*《ヴァレルコード・ドラゴン》 [#top]
 リンク・効果モンスター
 リンク3/闇属性/ドラゴン族/攻2500
 【リンクマーカー:上/左下/右下】
 効果モンスター2体以上
 このカード名の(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
 (1):リンクモンスターのリンク先のこのカードは効果では破壊されない。
 (2):モンスター3体を素材としてリンク召喚したこのカードが
 相手モンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動できる。
 フィールドのモンスターを全て破壊する。
 (3):墓地のこのカードを除外して発動できる。
 フィールドの攻撃力3000以上の闇属性モンスター1体を選んで除外し、
 自分のEXデッキ・墓地から「トポロジック」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
//英語名未表記カード 英語名を表記したらこの部分は削除
//ソース:https://www.youtube.com/watch?v=ir0W6Bzh9Cs

 [[BURST OF DESTINY]]で登場する[[闇属性]]・[[ドラゴン族]]の[[リンクモンスター]]。~
 [[リンクモンスター]]の[[リンク先]]に存在する自身が[[効果破壊]][[耐性]]を得る[[効果]]、3体素材で[[リンク召喚]]した場合に[[ダメージステップ開始時]]に[[全体除去]]を行える[[効果]]、[[墓地]]から[[除外]]する事で[[攻撃力]]3000以上の[[闇属性]]を[[除外]]し、[[トポロジック]]を[[特殊召喚]]できる[[効果]]を持つ。~

 [[リンク]]2+任意の[[効果モンスター]]でも出せなくはないが、(2)を狙う場合は3体での[[リンク召喚]]が求められる。~
 加えて、(1)(2)の[[コンボ]]で自身の維持まで狙うとなると最低でももう1体の[[リンクモンスター]]が求められるため、相応の展開力は必要。~
 [[エクストラデッキ]]は圧迫するが、[[トークン]]を[[リンク]]1に変換する等の工夫をすれば消費を抑えて出せる。~

 (1)は[[リンク先]]に存在する場合での[[効果破壊]][[耐性]]。~
 場持ちが向上し(2)の[[全体除去]]時にも自身だけ生存できるようになる。~
 ただし、自身の[[リンクマーカー]]と適用条件が微妙に噛み合っておらず、[[メインモンスターゾーン]]に出すとこのカードの[[リンクマーカー]]が活きず、[[エクストラモンスターゾーン]]に出すと持つ[[リンクモンスター]]の少ない右上・左上の[[リンクマーカー]]を要求されるため、無理に適用しようとするとかえって[[ディスアドバンテージ]]を招くこともある。~
 そもそも、[[リンク]]3のこの[[カード]]に加えてもう1体[[リンクモンスター]]を出せる状況なら、そのまま[[リンク]]4以上のより強力な切り札を出した方が良い場合も多い。~
 [[破壊]]以外の[[除去]]も蔓延している環境であるため、状況に応じて狙う程度で良いだろう。~


 (2)は[[ダメージステップ開始時]]の[[全体除去]]。~
 [[自分]]の[[モンスター]]も[[破壊]]してしまうため、その後に総[[攻撃]]を仕掛けるようなことはできない。~
 (1)が[[適用]]されていれば自身は生存するものの、既に[[ダメージステップ]]に入っているため[[バトルステップの巻き戻し]]は発生せず、[[全体除去]]から[[直接攻撃]]ということはできない。~

 (3)は[[攻撃力]]3000以上の[[闇属性]]を[[除外]]し、[[トポロジック]]を[[特殊召喚]]する[[効果]]。~
 [[除外]]する[[モンスター]]は[[相手]][[フィールド]]からも選べるため、[[相手]]が条件に合う[[モンスター]]を[[コントロール]]していれば2体分の[[ボード・アドバンテージ]]を稼げる。~
 自身の[[モンスター]]を[[除外]]する場合、[[攻撃力]]のある[[モンスター]]が必要となるため、如何に[[モンスター]]を捻出するかが重要となる。~
 [[特殊召喚]]して[[効果]]を使った[[《混源龍レヴィオニア》]]なら[[攻撃]]できないため[[除外]]しても惜しくはないだろう。~
 [[特殊召喚]]した[[《混沌魔龍 カオス・ルーラー》]]も[[エクシーズ召喚]]の素材にしなければ場から離れると[[除外]]されるため適している。~
 [[特殊召喚]]先の[[トポロジック]]は[[全体除去]][[効果]]を持っており状況に合わせて選択できる。~
 ただ、適した[[モンスター]]を用意しつつ、さらにこの[[カード]]を[[墓地に送る]]、というのは相応の手間がかかる。~
 これらの条件を整える手間を使って、直接切り札を用意した方が手軽である場合が多く、また選択肢も幅広い。~
 なお[[リンク召喚]]扱いではないため、[[エクストラデッキ]]から[[《トポロジック・ゼロヴォロス》]]を[[特殊召喚]]した場合、あちらの(3)は[[適用]]できない。~

 どの[[効果]]も条件の難しさの割に強力とは言い切れず、小回りの効かなさや使いにくさが目立つ。~
 ただし、(3)の[[効果]]で[[相手]]の[[モンスター]]を[[除外]]出来るなら一気に[[アドバンテージ]]を稼げる強力な[[カード]]と成り得るので、環境に合わせた[[メタカード]]としての扱いが主となるか。


-デザインとしては、高[[リンク]]の[[ヴァレル]]が[[トポロジック]]の系譜の意匠を身に纏っている。~
名前の由来は[[リンク]]4[[ヴァレル]]の《ヴァレル○ード・ドラゴン》+[[トポロジック]][[リンクモンスター]]の多くが持つ[[攻撃]]名「○○の××コード」だろう。~
(2)の[[全体除去]]は[[トポロジック]]の持つ共通要素を意識したものと思われるが、[[強制効果]]の[[トポロジック]]とは異なりこちらは[[任意効果]]である。~
--また、ライバル関係であった遊作/Playmakerの愛用する[[コード・トーカー]]とも掛けた名前とも言える。~
特にPlaymakerの切り札である[[《デコード・トーカー》]]とは、[[リンク]]数・[[リンク素材]]の[[縛り]]・[[リンクマーカー]]の向き・[[属性]]が同じである。~

-[[BURST OF DESTINY]]のCMやポスターでは、『閉ざされし世界を導く我が暴風!リンク召喚!現れろ!「ヴァレルコード・ドラゴン」!!』と[[召喚]]口上が公開されている。~
口上前半部分はアニメVRAINSにおける[[リンク]]4[[ヴァレル]]の[[召喚]]口上を意識した文章である。~
また、後述の「遊戯王OCGタイムズ」で紹介された際には、[[攻撃]]名が「終点のヴァレル・エンクリプト」、(2)の[[効果]]名が「ラスタライズ・ヴァレット」と明かされている。~
「エンクリプト(encipher)」とは暗号化の意味でデータを正規の権限のない人が読めないように、一定の計算手順に基いて元の状態が容易に推定できない形に変換すること。~
一方の「ラスタライズ」はパス等の複雑なデータや重いリンク画像・埋め込み画像を「ビットマップ画像」へ変換する処理の事である。~

-公式から[[カード]]情報が公開される場合、ブースターパックの看板[[モンスター]]は初期の段階で明かされるのが通常なのだが、この[[カード]]は発売8日前と、かなり遅い公開であった。~
この点は情報初公開となった公式動画「遊戯王OCGタイムズ」でも「看板[[モンスター]]がまだ情報が明らかになってないのは珍しい」と言及されている。~
同動画はアニメVRAINSで鴻上了見/リボルバーを担当した武内駿輔氏がゲストに招かれており、それに合わせたのだろう。~

//-原作・アニメにおいて―~

//-コナミのゲーム作品において―~

**関連カード [#card]
-[[ヴァレル]]

-[[トポロジック]]

//―《ヴァレルコード・ドラゴン》の姿が見られる[[カード]]
//他のカードにこのカードのイラストが含まれている場合、そのカードをリンク

//**このカードを使用する代表的なデッキ [#deck]
//-[[【】]]

**収録パック等 [#pack]
-[[BURST OF DESTINY]] BODE-JP050 &size(10){[[Ultra]],[[Ultimate]],[[Secret]],[[Prismatic Secret>Secret#PS]]};

//**FAQ [#faq]
//***(1)の効果について [#faq1]
//Q:~
//A:

//質問だけの投稿は禁止。ここは「質問と、それに対する事務局の回答」の両方を同時に記述する項目です。
//記述する場合、「事務局に電話で回答をもらった日付」「回答メールに記載された日付」「公式データベースに回答が掲載された日付」のいずれかを(05/01/01)のような形式でA:の最後に追加してください。
//未発売カードに限り、『A:(発売をお待ちください)』とセットでコメントアウトに質問を残すことが可能です。
//ルールやカードの処理等についての質問は、公式サイトの「遊戯王カードデータベース」で調べるか、ルール質問BBSを利用してください。
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