《ヴァンパイア・キラー》 †
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1600/守1600
このカードが闇属性モンスターと戦闘を行う場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。
SHADOW SPECTERSで登場する闇属性・戦士族の下級モンスター。
《A・O・J カタストル》・《A・O・J コアデストロイ》の闇属性版の効果を持つ。
類似モンスターと同様、このカードも闇属性相手なら問答無用で破壊ができる。
闇属性の使用率もそれなりに高く、効果が使える状況は少なくないだろう。
同じ闇属性を除去できるモンスターには攻撃宣言をせず破壊でき、攻撃力が高い《A・ジェネクス・ドゥルダーク》もいる。
こちらは相手ターンでも力を発揮でき、闇属性中心のデッキには刺さる。
また、《増援》等を使用できる戦士族であり、《H−C エクスカリバー》等の素材にもできる。
その点、【戦士族】では採用してもいいだろう。
だが、闇属性以外には何の力も発揮しせず、エクシーズ召喚等で簡単に突破されやすいのも事実である。
《ダーク・アームド・ドラゴン》等を始め、効果の除去が得意な闇属性も元々多い為、【闇属性】相手でも長居をさせるのは得策ではない。
上記の通りシンクロ素材やエクシーズ素材には有効なので、役目を果たしたのなら後続に繋げるのも意識したい。
- コナミのゲーム作品において―
元ネタは、KONAMIのゲーム「悪魔城ドラキュラ」シリーズに登場する「ベルモンド族」及び「モリス家」だろう。
ベルモンド族は、百年に一度復活するドラキュラを代々「聖なる鞭」で討伐してきた一族であり、モリス家はその聖なる鞭を一時的に受け継いだ一族である。
ドラキュラと一族の戦いは何世紀にも渡って続いたが、最終的にはベルモンド族の1人ユリウスが1999年にドラキュラを完全に滅ぼした。
- この「ヴァンパイア・キラー」の名前は、悪魔城シリーズ代表曲の名前や、上記のモリス家の1人ジョニーが活躍するゲームの名前にもなっている。
なお、本来「ヴァンパイア・キラー」は上記の聖なる鞭のことを指し、この使い手を含めヴァンパイアを倒す者は「ヴァンパイア・ハンター」と呼ばれている。
- ヴァンパイア・キラーは闇の力に対抗する為の聖なる力を持つ鞭であり、自身が闇属性なのはやはり疑問符が付く。
ただ、ヴァンパイア・キラーはヴァンパイアに限らずあらゆる者に対して凄まじい破壊力を発揮する鞭でもあり、その力は受け継いだモリス家にすらも影響を与えた。
元々の持ち主であるベルモンド家も、その鞭の力の影響を全く受けない程の並外れた力を持ち、その強さ故ににかつては人々に恐れる存在でもあった。
ベルモンド家の力が逆にドラキュラ側に利用される事もあり、これらの点を考慮すれば闇属性なのも間違ってるとは言い切れないかもしれない。
関連カード †
収録パック等 †