特殊召喚]]することが出来ますか?~
A:はい、[[特殊召喚]]できます。(09/09/24)

Q:[[《ファントム・オブ・カオス》]]をコピーし、さらにその[[《ファントム・オブ・カオス》]]の[[効果]]で[[《異次元の女戦士》]]の[[攻撃力]]と[[効果]]を得た場合、[[攻撃力]]はどうなりますか?~
A:[[《異次元の女戦士》]]の[[攻撃力]]をコピーするので、[[攻撃力]]は1500になります。(10/06/30)

Q:[[《ファントム・オブ・カオス》]]をコピーし、さらにその[[《ファントム・オブ・カオス》]]の[[効果]]で[[《スターダスト・ドラゴン》]]を選択しました。~
  その状態で[[《バスター・モード》]]を[[発動]]し、[[《スターダスト・ドラゴン/バスター》]]を[[特殊召喚]]できますか?~
A:可能です。(09/08/07)

Q:[[《疫病狼》]]の[[効果]]を得て[[元々の攻撃力]]を倍にした場合、[[エンドフェイズ]]時にこの[[カード]]は[[破壊]]されますか?~
A:[[プレイヤー]]の任意のタイミングで先に[[モンスター]]をコピーする[[効果]]が解除するか[[《疫病狼》]]の[[効果]]を[[適用]]して[[破壊]]するか選ぶことができ、[[破壊]]させない事もできます。(10/06/26)~

Q:[[《インヴェルズ・モース》]]の[[効果]]のような、この[[カード]]が使えない[[効果]]を得る事は可能ですか?~
A:可能です。(10/09/08)

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